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しまえるシューマッハのブログ一覧

2020年09月17日 イイね!

NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース観戦記!

NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース観戦記!









こんにちは~

先々週末は富士スピードウェイで行われたスーパー耐久第1戦 "NAPAC 富士 SUPER TEC 24時間レース"を観戦に行ってきました!
(久々のモータースポーツイベント観戦記で長編となっています。お時間の許すときにお楽しみくださいm(_ _)m)

昨年は"IGTC Suzuka 10h"に"Super GT × DTM交流戦"などワールドクラスのレースを観戦できた1年でしたが、今年は例のテレビウイルスコロちゃんのせいで、日本への出入国制限の厳格化によって世界選手権格式のモータースポーツイベントは軒並み中止となってしまいました・・・T_T;

国内選手権も大混乱で"Super GT"は7月から開幕しているものの無観客でのレースが続いています。

そんな中、"スーパー耐久シリーズ"の第1戦として開催された"NAPAC 富士 SUPER TEC 24h"は、政府の要請するイベント人数制限5000人規定に合わせて、晴れて観客を入れてのモータースポーツイベント開催となりました。

今年はもう世界選手権格式のレースを国内で観戦するのは不可能ということや、みん友で大学時代の後輩のkimu_ninetyくんからも誘われていたこともあり、観戦に行くことにしました~

2020.9/5(土) 早朝
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東北道を一路、富士スピードウェイを目指します。
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圏央道経由で、
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サクッと富士スピードウェイに到着!!

kimu_ninetyくんは友人H君と、今年新車で購入した"スイフト スポーツ"にキャンプ道具一式を満載して24h観戦本気組の様相を呈していました^^;

そんな訳でFuji 24hは初回から観戦しているベテランのkimu_ninetyくんにお任せでダンロップコーナー横に陣取って観戦スタートです!

通常のレースであれば、土曜日は予選で日曜日に決勝となるので、土曜日はマッタリできるのですが、24時間耐久レースは土曜日に決勝がスタートするので気が抜けません。
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スタートを観戦するべくグランドスタンドにやってきました!
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ちょうど眼下には、WRカーのノウハウを使って鳴り物入りで登場した"GRヤリス"とMORIZOこと豊田章男社長にインタビューしようとしているリポーターの井澤エイミーがいました~

スーパー耐久シリーズは、元々は"N1耐久シリーズ"が基になっており、"N1"つまり改造範囲の狭い市販車ベースの車両たちによるレースでしたが、現在はSRO(ステファン・ラテル オーガニゼーション)の提案により世界的に大ヒットした"GT3"車両、及び"GT4"車両、そしてWTCRでお馴染みの"TCR"車両が認可され、全8クラスが混走するレースとなっています。

スターティンググリッド上位は当然GT3車両の5台が独占しています↓
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GT3車両に続くのは、その下位クラスに当たるGT4車両となるのが順当ですが市販車改造クラスST-1の"GR SUPRA"がGT4クラスより速い5位に付けていますね。

この辺りがFIA規格のGT3→GT4→TCRと旧来からのST-1→ST-2→ST-3→ST-4→ST-5といった2体系のカテゴリーが入り乱れたスーパー耐久シリーズの面白いところですね。

個人的に気になる車両は、この↓"Porsche Cayman GT4"の2台。
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#19の"BRP★SUNRISE-Blvd718GT4MR"の方はFIA規格の"GT4"クラスからのエントリーで、#12の"FMR Porsche Cayman GT4"の方はスーパー耐久規格の"ST-1"クラスからエントリーされています。
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#19の"Cayman GT4"はニュルブルクリンク24hの名門ガレージにしてポルシェのスペシャリストとして名高い"Manthey-Racing(マンタイレーシング)"が手掛けた"GT4"車両であるのに対して、#12の"Cayman GT4"はポルシェのワンメイクレースシリーズ"ポルシェ スプリント チャレンジ"に出場している車両で昔風に言うならば"Cupカー"と言ったところでしょうか。
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FIA-GT3の生みの親であるステファン・ラテルは、各メーカーが独自に実施しているワンメイクレース用の車両をベースに、アマチュアドライバー向けの新たなGTカーカテゴリーを設立するという構想でGT3規格を立ち上げました。

しかし、予想を上回る勢いでスマッシュヒットを飛ばしたFIA-GT3規格は、世界中の国内GT選手権に次々と採用されるにとどまらず、プロドライバー達がしのぎを削る世界選手権にまで採用されるようになりました。

その結果BoP(Balance of Performance=性能調整)があるとはいえ、メーカー間の性能競争による車両価格の高騰が続き、もはやアマチュアドライバーが手を出せるカテゴリーではなくなりつつある印象があります。

話が逸れましたが、そんな状況もあってGT3規格の下位にGT4規格が作られました。このPorsche Cayman GT4に見る"GT4"車両と"Cupカー"のあり方を見ると、今のところ"GT4"規格は、本来のGT3規格の狙いであった"アマチュアドライバー向けの新たなGTカーカテゴリー"を地で行っているように思います♪

午後3時、いよいよ2020年のFuji 24hが幕を開けました!
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まずはGT3,GT4,TCR,ST-1,ST-2,ST-3までのカテゴリーがローリングスタートでホームストレートを駆け抜けていきます。

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続いて"トヨタ86"などが参戦するST-4と1500cc以下のコンパクトカーが競うST-5がスタートしていきます。

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早速GT4クラスの"#500 5ZIGEN AMG GT4"と"#47 D'station Vantage GT4"がホームストレート上で火花を散らしています。

こちらはGT4カテゴリーの"#2 ケーズフロンティア SYNTIUM KTM"です。
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オーストリアの2輪車メーカー"KTM"が開発した4輪ロードカー"X-bow"をベースに製作した"GT4"車両です。ロードカーの"X-bow"は当初は"アリエルアトム"や"ルノースピダー"のようにフロントスクリーンすら持たないスパルタンなトラックレーサーのようなクルマでしたが、こちらはフロントスクリーンからルーフまでが一体になったキャノピーを装着して、まるで一昔前のGr.Cカーのようなスタイルが特徴的です。

スタート直後に"#81 DAISHIN GT3 GT-R"がピットイン。
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どうやらルーティーンのピットだったようで、慌てる様子もなくピットアウトしていきました~


こちらは4駆ターボモデルが犇めくST-2クラスにエントリーの"#59 DAMD MOTUL ED WRX STI"です。
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ST-2クラスは、ランエボvsインプ(今はもう"インプレッサ"って名前付かないけど・・・)対決が見物でしたが、今年は直列3気筒1.6Lターボで一見分が悪そうな"GRヤリス"も参戦してきて、なかなか見逃せないクラスでもあります。

こちらは最高峰FIA-GT3クラスに参戦の"#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3"です。
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国内のレーシングチームですが、カラーリングがニュル24hでお馴染みの"Manthey-Racing(マンタイレーシング)"などの欧州系の車両を彷彿とさせる色合いでカッコいいですね!
国内のレース車両も、もっとこんな感じのハイセンスなカラーリングが増えてくれると、観ている方も面白くて良いですよね~


しかしレースの方は、遥か遠く九州付近を通過中の台風10号の影響で雨が降ったりやんだりのあいにくの天気に翻弄されます。
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GRスープラコーナーに移動してきましたが、雨足が強くなりセーフティカーの導入です。
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ちょうどいいので、この間にどんどん気になった車両の紹介をしていきましょう!


#777 D'station Vantage GT3
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スーパーGTにも参戦しているD'station Racingが走らせる"Aston Martin Vantage GT3(アストンマーティン ヴァンテージ GT3)"です。パワーユニットはAMG製の4.0リッターのV型8気筒ツインターボチャージドエンジンを搭載しています。

#47 D'station Vantage GT4
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前述のGT3車両と一文字しか違いがないですが(笑)、その一文字が3か4かで車両の成り立ちが随分違います。こちらもD'station Racingが走らせる車両ですが、名前の通りGT4カテゴリーにエントリーしています。パワーユニットもAMG製4.0リッターのV型8気筒ツインターボチャージドエンジンを搭載しています。

このAston Martin Vantage(アストンマーティン ヴァンテージ)、スーパー耐久に参戦しているGT3 & GT4以外にもWEC(世界耐久選手権)向けに開発されたGTE(旧GT2)、そして昨年は"クラス1"規定のDTMにも参戦していたりと、現在最も仕様が豊富なGTカーといっても過言ではないですね^^;


#20 SS/YZ BMW
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BMWチューニングの名門StudieからFIA-GT4クラスにエントリーの"BMW M4 GT4"です。BMWはGTE向けには"M8"、GT3クラス向けには"M6"、そしてGT4クラス向けにはこの"M4"といった具合に参戦カテゴリーに合わせて車種を使い分けしています。パワーユニットは3.0リッター直列6気筒ツインターボチャージドエンジンを搭載しています。


#81 DAISHIN GT3 GT-R
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GT NET MOTOR SPORTからFIA-GT3クラスにエントリーの"NISSAN GT-R NISMO GT3(ニッサン GT-R ニスモ GT3)"です。今回は、かつてJGTCで"ダイシン シルビア"や"ダイシン アドバン フェラーリ(F430)"などに施されていた懐かしの"DAISHIN"カラーで参戦しています。パワーユニットは3.8リッターV型6気筒ツインターボチャージドエンジンを搭載しています。


#31 DENSO LEXUS RC F GT3
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aprからFIA-GT3クラスにエントリーの"LEXUS RC-F GT3(レクサス RC-F GT3)"です。パワーユニットは5.4リッターV型8気筒エンジンを搭載しています。

"LEXUS RC"ファミリーで考えると、今回のスーパー耐久には3種類の"RC"が異なるカテゴリーに出場しています。まずはGT3クラスに出場するこの"RC-F GT3"、ST-1クラスに出場する市販車ベースの"RC-F"、そしてST-3クラスには市販車ベースの"RC 350"がそれぞれ出場しています。


#28 ROOKIE Racing GR SUPRA
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ROOKIE RacingからST-1クラスにエントリーの"TOYOTA GR SUPRA(トヨタ GR スープラ)"です。パワーユニットはBMW製3.0リッター直列6気筒ツインターボチャージドエンジンが搭載されています。


#32 ROOKIE Racing GR YARIS
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前述のROOKIE RacingからST-2クラスにエントリーする"TOYOTA GR YARIS(トヨタ GR ヤリス)"です。"ヤリス"の前身"ヴィッツ"の時代からスーパー耐久にはST-5クラス参戦していましたが、"GRヤリス"で"4駆+ターボ"というWRC譲りの"チート"を使った結果、ランエボ & WRXがしのぎを削るST-2クラスに編入されることに。。。しかし予選でポールポジションを獲得するなど、なかなか侮れないパフォーマンスのようです。


#52 埼玉トヨペット GB クラウンRS
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埼玉トヨペットからST-3クラスにエントリーの"TOYOTA CROWN RS(トヨタ クラウン RS)"です。パワーユニットは2.0リッター直列4気筒ターボチャージドエンジンを搭載しています。昨年までは"マークX"でエントリーするなど、個性的な車種選択で話題を振りまいていた埼玉トヨペットですが、今年は何と"クラウン"を投入していました。日常生活では、クラウンの猛追など出来れば遭遇したくありませんが・・・サーキットでなら見てみたいかも^^;


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最高峰FIA-GT3クラスの"GT-R NISMO GT3"ともっとも下位のST-5クラスの"MAZDA Roadster(マツダ ロードスター)"の構図。こういった風景が楽しめるのも、幅広いカテゴリーが混走するスーパー耐久の魅力ですね!


ST-2クラスの異色同士の戦い。
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直列3気筒ターボ+4駆の"GRヤリス"と低燃費を生かしたディーゼルの"アクセラ SKY-D"。


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この後、再び雨足が強くなりセーフティーカーランとなったところで、kimu_ninetyくんのスイスポで御殿場市を抜けて"富士八景の湯"でひとっ風呂浴びてきました^^;

レースの方は午後7時半まで赤旗中断・・・

しかし、24時間耐久レースの醍醐味は、ニュル24hでもお馴染みのレース観戦しながらのBBQですね~
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あいにくクルマは走っていませんが・・・
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気分はもうニュル24hです♪


しかしニュル24h気分に酔いしれていたのも束の間、辺りはゲリラ豪雨の様相を呈してきて雷も凄いことになってきたので、BBQも赤旗中断です!笑
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雨雲レーダーで確認すると、赤いエリアがモロFSWを直撃していました!汗

しばしの中断の後、BBQも第二ヒート再開へ
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今度はレース車両も走っていて、まさにニュル24hの様です!


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コースサイドからBBQしつつレースを眺めるなんて、最高に至福のひと時ですね♪
正直言って、もうこの雰囲気さえあればレース展開などどうでもよくなります!爆

Fuji 24hの夜も更けてきたところで、グランドスタンドにやってきました~
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夜のホームストレートを疾走する"DAISHIN GT3 GT-R"
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カメラの限界か腕の問題か?(笑)、これがやっとなので流し撮りは諦めて・・・

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三脚を設置してシャッタースピードを長めにしてみました~^^;
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御殿場の夜景と流れるテールライト。

こちらは"#50 MAZDA ND Roadster"
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GT3クラスとの性能差が大きいST-5の車両には、リヤウインドウにグリーンの識別灯が設置されています。


再び雨足が強くなりホームストレートも池になってきたため、セーフティーカーが出動します。
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さっきまであんなにきれいに見えていた御殿場の夜景もすっかり霞んでしまいました。
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お休みなさい・・・(_ _ )zzZ


2020.9/6(日) 朝
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夜明け前の幻想的な写真を撮ろうと一度5時頃に目覚めたものの・・・ゲリラ豪雨だったので、なんだかんだで4度寝くらいして(笑)、遅めのお目覚めになりました^^;

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朝食は家から持参したホットサンドメーカーで作ったハム&チーズのホットサンドと、トマト&ブラウンマッシュルームのソテーで優雅なひと時を過ごしました~


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遅めの朝食をとり、しばしまどろんでいるとそろそろレースも終盤に差し掛かってきたのでGRスープラコーナーへ向かいました。

"Cupカー"の"Cayman GT4"も健在です。
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このチームは元F1ドライバーのMika Salo(ミカ・サロ)と息子のMax Salo(マックス・サロ)を起用して話題になっていました。


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残り3時間を切ってトップを走るのは"#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3"です。

トップのAMG GT3を追うのは"#31 DENSO LEXUS RC F GT3"。
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"Aston Martin Vantage GT3"や"AMG GT3"、"GT-R NISMO GT3"勢の陰に隠れて、あまり存在感のなかった"RC F GT3"ですが、堅実な走りで気がつけば2位を走行しています。

やはりGRスープラコーナーは、低速でマシンとの距離も近いので撮影しやすいですね~
天気が良ければ、夜の内に色々と周って写真撮りたかったのですが、あいにくの天気だったので、今回はほぼグランドスタンドとGRスープラコーナーしか行ってないですね^^;

#65 REBELLION Mars Audi RS3 LMS
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今回TCRクラスは"Audi RS3 LMS"と"HONDA FK7(シビック)"の2車種だけと、ちょっと寂しいラインナップでした。こちらの"RS3 LMS"は、WECでお馴染みのスイスの時計メーカー"REBELLION(レベリオン)"がスポンサードする1台です。


#39 5ZIGEN WINMAX RC 350 TWS
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この車両は"RC F GT3"でも市販ハイパフォーマンスモデルの"RC F"でもない"RC 350"です。"LEXUS RC"ファミリーの中では"RC F"を除いたレギュラーラインナップのガソリンモデルの上位グレードという位置づけです。このグレードがST-3クラスにベストマッチングということなのですが、なかなか面白い車種選択ですね。


ナイトセッションで後方からの識別が圧倒的にし易かった"GT-R NISMO GT3"
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やはり"GT-R"は、いつの時代もリヤビューがカッコイイですね。


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いよいよレースも残りわずかになってきたので、最後はやっぱりグランドスタンドでゴールを見届けたいですよね!

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午後3時、長かった24hレースが幕を閉じました。


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"#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3"が今年のFuji 24hを征しました!



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惜しくもゴール目前に"#2 ケーズフロンティア SYNTIUM KTM"が、13コーナーで炎上するアクシデントもありました。


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各クラスの優勝マシンがホームストレート上に並びます。
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ST-2クラスは"#32 ROOKIE Racing GR YARIS"がクラス優勝した模様です。


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以下、GT4クラスは"#3 ENDLESS AMG GT4"、ST-5クラスは"#37 DXL ワコーズNOPROデミオSKY-D"、ST-3クラスは"#52 埼玉トヨペット GB クラウンRS"、ST-1クラスは"#28 ROOKIE Racing GR SUPRA"が、それぞれクラス優勝を飾っています。


レース終了と同時にまたもや雨足が強くなってきて、表彰式が遅れに遅れます・・・
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表彰式はソーシャルディスタンスを意識してか、移動式の広大な表彰台をホームストレートに配置して行われました~^^;

最高峰FIA-GT3クラスは、
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1位:#888 HIRIX GOOD DAY RACING AMG GT3
2位:#31 DENSO LEXUS RC F GT3
3位:#81 DAISHIN GT3 GT-R



FIA-GT4クラスは、
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1位:#3 ENDLESS AMG GT4
2位:#20 SS/YZ BMW
3位:#47 D'station Vantage GT4



FTA-TCRクラスは、
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1位:#22 WAIMARAMA KIZUNA Audi RS 3 LMS
2位:#290 F・Link Home CIVIC TCR
3位:#65 REBELLION Mars Audi RS 3 LMS


となっています。


まだまだ色々と大変な時期に、こうして観客を入れてのレース開催を実現してくれたスーパー耐久シリーズの運営には、ホントに頭が下がる思いです。

"人と会う"というこれまでは当たり前だったことが、こんなに贅沢なことになってしまったのかという実感と共に、複雑な思いの残る2020年のFuji 24h観戦でした。
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最後にFuji 24h観戦に誘ってくれたkimu_ninetyくん、ありがとう!
とても楽しいひと時でした♪

今週末はFuji 24hの余韻に浸りながら、Le Mans 24hをテレビ観戦したいと思います♪


Posted at 2020/09/18 01:00:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | モータースポーツイベント | クルマ
2017年10月23日 イイね!

WEC 6 hours of Fuji 2017観戦記(後編)

WEC 6 hours of Fuji 2017観戦記(後編)










前回に引き続き、“WEC 6 hours of Fuji 2017”のレポートをお送りします!

前回をご覧になりたい方は↓
https://minkara.carview.co.jp/userid/1499353/blog/40617321/

2017.10/15(日)

一夜明けて、決勝当日。

雨です。。

うさぎ㌘の“912/6”と、富士スピードウェイに到着しました。

耐久レースの朝は早く、11時には決勝レースがスタートするので、ピットウォークは8:30から始まります。

昨日のうちに、お目当てのポルシェLMPチーム #2号車は貰っていたので、今日はポルシェGTチーム #91号車のピットに並びます。

LMPチームと比べると、平和的な列です。

マコヴィッキィとリーツにサインをもらいました!
マコヴィッキィの前に“Porsche Motorsport”のストラップが置いてあったので、「Can I take it ?」って聞いたら、日本語で「どうぞ!」って言われました^^;


殺伐とした(笑)LMP1ワークスチームの列と違って、GTチームは和気藹々で気軽にドライバーとも交流できて、それはそれで充実感があります。来年は、ポルシェワークス居ないから、GTドライバーともっと交流しよ~


K4-GPのパレードランが始まりそうだったので、ピットビル3階に上がってきました。

ルマン式スタートで各車一斉に走り出します。

決勝日はパレードランということで、カルガモ走行で数週していました^^;

ピットビルのすぐ横がK4-GP車両のピットなので、ピットまで見に行ってみました!

“ロスマンズ ポルシェ 962C”をモチーフにした“サマンサ 962C”と“トヨタ7”をモチーフにしたK4車両。


“クライスラー バイパー”と“コルベットC7R”になった“カプチーノ”。

そして“ポルシェ 935”になった“カプチーノ”。

近くで見ても、とてもクオリティ高いです!

テールランプユニットは、911用のように見えますね。


左はCan-Am車両の“ポルシェ 917 PA-Spyder”をモチーフにしたクルマと、“GT40”になった“カドウェル”です。

“GT40”は直列4気筒エンジン↑を縦置きに搭載していました。


グランドスタンド裏に設けられたフランス村で“ロティサリーチキン”を買って、決勝のスタートを見届けるために、グランドスタンドに来ました♪

グランドスタンドでは、うさぎ㌘と大学時代の後輩kimu_march君、K君と合流し4人で観戦しました。K君は、4年前の一度もレースをしないまま終了した幻の“6 hours of Fuji 2013”以来4年ぶりのWEC観戦だそうです。今回こそはコンペティションシーンを目に焼き付けて帰ってもらいたいところです^^;


雨天のためセーフティーカーランによって、決勝レースが始まりました。


4周のセーフティーカーランのあと、いよいよレーススタートです!



後続のGTクラスは、各車が巻き上げる水しぶきのなか駆け抜けることになります。


予選ではトップタイムを叩き出した“919 Hybrid”ですが、雨量が多くなると思うようにペースが上がらない様です・・・


逆にGTE-Proクラスの“911 RSR”は雨を味方につけて、クラストップを快走します!

こちらはGTE-Amクラス、RRの“911 RSR(991)”ですが、ワークスのMR“911 RSR”と比較すると、車両後方に巻き上げる水しぶきの量が少ないのが判ります。この違いが、ポルシェが喉から手が出るほど欲しかったリヤディフューザーの効果ですね^^;


#1号車は序盤にトヨタ#8号車との接触で右フロントのカナードを失って、4位に後退してしまいました。

雨足が強くなると、強さを見せるトヨタ勢。


レース開始から36分がたった頃、霧が濃くなってきました・・・

遂にイエローフラッグが振られ、

一時、ポルシェ#1号車がトヨタ#7号車の前に出ますが、

天候には勝てずに、セーフティーカーランとなります。


このタイミングでピットインが必要なクルマは、ここぞとばかりにピットに入ってきました。

レース開始から約1時間20分経過、さらに霧が濃くなって赤旗中断になってしまいました~(T_T;)

他のWEC戦ではなかなか見られない光景ですが、WEC Fujiではお馴染みのホームストレート上に車両を並べて天気の回復を待つの図↓です。


2時間経過を前に、レースが再開しました!

ピットストップのタイミングの違いポルシェ#2号車は後退し、トヨタ#8号車がトップに躍り出ます。

続く2位もトヨタ#7号車、

ポルシェ#1号車が3位と続きます。

レース開始から2時間40分後、再びセーフティーカーランとなりました。


約40分後にレース再開。

トヨタ勢はピット作業に手間取り、ポルシェ#1号車が首位に立ちますが、再開直後のヘアピンで#13 レベリオンレーシングの“オレカ 07-ギブソン”がクラッシュ↓し、すぐにセーフティカーランへと逆戻り。。。


ここで、レクサスコーナーに移動してみました。

ここは、低速コーナーでマシンの近くまで行けるので、迫力のある写真が撮れます。

首位はトヨタ#8号車。

移動している間にトヨタが1-2体制、ポルシェ#1号車は3位に後退していました。

こちらはGTE-Proクラスのトップ争い。

逃げるAFコルセ#51号車と、追うポルシェ#91号車。


レースも残り1時間半を残して、またもセーフティカーランから赤旗中断へ。


ポルシェ応援席に来ました。

本日2度目の赤旗中断大展示会です。


ポルシェ#1号車は、もう完全にボデーカバーまでしていますね・・・


何度かセーフティーカーでヤニック・ダルマスがコースの状況を確認に行きますが、一向に回復する兆しがありません。


結局レースはこのまま終了となり、ホームストレート上のレース車両はセーフティーカーの先導でコースを1周して、ピットへと向かいました。


パルクフェルメには、各クラスの優勝マシンが並べられて、表彰式が始まりました~


まずは、LMP1-Hクラス

1位:#8 トヨタ ガズー レーシング “TS050 ハイブリッド”
2位:#7 トヨタ ガズー レーシング “TS050 ハイブリッド”
3位:#1 ポルシェ LMPチーム “919 ハイブリッド”

GTE-Proクラス

1位:#51 AFコルセ “フェラーリ 488GTE”
2位:#91 ポルシェ GTチーム “ポルシェ 911 RSR”
3位:#92 ポルシェ GTチーム “ポルシェ 911 RSR”

LMP2クラス

1位:#31 レベリオン レーシング “オレカ 07 - ギブソン”
2位:#36 シグナテック アルピーヌ “アルピーヌ A470 - ギブソン”
3位:#38 ジャッキー・チェン DC レーシング “オレカ 07 - ギブソン”

GTE-Amクラス

1位:#54 スピリット オブレース “フェラーリ 488GTE”
2位:#61 クリアウォーター レーシング “フェラーリ 488GTE”
3位:#77 デンプシー プロトン レーシング “ポルシェ 911 RSR (991)”
という結果となりました!


表彰式も終わって、霧の中に浮かぶ幻想的なピット。

車検場にワークスポルシェの“911 RSR”が置いてありました。

ガワは911のまま、エンジンをミッドマウントしているので、メンテナンス性は悪そうですね・・・^^;

エンジニアの後姿が「あぁ~、なんでこんなところにエンジンもってきちゃったかな~」と聞こえてきそうです!爆


悪天候に見舞われた今年の“WEC 6 hours of Fuji”でしたが、なんだかんだ言ってもヨーロッパのスポーツカーレーシングを、ここ日本で堪能できる年に一度の祭典には変わりありません。パドックで感じる雰囲気は、ヨーロッパのレーシングシーンそのものですし、今回も充実の週末でした!

問題は来年以降のWECの行方です。来シーズンは、現在のLMP1-HクラスとLMP1-Lクラスが統合されて、LMP1はワークスとプライベーターが入り乱れた1つのクラスとして競われることが決定しています。

個人的には、現在のメーカーがLMP1カテゴリーに参加する場合はハイブリッド車両でなければならない規定が、エントラントの門戸を狭めているのは明らかなので、デイトナ プロト インターナショナル(DPi)やもっとメーカー側に開発要素やブランドイメージの反映が可能な、純粋なガソリンエンジンレースカーの参加も認めるべきだと思っています。

もしくは“919 ハイブリッド”が、かつての“962C”のようにワークス撤退後にプライベーターに放出されて、魔改造される(笑)というシナリオも面白いかもしれません^^;

そして、帰り際にkimu_march君から素敵なプレゼントを頂きました~

なんと、マルカツの“ベック 550 スパイダー”と“ノーブルP4 & ノーブル 23”のカタログ!!

昨今、探してもなかなか出てこないシロモノを掘り出してきてくれた様です♪
ホントにありがとう!
Posted at 2017/10/24 00:02:50 | コメント(3) | トラックバック(0) | モータースポーツイベント | クルマ
2017年10月23日 イイね!

WEC 6 hours of Fuji 2017観戦記(前編)

WEC 6 hours of Fuji 2017観戦記(前編)









こんにちは。最近、雨が多いですね。。。

先々週末もそんな雨の中、富士スピードウェイで行われたFIA世界耐久選手権 第7戦 “WEC 6 hours of Fuji”に観戦に行ってきました!(やはりスポーツカーレーシングには目がないので、色々語ってしまい超長編ですが、長過ぎて文字数オーバーになってしまったので、前編・後編に分けてレポートします^^;)

1週間前から天気予報と睨めっこしていましたが、1週間変わることなく週末は雨の予報でした。
しかし、今シーズン限りでワークスポルシェがWEC LMP1カテゴリーから撤退することが決まっているので、ラスト”919 Hybrid”を応援しに、550で行くことにしました!


2017.10/14(土)

夜も明ける前から550を駆って御殿場を目指します。

岩手を出発した時は全く雨も降っておらず、淡い期待を抱きましたが、郡山付近で雨と遭遇。

夜が明けてきましたが、圏央道に入っても雨模様は続きます。


午前9時頃、無事に富士スピードウェイに到着!

まもなく”サーキットサファリ”なるイベントでWEC車両の走行があったので、ヘアピンの立ち上がりで観戦します。

早速、ヘアピンでワークストヨタの“TS050 Hybrid”と富士急行の“日野 セレガ”によるサイドバイサイドを拝むことが出来ました!爆


ここで、今回の“WEC 6 hours of Fuji”に参戦する車両をクラス別に紹介していきましょう。

まずは、トップカテゴリーのLMP1-Hクラスから。

#1 PORSCHE LMP TEAM “Porsche 919 Hybrid”


#2 PORSCHE LMP TEAM “Porsche 919 Hybrid”

ポルシェは、2リッターV型4気筒ターボエンジン+MGU-H(排気エネルギー回生ユニット)を組み合わせたパワーユニットとフロントにMGU-K(モータ・ジェネレータ・ユニット)を搭載して、ハイブリッドLMP1カー特有のレギュレーションである“1周あたりのエネルギー放出量”は“8MJ”を選択した“919 Hybrid”を2台体制でエントリーしています。

ご存知のように、ハイブリッドカーは減速時に“エネルギーの回生”が出来ることを最大の強みとして2000年代以降大きくシェアを伸ばしてきました。後述するトヨタや昨年までエントリーしていたアウディが、減速時にタイヤの回転によって生み出されるエネルギーを回生しているのに対して、ポルシェはタイヤの回転によるエネルギー回生に加えて、ターボ加給時にタービンの回転からもエネルギーを回生している点が特徴的です。

モータによるエネルギーの回生と聞くと、やはり”加速に費やしたエネルギーの一部を少しでも取り返す”といったニュアンスで語られることが多いですが、逆に溜め込んだエネルギーで必要な時にモータを回して、エンジンの出力を補うことで異次元の加速を実現できるメリットもあります。

この理論をポルシェの“MGU-H(排気エネルギー回生ユニット)”に当てはめると、溜め込んだエネルギーでモータを回して、必要な時に最適な加給圧を得られることにもなります!

”919 Hybrid”でのレース活動は今年限りで終了になりますが、この技術が後々のポルシェ市販車に搭載されるとすれば、なかなか面白い“ポルシェ ターボ”となって日の目を見るのではないでしょうか^^;


#7 TOYOTA GAZOO RACING “Toyota TS050 Hybrid”


#8 TOYOTA GAZOO RACING “Toyota TS050 Hybrid”

一方トヨタは、2.4リッターV型6気筒ツインターボエンジンに前後にMGU-Kを搭載して、エネルギー放出量はポルシェと同等の“8MJ”を選択した“TS050 Hybrid”を2台体制でエントリーしています。

TS050はヘアピン立ち上がりで見ていると、ハイブリッドシステムとエンジンとの協調制御の影響からか、“コッ!”という独特の排気干渉のようなサウンドを残して、シフトアップしていく姿が、とても印象的です。


続いて、LMP2クラス

#31 VAILLANTE REBELION “Oreca 07 - Gibson”

昨年までLMP1のプライベータークラスに参戦していた“レベリオン レーシング”がヨーロッパで人気のレースコミック“ミシェルヴァイヨン”とのコラボカラーでLMP2に参戦してきました。

LMP2クラスは、今年から使用できるシャシとエンジンが制限されて、シャシの方は“オレカ(Oreca)”、“リジェ(Ligier)”、“ダラーラ(Dallara)”、“ライリー(Riley)”の4ブランドから選択、エンジンは“ギブソン(Gibson)”製の4.2リッターV型8気筒NAエンジンのワンメイクとされましたが、WECに参戦するチームは全車”オレカ”を選択したため、事実上”Oreca 07 - Gibson”のワンメイクとなっています。


#38 JACKIE CHAN DC RACING “Oreca 07 - Gibson”

こちらも前述のように“Oreca 07 - Gibson”を使用した中国のチームで、チームオーナーはあのジャッキー・チェンが務めています。今年のルマンを観ていた人は記憶に新しいと思いますが、トラブルが続発するワークスLMP1勢をしり目に、一時総合トップを快走し、あわや総合優勝するのではないかと思わせるほどの活躍を見せたのが、この#38号車です^^;


#36 SIGNATECH ALPINE MATMUT “Alpine A470 - Gibson”

このクルマ、エントリー名は“アルピーヌ A470 - ギブソン”となっていますが、LMP2のレギュレーションに則り、オレカ製のシャシを使用しています。チームは最近”A110”を復活させるということで話題になった名門“アルピーヌ”が運営しています。

LMP2カテゴリーは“プライベータの参加”が義務付けられているため自動車メーカーは参加できません。現在、自動車を生産していない“アルピーヌ”は参加出来ていますが、市販車の生産に乗り出すとLMP2活動できなくなるというジレンマを抱えることになります^^;


つづいて、GTE-Proクラスを見ていきましょう!

#67 FORD CHIP GANASSI TEAM UK ”Ford GT”

”GT”クラスは文字通り、市販GTカーをベースにレース車両に仕立てられたクルマで戦うので、路上で見かけるクルマに姿が近いというのが人気の秘訣ですが、時として”コロンブスの卵”的なクルマが出てくるのも、このクラスの魅力の1つです。

この“フォードGT”もそんな1台で、他のGTEカーがベース車両を持つのに対して、フォードGTはまずこのレース車両を開発して、それから市販ヴァージョンを発売するというレースに勝つ為に は何でもあり 生まれてきたクルマです。

またアメリカンレーサーでありながら、“お約束”のV8エンジンをキッパリと捨て去って“エコブースト”なるV型6気筒ツインターボエンジンを搭載した辺りも本気度が伺えます。そして、この市販車離れしたスタイリングが、その出生を物語っていますね^^;


#71 AF CORSE ”Ferrari 488 GTE”

GTE-Proクラスにおいて、事実上フェラーリの“隠れワークス”的な存在の“AFコルセ”は、3.9リッターV型8気筒ターボエンジンを搭載する“488 GTE”を2台体制でエントリーしています。


#92 PORSCHE GT TEAM ”Porsche 911 RSR”

こちらはワークスポルシェがGTE-Proクラスにエントリーしている“ポルシェ 911 RSR”です。最大のトピックは、なんといっても駆動方式がこれまでの伝統的な“RR”から“MR”に変更になったことでしょう!

一般的に考えて“それアリかよ!”というレベルのモディファイですが、面白いのがレギュレーションでエンジン搭載方向の変更(横置き⇔縦置き)は禁止されているにもかかわらず、搭載位置の変更には規制がないことです。つまり、ポルシェの認識では“911のエンジン搭載位置を前にずらしただけ”なんだそうです(笑)

これで長い“911”の歴史の中で、エンジンがリヤ車軸を越えて前にやってきたのは、90年代後半の“911 GT1”シリーズに続いて2度目になります。


#95 ASTON MARTIN RACING ”Aston Martin Vantage”

デイビッド・リチャーズ率いる“プロドライブ(Prodrive)”が運営する“アストン マーティン レーシング”は、4.5リッターV型8気筒NAエンジンを搭載する“ヴァンテージ”を2台体制でエントリーしています。

プロドライブとアストンマーティンの関係は、GTEクラスの前身にあたるGT1クラス時代に“フェラーリ 550マラネロGTS”から“アストンマーティン DBR9”にスイッチして以来ですが、その後のGT1クラス終焉に伴ってGTE車両として開発されたこの“ヴァンテージ”も、そろそろ最古参の存在となってきました。


最後に、型落ちのGTE車両でプライベーター同士の戦いが繰り広げられるGTE-Amクラスで気になったクルマを紹介していきます。

#77 DEMPSEY-PROTON RACING “Porsche 911 RSR (991)”

この“911 RSR”は、アメリカの俳優パトリック・デンプシーがオーナーを務める“デンプシー プロトン レーシング”のクルマです。ワークスの“911 RSR”はMR化されましたが、こちらは昨年型のため”RR”のままです^^;

ワークス#92号車と比較すると、MR化された現行型の方がリヤ周りの空力処理の自由度が増しているのが判りますね。


サーキットサファリが終わる頃、912/6乗りのうさぎ㌘が到着したので、一緒にピットウォークの参加しました!

まずは、ポルシェLMPチーム #2号車のピットへ

相変わらず、凄い人の列が出来ていましたが、

終了間際になんとか、サインカード↓をもらうことが出来ました。

おまけにベックの鍵に、F1デビューも決定してノリに乗っているブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley)のサイン↓も貰っちゃいました~!

ちょっと薄いけど・・・


ポルシェGTチーム #91号車のピットは、ちょうどフレデリック・マコヴィッキィ(Frederic Makowiecki)が満面の笑みでピットの中へ消えてゆくところです^^;

人だかりが消えて、クルマをゆっくり見られるようになったので、各チームのピットを散策していきます。

こちら↓は、#77 デンプシー プロトンレーシングの昨年型“911 RSR”

昨年は、これでもエアロ系が格段に進化した印象を受けましたが、今年のワークス“911 RSR”を見ると大人しくさえ見えてしまいます。

こちら↓は#31 レベリオンレーシングのピット。

LMP2は最低1人はアマチュアドライバーが参加することになっていますが、ここのプロドライバー2人は、ニコラ・プロスト(Nicolas Prost)&ブルーノ・セナ(Bruno Senna)という、“セナプロ”コンビです!フロント右のカナードを日の丸にペイントしてくれていますね♪

#26 Gドライブレーシングのピット。

ロシアの石油企業ガスプロム社の“G-DRIVE”ブランドがスポンサードするロシアのチームです。

#7 トヨタガズーレーシングのピット。

予選に向けて、何かセットアップ中でしょうか。

#38 ジャッキー・チェン DC レーシング

この唐草模様のような特徴的なカラーリングがアジア的ですが、“JOTA Sport”の文字が読み取れるところを見ると、チーム運営自体はイギリスのジョタ・スポーツが手掛けているようです。

#67 フォード チップガナッシ チームUK

とても”GT”カーとは思えない薄さですね^^;

#1 ポルシェ LMPチーム

こちらも予選に向けて、セットアップに余念がない様です。


予選が始めるので、グランドスタンドでグラタンを食べながら観戦します。

若干霧も濃く、天候も心配ですが・・・

予選が始まりました!


トップタイムを出したのは、ポルシェ#2号車!


2番手にも、ポルシェ#1号車が続きます。

総合の予選結果は、
1位:ポルシェ #2 (LMP1-H)
2位:ポルシェ #1 (LMP1-H)
3位:トヨタ #8 (LMP1-H)
4位:トヨタ #7 (LMP1-H)
5位:レベルオンレーシング #13 (LMP2)

となりました。


続いて、軽自動車を改造したレースシリーズとして人気のK4-GPのエキシビジョンが、始まりました~


往年のレナウンチャージカラーを纏った“AZ-1”↓に、


”チームオレカ クライスラーバイパーGTS”や“コルベット C7R”を思わせる“カプチーノ”


そして、なんと“ポルシェ 935”と見紛うような“カプチーノ”!


こちら↓は東京R&D“カドウェル”のシャシに“GT40”風のボデーを被せたクルマ。


こちら↓も、あの“ロスマンズ ポルシェ 962C”をダウンサイジングさせたボデーを被せたクルマ。


だいぶ霧が濃くなってきましたが、この日のプログラムは無事終了。


グランドスタンド裏の出展ブースを散策します。

今年は、昨年まで大型ブースを構えていたアウディの撤退により、メーカーの出展ブースはトヨタとポルシェの2メイクスです。

トヨタは、往年のグループCカー“TS010”や“TS040”,“TS050”に加えて、新ブランド“GR”なども展示していました。


ポルシェは、“919 Hybrid”のモックアップと物販ブースという構成です。来年からは、ポルシェブースもなくなってしまうと思うとちょっと寂しいですね。。。


駐車場へ向かう途中で、ちょうどデンプシー プロトンレーシングの“911 RSR”が車検を終えてピットへと移動中でした。


後編へつづく!
Posted at 2017/10/23 23:42:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | モータースポーツイベント | クルマ
2015年10月24日 イイね!

WEC 6 Hours of Fuji観戦記

WEC 6 Hours of Fuji観戦記









こんにちは!
秋も深まり、絶好の趣味車シーズンの到来ですね!

ここの所、先々週末は“WEC 6 Hours of Fuji(世界耐久選手権 富士6時間耐久レース)”
先週末は、“550 Japan Meeting(550 ジャパンミーティング)”とイベント2連戦でした^^;
“550 Japan Meeting”でご一緒した皆さま、お疲れ様でした!

そこで、まずは年に一度の秋のお楽しみイベント“FIA WEC 6 Hours of Fuji (世界耐久選手権 富士6時間耐久レース)”の模様をレポートしたいと思います!
550 Japan Meetingのレポートは、今しばらくお待ちくださいm(_ _)m
(長編となっておりますので、お時間に余裕をもってどうぞ。。。マジで長いっす^^;)

10/10(土)

復活したばかりの550で東北道を南にひた走ります。


昼過ぎには霊峰富士を拝みながら、御殿場に到着しました。


あいにくの曇り空ながら、雨は降っていないようです。。

ちょうど、“LMP”クラスの予選が始まったので、ヘアピンの立ち上がりで観戦することにしました。ここで、LMPクラスのクルマを何台か解説していきたいと思います。

まずは、ワークスが鎬を削る“LMP1 - H”クラスから、

♯1 TOYOTA Racing TS040 Hybrid(トヨタ レーシング TS040 ハイブリッド)

昨シーズン、LMP1ハイブリッドカーで唯一の4輪回生システム導入によって圧倒的な速さを誇り、シリーズチャンピオンを獲得した“TS040 Hybrid”。今シーズンは、熟成の年と位置づけて臨むも、アウディ,ポルシェの進化にやや押され気味の苦しいシーズンを送っています。

パワーユニットは、3.7リッターV型8気筒NAガソリンエンジンと、前後2つのMGU-K(ブレーキ回生式モータージェネレーターユニット)からの回生エネルギーをキャパシタに蓄えて、1周あたりのエネルギー放出量は“6MJ(メガジュール)”を選択しています。

♯8 Audi Sports Team Joest R18 e-tron quatro - Hybrid(アウディ スポーツ チーム ヨースト R18 e-トロン クワトロ ハイブリッド)

ワークス対決の様相を呈して繁栄を極めた“GT1”クラスの消滅後、耐久の名門“Team Joest(チーム ヨースト)”と組み、長らく“耐久王”の座に君臨してきた“Audi”は、車名こそ“R18 e-tron quatro”と同じながら空力パッケージを昨年型から大きく変更してきました。

パワーユニットは、4リッターV型6気筒ターボディーゼルエンジンと、フロントのみに搭載したMGU-K(ブレーキ回生式モータージェネレーターユニット)からの回生エネルギーをフライホイールに蓄えて、1周あたりのエネルギー放出量はLMP1-Hカーとしては、最も少ない“4MJ”を選択しています。

出来るだけハイブリッドシステムは、最小限にとどめるコンセプトのようですが、“quatro”の名が示すように、リヤをディーゼルパワー,フロントを電気エネルギーで駆動する4輪駆動車でもあります。

♯17,♯18 Porsche Team 919 Hybrid(ポルシェ チーム 919 ハイブリッド)

お待ちかね!今年のルマンで見事優勝を飾り、ポルシェにルマン17勝目をプレゼントした“919 Hybrid”です。昨シーズンから参戦したポルシェチームですが、早くも2年目にしてLMP1-Hクラスの中で、一歩抜きんでた速さを持つまでに進化してきたところは、流石ポルシェと言ったところです!

パワーユニットは、2リッターV型4気筒ターボガソリンエンジンと、それに組み合わせられたMGU-H(排気エネルギー回生式モータージェネレーターユニット)と、フロントのMGU-K(ブレーキ回生式モータージェネレーターユニット)からの回生エネルギーをリチウムイオンバッテリーに蓄えて、1周あたりのエネルギー放出量はLMP1-Hクラス最大の“8MJ”を選択しています。

この“919 Hybrid”が採用している排気エネルギー回生式のモータージェネレーターユニット“MGU-H”は、排気圧によりエネルギーを回生するのみでなく、逆に回生した電気エネルギーを利用してタービンを回すことで、任意にターボブースト圧を高めることが可能という、なんともポルシェらしい積極的なターボシステムのようです。


実際、ヘアピンの立ち上がりで“919 Hybrid”を流し撮りで捉えようとすると、“TS040”や“R18 e-tron quatro”より速めにカメラを動かさないと、ブレてしまうほどの圧倒的な加速力を目の当たりにしました^^;

同じ、ハイブリッドLMP1カーながら、3車3様のコンセプトなところが興味深いですね♪

続いて、“LMP1”クラスながら、プライベートチームによるノンハイブリッドのLMP1カーで競われるクラスです。

♯12,♯13 REBELLION Racing R-One - AER(レベリオンレーシング R-One - AER)

すっかりLMP1クラスではお馴染みとなったプライベーター“レベリオン レーシング”。マシンは昨年、倒産した“ローラ(Lola)”からスイッチした“オレカ(Oraca)”開発の“R-One”を継続して使用しています。

パワーユニットは、昨年のトヨタ製からAER製2.4リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンに変更されています。

♯4 Team ByKOLLES CLM P1/01 - AER(チーム バイコレス CLM P1/01 - AER)

昨年は“ロータス(Lotus)”として参戦していた“チーム コレス(Team KOLLES)”が、今年は“チーム バイコレス(Team ByKOLLES)”として参戦。マシンも昨年の“CLM P1/01”をアップデートして使用しています。

パワーユニットは、前述のレベリオンレーシングと同様AER製2.4リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンを採用しています。

続いて、LMP2クラスのマシンも何台か紹介していきます。

♯31 Extreme Speed Motorsports Ligier JS P2 - HPD(エクストリーム スピード モータースポーツ リジェ JS P2 - HPD)

メキシコのテキーラメーカー“パトロン(PATRON)”をメインスポンサーとするアメリカのプライベーターで、マシンはフランスの“オンローク オートモティヴ(Onroak Automotive)”社が、往年の名門コンストラクター“リジェ(Liger)”との共同プロジェクトで開発した“リジェ JS P2(Liger JS P2)”を使用しています。

パワーユニットは、HPD(ホンダ パフォーマンス デベロップメント)製の3.4リッターV型8気筒NAエンジンを採用しています。

♯36 SIGNATECH ALPINE A450B - Nissan(シグナテック アルピーヌ A450B - ニッサン)

以前、“シグナテック ニッサン(Signatech Nissan)”などの名称で参戦していたチームですが、ルノー/ニッサン グループの繋がりから、名門“アルピーヌ(Alpine)”のブランドネームを冠して“シグナテック アルピーヌ(Signatech Alpine)”としてWECにフル参戦してきました。シャシの名称も“A450B”と、往年のルマンレーサーを彷彿とさせるネーミングで粋ですね♪

エンジンは、日産製の4.5リッターV型8気筒NAエンジンを採用しています。

♯42 Strakka Racing Gibson 015S - Nissan(ストラッカ レーシング ギブソン 015S - ニッサン)

イギリスのプライベーター“Strakka Racing(ストラッカ レーシング)”。こちらもWECではお馴染みのチームですが、今シーズン序盤に“童夢 S103(DOME S103)”を使用していたことでも話題になりましたね。

結局、LMP2は2017年のレギュレーション改定でシャシコンストラクターが4つに絞られることになり、童夢はその4つに選ばれなかったことから、ストラッカは“ギブソン(Gibson)”製シャシにスイッチした模様です。

この“ギブソン”というブランドネーム、なかなか聞きなれないですが、昨年までの“ザイテック(Zytek)”が名称を変更しただけのようです^^;

LMPクラスの予選が終わった頃、うさぎ㌘が到着しました~

㌘の912はフロントにラリーフォグが追加されて、“ラリー”なナローになっていました^^;


912と550の並びは、今年のGW以来になります。

今年は、アジアルマンがサポートレースとして行われているため、楽しみだった“ルマン レジェンド”の走行がありませんでしたが、駐車場に以前の“ルマン レジェンド”のゼッケンを張ったアルピーヌA110↑が停まっていました。

サポートレースのアジアルマンの決勝レース観戦もそこそこに、メインスタンド裏を散策します。

今年も、“パドックパス”と合わせて“ポルシェファンシート”を購入したので、ポルシェブースで応援グッズを引き換えに行きました!

ポルシェブースの展示は、2台の“991 GT3”と“カイエンS E-ハイブリッド(Cayenne S E-Hybrid)”


“919 Hybrid”のモックアップと“991 GT3 Cup”でした。


今年の応援グッズはこちら↓

内容は
・ルマン優勝記念ポスター
・PORSCHE INTELLIGENT PERFORMANCEナップザック
・ネックストラップ
・ポストカードセット
・ポルシェ応援フラッグ(←写真には写っていませんm(_ _)m)


メインスタンド裏では今年も恒例の“トヨタ 2000GT & ヨタハチ”の展示や

エクストリームスピードモータースポーツのメインスポンサー“PATRON(パトロン)”のブースなどもありました。


トヨタ,アウディは例年通り大規模なブースを設けて、プロモーション展開中といった感じです^^;


夕方になって後輩kimu_marchも到着し、恒例となったルマンスタイルBBQで“WEC Fuji”の夜を楽しみました♪


10/11(日)

決勝日当日、予報通りの雨がしとしとと降り続きます・・・

レース前のお楽しみの1つがピットウォークの時間ですが、相変わらずワークス3メイクスは大人気で長蛇の列ができていました。

当然、お目当ては“ポルシェ チーム(Posche Team)”のピットですが、列の最後尾からの眺めはこちら。。。↓

長っ!


ピットにたどり着いたころには、サイン時間も終わって、ハイ!お片付け!笑


それでも、人混みがいなくなった分2台の“919 Hybrid”は、バッチリ撮れました♪


スタートまでの時間は、パドック裏を散策。

雨模様のレースが予想されるため、各チームウェットとドライ両方のタイヤを準備しています。

右側のウェットタイヤ↑なんかは、ちょっとした市販ハイグリップタイヤよりも溝が入っているように見えますね!


ポルシェのモーターホームは意外と地味なデザイン。


あっ、Dr.ウルリッヒ(アウディスポーツ代表)だ!笑


新生アルピーヌはマシンもさることながら、関係者が来ていたアパレル関係のカッコよさが際立っていました。


スタートはポルシェファンシートで観戦しようと、グランドスタンドにきました。

今年のWECは、往年のルマン式スタートを模してピットウォール側にマシンを並べ、そこからフォーメーションラップに向かう演出にしたようです。
ポルシェチームは見事予選1位,2位のフロントローを獲得した模様です♪


LMP2クラスのトップ争いを演じる“KCMG”の“オレカ 05 ニッサン(Oreca 05 Nissan)”は、レース直前までタイヤをウォーマーで温めているのか、タイヤが付いていないですね。しかも、よく見ると何人かのメカニックが“必勝ハチマキ”までして勝つ気満々です^^;


♯91,♯92のGTE Proクラス“ポルシェ チーム マンタイ(Porsche Team Manthey)”の“911 RSR”は、予選4位,5位からスタート。


メカニックもピットに戻り、スタートの時間が迫ってました~


各車フォーメーションラップに向かいます。

レース自体は定刻通り11:00にスタートしましたが、雨足が強いためセーフティーカーによる先導が続きます。

2年前の記憶がよぎりますが・・・


約38分のセーフティーカーランの後にレースがスタートしました!


ホームストレートは駆け抜けるマシンの水しぶきで霞み、後続車は大変そうですね・・・


予選では1位,2位を獲得したポルシェ勢でしたが、ヘビーウェットでのレース開始時の混乱に乗じて、アウディ“R18 e-トロン クワトロ ハイブリッド”の2台が1位,2位に躍り出ます。


一時は、トヨタ“TS040 ハイブリッド”にも前に行かれ4位,5位まで順位を落としていた“919 ハイブリッド”ですが、レコードラインがドライに近づくにつれて、圧倒的な加速の速さを生かして、アウディを追いかけます。


2時間を経過したあたりで、ようやく小雨も止んできました。


ちょうどそのころ、ホームストレート上でロマン・デュマ(Romain Dumas)の駆る“919”18号車が、マルセル・ファスラー(Marcel Fassler)の“R18 e-トロン クワトロ”7号車をパスし、ポルシェがトップを奪還しました!

ポルシェがトップに返り咲いたところで、昼ご飯にすることにしました^^;

今年のワールドフードには、あったらいいなと言っていた“カリーヴルスト(ベルリン名物カリー風味のソーセージ)”があったので、迷うことなく購入↓

って、メインの“ヴルスト(ソーセージ)”1本しか入ってなくね?爆

腹ごしらえもしたので、サーキット内を移動して色々なところで観戦することにしました。こういった楽しみができるのも、耐久レースの楽しみです。

レベリオンレーシングのパドック裏では、序盤のクラッシュで交換したリヤウイングの修理中でした↓


こちらはグランドスタンドの反対側、ピットビルの上の観戦エリアです。

ここの見所はピット作業を真上から観られるところ

ちょうど、LMGTE Proクラスの“アストン マーティン レーシング(Aston Martin Racing)”97号車がピット作業中でした。

また、ホームストレートが近いのでこのような↓迫力ある写真を撮ることもできます♪


続いて、ヘアピンへ

ヘアピンへの進入はマシン速度は遅いですが、ちょっと遠い・・・

マーク・ウェバーから交代したブレンドン・ハートレーがハンドルを握る♯17号車が、ヘアピンを駆け抜けていきます。


こちらは、LMGTE Amクラスの“♯77 デンプシー プロトン レーシング(Dempsey Proton Racing)”の“911 RSR”

アメリカの俳優パトリック・デンプシー(Patrick Dempsey)がオーナー兼ドライバーを務めるチーム。ハリウッドスターであるパトリック・デンプシーの人気は絶大で、パドックウォークでは、ワークスチームかと見まごうばかりの人だかりができていました^^;

個人的にお気に入りなのが、ここ↓のヘアピン立ち上がり。

適度な速度と近さで、なかなか良いアングルが撮れます

レコードラインは、だいぶ乾いてきましたね♪

残り1時間を切った時点での順位↓

1位:♯18 ポルシェ 919ハイブリッド
2位:♯17 ポルシェ 919ハイブリッド
3位:♯8 アウディ R18 E-トロン ハイブリッド

フィニッシュを観るべく、グランドスタンド裏を散策してポルシェファンシートに戻ります。

ポルシェブースの脇にこんなバナー↑を発見!


グランドスタンドに戻ると、一部には青空も見えてきました。


終盤、LMGTE Proクラスの3位を走行していた♯92号車マンタイの“911 RSR”が、♯71号車のAFコルセ“フェラーリ 458 イタリア(Ferrari 458 Italia)”をかわして、2位に上がりました!


17:00 長かった“6 Hours of Fuji”が、“919 ハイブリッド”の1-2フィニッシュで幕を閉じました♪


レースを征した3台が表彰台の下に並べられ、表彰式が始まりました。

LMP1-Hクラス

表彰式のプレゼンターは、“ミスタールマン”こと寺田 陽次郎氏です!

1位:♯17 ポルシェチーム 919 ハイブリッド
2位:♯18 ポルシェチーム 919 ハイブリッド
3位:♯7 アウディ チームヨースト R18 e-トロン クワトロ ハイブリッド

LMP1-Lクラス

1位:♯12 レベリオン レーシング R-One - AER
2位:♯4 チーム バイコレス CLM P1/01 - AER
3位:♯13 レベリオン レーシング R-One - AER

LMP2クラス

1位:♯26 G-ドライブ レーシング リジェ JS P2 - ニッサン
2位:♯36 シグナテック アルピーヌ A450B - ニッサン
3位:♯28 G-ドライブ レーシング リジェ JS P2 - ニッサン

LM GTE Proクラス

1位:♯51 AFコルセ フェラーリ 458イタリア
2位:♯92 ポルシェチーム マンタイ ポルシェ 911 RSR
3位:♯71 AFコルセ フェラーリ 458イタリア

LM GTE Amクラス

1位:♯77 デンプシー プロトン レーシング ポルシェ 911 RSR
2位:♯98 アストンマーティン レーシング アストンマーティン ヴァンテージ V8
3位:♯83 AFコルセ フェラーリ 458イタリア

といった結果になりました~

スタート直後に“919 ハイブリッド”が揃って順位を落とした時は、どうなることかと思いましたが、終わってみればポルシェ1-2フィニッシュと、強いポルシェをここ日本で生で観れて、ホントに良かったと思います!

パルクフェルメに佇む“ポルシェ 919 ハイブリッド”♯17号車

ボデーサイドの“1位”を示す赤LED1灯が、眩しいですね!

こちらは、3位入賞の“アウディ R18 e-トロン クワトロ ハイブリッド”

ちょうど、FIAの検査員立会いのもとで何か確認中のようで、エンジンルームが見えていました^^;

ロールバーと吸気系デバイス以外は、ほとんどメカニックの膝より下にしかメカがありませんね。あそこに4リッターV6ターボディーゼルユニットが収まっているのだから、恐ろしく低重心ですね~


車両保管から解放されたマシン達が、次の上海に向けてピットで整備されています。


こちらは整備そっちのけで(笑)、F1ロシアGP TV観戦に熱を上げる面々^^;


すっかり定着した感のある“WEC 6 hours of Fuji”ですが、今年も現地観戦に来てよかったと思います


長文にお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

550 Japan Meeting編へつづく・・・
Posted at 2015/10/24 19:11:08 | コメント(5) | トラックバック(0) | モータースポーツイベント | クルマ
2015年04月18日 イイね!

corsa di macchina a nagano 2015 観戦記!

corsa di macchina a nagano 2015 観戦記!









こんにちは!

先週末は、長野で行われた“corsa di macchina a nagano 2015(コルサ・ディ・マッキナ 長野 2015)”を観に行ってきました!(やっぱり長編になりました^^;)

この“コルサ・ディ・マッキナ”は、近年日本でも注目されつつあるヒルクライムイベントの1つで、イタリア車をメインとしながらもその他の国のクルマも参加可能なようです。

このイベント、エントラントのみならず観戦者も事前予約が必要とのことで、計画性に乏しい“しまえる”には、別の意味でなかなか敷居が高かった(笑)のですが、今回はNPSCの皆さんが観戦するとのことだったので、そこに乗っかるカタチで一緒に観戦してきました^^;

おまけにJ'BOYさんからは、関東から相乗りのお誘いもあって、なんとも至れり尽くせりの観戦となりました(汗)

2015年 4月11日(土)

明日の朝は早いので、NPSCの皆さんと会場となる御嶽山の麓の町、木曽福島の旅館に前泊しました。


木曽福島の町は↓こんな郵便ポストも映えるノスタルジックな街並みでした♪



2015年 4月12日(日)

集合場所となる御岳ゴルフ&リゾートホテルへ向かいます。


集合場所に到着すると、そこは正に夢のような空間が現れました♪

早速、“ランチア デルタ S4 ストラダーレ(Lancia Delta S4)”↓や


“ルノー サンク ターボ マキシ(Renault 5 Turbo Maxi)”


“BMW 2002”通称マルニ




“ '74 ポルシェ 911カレラ 2.7('74 Porsche 911 Carrera 2.7)”通称ナナヨンカレラ


“ディーノ 206gt(Dino 206gt)”


“ランチア ラリー 037 マルティニ(Lancia Rally 037 Martini)”

やはり、037のリヤカウルをガバッと開けた佇まいは、それだけでコンペティティヴな雰囲気を醸し出していました^^;


もう一か所の駐車場にも足を運ぶと、

ナロー仕様の“ポルシェ 911 カレラ 3.2(Porsche 911 Carrera 3.2)”や、コンペティティヴなカラーリングの“ランチア フルビア クーペ(Lancia Fulvia Coupe)”


往年のレーシングアルファによく見られるフロント周りを白で塗り分けた“アルファロメオ アルフェッタ GT(Alfa Romeo Alfetta GT)”に


“フィアット アバルト 124 ラリー(Fiat Abarth 124 Rally)”の姿も見られます。


エントランス前には、バンパーレスでラリーフォグを付けた“MGA”が停まっていました。

そして、今回の大会で最も注目を集めていた1台の“ランチア ストラトス Gr.4(Lancia Stratos Gr.4)”↓

“出走前に調整に余念がない”といった感じが、とても絵になりますね^^;


ヒルクライムコースは御岳ロープウェイスキー場の駐車場付近をゴールとして、設定されているため、観戦者もヒルクライムコースを通ってパドックへ向かいます。


引き続きパドックでも気になるクルマチェックを・・・^^;

“フィアット 124 スパイダー(Fiat 124 Spider)”

こちらの124スパイダーは、オーバーフェンダーが大型化されて、ラリーフォグがボンネットとグリルに埋め込まれたアバルトワークス時代後期の仕様になっています。

“フィアット 131 アバルト ラリー(Fiat 131Abarth Rally)”

1980年シーズンのワークスカラーをまとった“131アバルトラリー”。2013年の浅間ヒルクライムにも参加していた個体と思われます。

最終的に“デルタ S4 ストラダーレ”は3台!!!もエントリーしていました^^;


よくみると真ん中の1台↓は、リヤバンパーを取っ払ってマッドガードを垂らしたワークスラリーカー風になっています。

リヤのコンビネーションランプに市販デルタ用と思われる部品が使われているのが、かろうじてデルタ一族であることを装っていますが(笑)、中身はミッドシップに1,759ccの直列4気筒スーパーチャージド+ターボチャージドユニットを搭載して、4輪を駆動するモンスターマシンですね^^;

そして、先ほどの“ランチア ラリー 037”と




“ランチア ストラトス Gr.4”

モデナの登録ナンバーが、ヒストリーを感じさせる個体ですね♪


今大会で最も注目を集めていたのは、やはりストラトス,037,デルタS4の↓ランチア スペチアーレ軍団でした


“フェラーリ 308 GTS(Ferrari 308 GTS - VS Olio  Fiat)”

個人的に気になったのが、この“フェラーリ308GTS”

ベースとなったのはタルガトップの308GTSですが、カラーリングが1980年代にミケロットが製作して欧州ラリー選手権に出場した“308 GTB Gr.4”の“VS Olio Fiat”仕様になっていて、カッコいいですね♪

昔、一時期“308GTB Gr.4”に憧れていた時期があって、その時にコレクションしたミニカー↓がちょうどこの“VS Olio Fiat”カラーでした^^;


そして、本日1本目のヒルクライムが始まりました♪
イタリア車の小排気量クラスから順々に出走しているようです
では、出場車をピックアップして紹介していきます

♯005 “フィアット パンダ 1000 si-e(Fiat panda 1000 si-e)”


♯010 “アウトビアンキ A112 Jr(Autobianchi A112 Jr)”


♯014 “ランチア フルビア クーペ(Lancia Fulvia Coupe)”

黄色と青に塗り分けられたカラーリングが美しいですね。

♯017 “フィアット X1/9(Fiat X1/9)”


♯018 “アルファロメオ GT 1300 Jr(Alfa Romeo GT 1300 Jr)”

GTA仕様というのかGTAm仕様というのか、ブリスターフェンダーが張り出したコンペティション仕様になっていて、カッコいいです♪

♯022 “フィアット X1/9(Fiat X1/9)”

往年のアバルトワークスカラーにカラーリングされたX1/9

♯026 “アルファロメオ 75 TS(Alfa Romeo 75 TS)”

アルファロメオのセダンとして最後のFRレイアウトを採る“75”。この個体は、サイドウインドーの極薄アクリル板に始まり、色々無い仕様(笑)でかなりスパルタンな出で立ちでした^^;

♯029 “フィアット 124 スポルト スパイダー(Fiat 124 Sport Spider)”


♯033 “フィアット 131 アバルト ラリー(Fiat 131 Abarth Rally)”


♯038 “アルファロメオ アルフェッタGT(Alfa Romeo Alfetta GT)”


♯052 “ディーノ 206 gt(ディーノ 206 gt)”

ストラトスと同様の2.4リッターユニットではなく、2リッターのV6ディーノユニットを搭載した“206 gt”は、甲高く繊細な独特のサウンドを奏でていました♪

♯057 “アバルト 500(Abarth 500)”

こういった最新のチューニングマシンも出走するあたりが、ヒルクライムイベントならではですね。

♯061 “アルファロメオ SZ (Alfa Romeo SZ - ES30)”

エンジンにまで手が入ってそうな、かなりハイチューンなSZで、かなり速かったです。

♯065 “アルファロメオ 4C(Alfa Romeo 4C)”

最新の“4C”も2台エントリーしていました。

♯071 “デルタ HF インテグラーレ 16V(Delta HF Integrale 16V)”

通称“赤マルティニ”カラーを、黄色を主体にアレンジされたカラーリングの“デルタ インテグラーレ 16V”。デルタはEVO系も派手で良いですが、やや控えめでスリークなスタイリングの“16V”や“8V”も魅力的なモデルだと思います♪

♯078,♯079,♯080 “ランチア デルタ S4 ストラダーレ(Lancia Delta S4)”

連続写真のようですが違います(笑)
デルタS4は3台いっぺんにやってきました^^;

♯081 “ランチア ラリー 037(Lancia Rally 037)”


♯082 “ランチア ストラトス Gr.4(Lancia Stratos)”


♯087 “ポルシェ 356B 1600S(Porsche 356B 1600S)”

この“356B”はモータージャーナリストとして知られる吉田 匠さんの所有する個体で、ご自身のドライブで参加されていました♪

♯088 “BMW2002”


♯089 “ルノー アルピーヌ A110(Renault Alpine A110)”


♯100 “MGA”

右下側のラリーフォグをどこかにヒットしたようで、片フォグになっていました。。

♯109 “BMW M3”

DTM(ドイツツーリングカー選手権)仕様にカラーリングされたE30型のM3。こういった車両も欧州のヒルクライム選手権には欠かせない存在ですね!

♯110 “ルノー サンク ターボ マキシ(Renault 5 Turbo Maxi)”

正に往年のグループ4時代にタイムスリップしたような絵ですね^^;

♯112 “ '74 ポルシェ 911カレラ 2.7('74 Porsche 911 Carrera 2.7)”

かなりレーシィなフラット6サウンドを轟かせていた“ナナヨンカレラ”。サーキットとはまた違った、山道に轟くレーシィなフラット6サウンドも、趣があって心地い良いものですね^^;

♯117 “ランチア デルタ EVO(Lancia Delta Evo)”

他のデルタ達とは一線を画す走りを見せていたこの“デルタ EVO”。フロントのアンダースポイラーからカナードなど、欧州のヒルクライムレーサーのような出で立ちで、カッコいいですね。

♯119 ヴィヴァーチェ 908(Vivace - 908 - Martini)

ウエストレーシングが製作したレース車両のようですが、モチーフとなっているのが、1970年代にスポーツカー選手権で活躍した“Porsche 908/3”とあって、こういったロケーションにバッチリハマっていました♪


ヒルクライム2本目は場所を変えて観戦。

日本アルプス?をバックにナロー仕様のカレラ3.2が走ってきました。


続いて、ヴィヴァーチェ908


肝心の近いアングル↓で撮影失敗してしまいましたが・・(爆)

1970年代のタルガ・フローリオにでもタイムスリップしたような構図ですね^^;

フェラーリ308GTSもやってきました。


♯074 “ランチア デルタ インテグラーレ EVO1(Lancia Delta Integrale Evo1)”

この構図は、グループA時代のWRCのワンシーンを彷彿とさせます。


同じく、037も当時のワンシーンのようですね♪


037とストラトスはランデヴーでやってきました。


ストラトスはコ・ドライバーも乗っていて、正にヒストリックラリーの雰囲気ですね。


ヒルクライム3本目に向かうランチアスペチアーレ軍団(笑)たち↓


そして、なかなかいい写真が撮れなかったのですが、気になっていたクルマ↓

♯116 “ランチア プリズマ(Lancia Prisma)”
よく見ると、フロントバンパーやフェンダーにデルタのものが使われていて、ワイド化されています♪

3本目は、ゴール直前のコーナー立ち上がりで観戦しましたが、ただでさえボヤッと写るデジカメのこのモードで加速中のクルマをとらえるのが難しく、あんまり枚数ありませんm(_ _)m

“フェラーリ 308 GTS”

リトラクタブルライトを上げた姿が、より一層ラリールックですね♪

“ランチア デルタ S4”


“ランチア ラリー 037”


“アウトビアンキ A112 Jr”


“アルファロメオ 1750 GTV”

これは上手く撮れた^^;

ヒルクライムも終わり、NPSCの皆さんと余韻に浸りつつ、


帰路につきました。

(Jさん運転お疲れ様です!!m(_ _)m)

浅間ヒルクライムが興行としての成立を目指しているのに対して、こちらはエントラントが楽しめることに重きを置いたイベントを目指しているように感じました。是非、これからも根付いて行ってほしいヒルクライムイベントですね♪

観戦を取り纏めていただいたジェフベッキーさん、相乗り誘っていただいたJ'BOYさん、そしてご一緒した皆さん、どうもありがとうございましたm(_ _)m
大充実のヒルクライム観戦となりました!
Posted at 2015/04/19 12:24:44 | コメント(11) | トラックバック(0) | モータースポーツイベント | クルマ

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