目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
2
まず、ブレーキの全体像です。
今回調整する部分は、ブレーキランプを点灯させるストップランプスイッチとブレーキ位置を調整するブレーキペダル部です。
手順的には、ブレーキペダルの位置を調整したら(低くしたら)ブレーキランプがつきっぱなし状態になると思うのでこれを調整してブレーキを踏むことによって正常にランプが点灯するようにします。
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まずブレーキペダルの位置を調整します。
手始めにクレビスロックナットを緩めます。
これは17mmのモンキーレンチかオープンエンドレンチで緩めることができます。
死ぬほど硬かったです。
強引にクレビスロックナットだけを回そうとすると付随のフォーク状の部品が壊れそうになるので、モンキーでフォーク部分(ナットのもうちょっと上のあたり)を押さえて、オープンエンドレンチでナットを回すようにしました。
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ナットが緩んだら、次にプッシュロッドクレビスを回します。
回すことによってブレーキパッドが上下に移動します。
※この調整の時に注意が必要です。
フルブレーキング時にブレーキパッドが床についてしまうくらいブレーキパッドを下げるのは事故の元です。
全力でブレーキを踏んでいるときでも、ブレーキペダルはフロアマットとの間の余裕が必要です。
※ブレーキの高さが丁度よくなったら、忘れずにクレビスロックナットを強く締めておきます。
これを忘れても事故の元となります。
5
ブレーキペダルの調整が完了して、ブレーキパッドが出荷時より下がっている場合ストップランプが点灯しっぱなしの状態になっていると思います。
このままでは危なくて走れないので、ブレーキランプの調整を行います。
※ストップランプスイッチが動かしにくい場合は、写真のようにカプラーを抜くことによってブレーキランプスイッチが抜き差ししやすくなります。
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ストップランプスイッチとは、スイッチ部分(黒い棒の部分)を押すことによりブレーキランプが消えるようになっています。また、押されていない状態の場合はブレーキランプが点灯します。
つまりブレーキペダルを調整後、ブレーキランプがつきっぱなしになっているということは、ストップランプスイッチが押されていない状態を維持してしまっているということになります。
そこでストップランプスイッチを調整するわけですが、まずストップランプスイッチを抜きます。
抜き方は、45度程度回転させてからまっすぐ引くと抜けます。
次にある程度スイッチ部分が押されている状態になるように差し込みなおします。
このときブレーキランプを見ながら調整すると楽です。
ブレーキランプがつかない状態を探しつつ差し込みます。
その後、ブレーキを踏んでブレーキランプがちゃんと点灯するか確認します。
ストップランプの点灯やペダルのガタつきやペダルの遊び、ブレーキブースタ内の負圧がない状態であれば作業終了になります。
<2012/09/22追記>
ストップランプスイッチASSYの取り付け位置調整時の深さでABS、VSCへの信号が正常に送られない場合があるようです。
エラーが点灯するようであればストップランプスイッチASSYを再度位置調整してください。
7
作業結果の写真です。
分かりにくいかもしれません。
ブレーキパッドの高さが、アクセルパッドの高さに近くなっていると思います。(正面からの画像なので分かりにくいですね)
この調整により非常にカカトでアクセルを踏みやすくなりました。
また、私の場合社外品のアクセルペダルにより4mm程度アクセルが上がっているためそれほどブレーキペダルを下げなくてもよかったです。
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