九のブログ一覧

先回に引き続きアイスセンサーのテスト走行の続きです。
先回は圧雪路面での印象など書きましたが、今回はアイスセンサーの欠点とも言うべき部分などにも触れたいと思います。

アイスセンサーの対磨耗性の悪さに関してはすでに触れていますが、その他にも気になる点が出てきました。
画像では分かり難いかもしれませんが、このような一度降り積もった雪が気温が高いために表面が融け始めたような路面（濡れ雪のような状態）になると、とたんに機能が低下してしまいます。
メーカーの説明ではアイスセンサーは路面温度が０度程度から機能するように書かれていますが、どうも実際にはもう少し低い温度（－１～－２度程度）でないと本来の性能は発揮できないようです。この当りはタイヤの表面温度の問題もあるのではないかと考えられます。

それにスタッドレスのサイプに埋め込むという装着方法のため、タイヤブロックのたわみ方がノーマル状態とは変わっている事が考えられますので排水性能が低下してしまい、このような路面での性能が劣化してしまうとも推測できます。（タイヤに異物をはめ込んでいるような物ですから）

特に今年のような暖冬傾向ですと、路面温度の上昇とスタッドレス自体の性能劣化の相乗効果で余計性能の低下を感じてしまうのではないかというのが現在の感想です。

昨年のような大雪だったらもっと違った感想が出たかもしれません。

今年はアイスセンサーのテストをするには不向きな年だったかもしれませんねぇ（-　-；

先日やっと雪が降り路面が圧雪状態になりました。コレ幸いとテスト走行に行って来ましたのでその時の印象など。

発進に関しては特に問題なく、アクセルを踏み込むとスルスルと加速してくれます。
試しに路面がミラーバーン状態に近い交差点で発進してみると、ノーマル状態よりは路面に食いついてくれる感じがします。（昨年までは発進時にホイルスピンしてしまう事が時々ありました）
ただし、必要以上にアクセルを踏み込んでしまうと、やはりホイルスピンしてしまいますが。

加速中も、ラフなアクセル操作さえしなければ特に問題はなさそうでした。

ブレーキング時も、ＡＢＳ自体は割と早めに効きだしますが、挙動不審に陥るような事も無く止まってくれます。

もっとも画像のような状態の路面ならノーマルのスタッドレスでもある程度は効きますので、アイスセンサー自体の効果かどうかはもう少し走り込んでみないとなんとも言えませんが・・・

現在のところ発進に関しては多少アイスセンサーの効果が出ているような印象を受けます。
とはいえやはりスパイクタイヤのように路面に食いつくような感触はありません。何も知らないで乗ったらノーマルのスタッドレスとは区別が付かないかも（-　-；
モチロン雪道走行のセオリーとして「急」の付く運転操作は禁物である事は言うまでもありません。急発進、急ブレーキはアイスセンサーといえどフォローしきれるものではありません。


もう少し走りこんだら再度レポートしてみたいと思います。

なかなか雪が降らないので全くレポートが書けない状態になってますが、最近の状況をチョット書いておきます。

ドライ路面においては全く性能に寄与しないアイスセンサーですので現在は無用の長物となっておりますが、先日トレッド面を見てみたら画像のような状態になっていました。

見事にアイスセンサーだけ削れております。
画像では分かりにくいかもしれませんが、トレッド面よりも凹んだ状態まで削れております。（現在はもっとめり込んだ状態になってます）

常温時の柔らかさから、耐摩耗性はあまり高くないとは思ってましたが、想像以上にドライ路面での磨耗が早いようです。
現在の暖冬傾向が続くとすると、このペースでは３月頃にはほとんど跡形も無くなりそうな気配（-　-；
この状態で本当に真冬に使えるのか少々不安になってきました。

アイスセンサーが普及しなかった真の原因がようやく解りましたよ。

現在山形は雪模様ですが、圧雪状態になってくれないとマトモなレポートができません（Ｔ▽Ｔ）


こんなに雪が降ってほしいと思ったのは高校生の頃以来だなぁ（爆）
生活面では降らない方が助かるんですけどねぇ（-　-；

先日アイスセンサーを装着したスタッドレスタイヤに履き替えたので、まずは乾燥路面での印象など。

基本的な乗り心地やグリップ感などはノーマル時の状態（タイヤはブリザックＲＥＶ０１）とほぼ変わらないのですが、タイヤノイズに若干変化がありました。
タイヤのパターンノイズと共に、明らかに今までとは違う音が混じっています。

これがアイスセンサー自体が削れてる（？）音なのか、スタッドレスのサイプに異物を挟み込んだことによる（タイヤの側からすれば、アイスセンサーは明らかに異物ですから）ノイズの変化なのかは定かではないのですが・・・

少なくとも０度以上の乾燥路面では殆ど変化がないと思っていましたので、タイヤノイズの変化はチョット意外でした。

もっとも「気にする人には気になる」という程度の音ではありますが（＾＾；


なお、今のところ取り付けたアイスセンサーは１つも外れていません（爆）