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2010年03月19日 イイね!

千葉での事故も運転ミスなのか?

プリウスのリコール問題の発端ともなった、昨年千葉で発生したプリウスによる追突事故も車両には問題が無いという結果になったようで。

以下リンク切れ対策のための転載です。元ネタはこちら
 トヨタ自動車のハイブリッド車の新型「プリウス」に国内でもブレーキ不具合情報が寄せられた問題で、国土交通省が原因調査を指示するきっかけとなった千葉県松戸市で2人が軽傷を負った玉突き衝突事故について、県警が「構造上の不具合はない」と断定していたことが18日、捜査関係者への取材でわかった。

 事故前後の運転データを記録する車載装置「イベント・データ・レコーダー(EDR)」を解析。ブレーキが正常に作動していたことを確認した。

 松戸署は、ブレーキを適切に踏まなかったのが事故原因として、運転していた同県浦安市、会社員男性(37)を自動車運転過失傷害(運転上の不注意)の疑いで千葉地検松戸支部に書類送検した。書類送検は10日付。男性は容疑を否認しているという。

 捜査関係者によると、県警はトヨタと昨年9月、車を検証し、EDRなどを調べてブレーキに問題がないことを確認した。レンタカーだったことから、複数の利用者に事情を聞いたが、いずれも「異常はなかった」と話したという。その後、県警は交通工学分野の専門家にEDRのデータ解析を依頼。今年2月、ブレーキに異常はないとの報告を受けた。
(読売新聞)
転載終了

事故を起こした男性は、運転ミスを否定しているそうですが。

以前の記事でも書きましたけど、こうなってくるとプリウスをリコールにした理由がますますわからなくなってくる。

確かにプリウスのブレーキシステムには問題がありましたが、原因はトヨタと言うよりもむしろ保安基準のハイブリッド車の制動装置の規定の不備を放置していた国交省側にあるのではないかという疑念がますます強くなってくるのです。

トヨタへの擁護というよりも、国交省の自己保身のためのリコールだったのかねぇ。

ブレーキ・オーバーライド・システムの導入検討も結構だが、早いトコ保安基準の見直しを始めてほしいものです。

かといって「闇改修」と疑われるような処理を行おうとしたトヨタに罪はないと言うつもりもありませんが。

トヨタの方も「今まで公表していなかった不具合情報も開示していく」とか言ってましたけど、その後どうなったんでしょうねぇ?

コッチも口先だけなのか?
Posted at 2010/03/19 23:58:49 | トラックバック(0) | プリウスのブレーキ問題 | クルマ
2010年03月07日 イイね!

ニューモデルマガジンX4月号のトヨタリコール問題総括

先回はベストカーの記事を取り上げましたので、今回はニューモデルマガジンX4月号に掲載されていた「トヨタのリコール問題を総括」という記事を取り上げてみたいと思います。

簡単に言うとプリウスのリコールに関しては、ABS作動時に回生ブレーキから油圧ブレーキに切り替わる0.06秒のズレの話に終始してますね。
ブレーキシステムが3系統あるという特殊性には全く触れていない。
「2系統の制動システムを併用・・・」という記載があるところからすると、2月5日の会見を受けての記事なのでしょうか?

しかし「トヨタはリコールを届け出ましたね」という記述もありますから、2月9日以降なのかなぁ?

でもそれならECBの話題に触れてないのがどうにも納得がいかない。
リコールでの改修内容は、ABS作動時のECBの制御の変更とも言えるのだから。
国沢氏ですら気が付くような事を、かの総括メンバーが気付かなかったのだろうか?

となると、この記事が書かれたのはリコールの実施を決定した2月7日~8日頃かもしれない。

まぁ、雑誌によって入稿の日程は違うでしょうから、それはそれで致し方ないかもしれない。

だが、9日のトヨタの会見を見れば、この記事内容では必ずしも正確ではない事にすぐ気が付くと思うし、雑誌の発売までにはまだ日にちがあるのだから何らかの修正を加えても良さそうなものなのだが、その点に関しても一切触れられていない。

マガジンXも案外いい加減だねぇ(笑)

それとも「どちらにしても、本質的な違いは無い」という判断なのだろうか?
せめて「この記事は2月5日の会見を元に書かれております」とか記事の最後に書いとけばよかったのに。

来月号に訂正記事が載ってたら笑うぞ。

もっとも一番驚いたのが、悪名高い総括メンバーですら現行プリウスの複雑なブレーキシステムを完全に理解していなかったという事。
理解していたら「2系統の制動システム」という表現はでないハズですから。


自動車のプロとも言える人が理解できないようなものを、一般ユーザーに理解しろというのは、どだいムリな話ですな。
Posted at 2010/03/07 22:42:07 | トラックバック(0) | プリウスのブレーキ問題 | クルマ
2010年03月04日 イイね!

ベストカー3/26号のプリウスブレーキ抜け再現テスト

国沢光宏氏が、またやってくれました。

ベストカー3/26号でプリウスの「ブレーキ抜け」の再現テストを行ったという記事を見かけましたので、久々に買い込んでみました。

最大で制動距離が15.9m伸びるという実験結果はチト眉唾ですが、それ以外の内容は私が調べたのとさほど変わらないようだったので、まぁこんなもんかと思って読んでました。

が、記事の最後で

なぜ最初から対策後の制動にしなかったのか?推測だけれど「開発中のテストではわからなかった」ということ。(原文まま)

と書かれていた。


ん~おしい!


2月9日の会見で佐々木副社長が「電動ポンプやソレノイドを使った場合、ノイズや振動が発生し、従来のモデルではそうした部分に対し不満の声があったため。 」とはっきりこういう仕様になってしまった理由を述べている。開発中のテストがどうのという問題ではない。
それに「保安基準上問題にならない点」をわざわざテストしているのだろうか?

ちなみにこの実験が行われたのは2月15日だったそうだ。トヨタの釈明会見の約1週間後である。
国沢氏も当然トヨタの会見は知っていたハズだし、幾つかの報道でも「カイゼンが仇になった」という話はされていたハズである。

ニュース見てなかったのかな?

それとも「カイゼンが仇になった」という部分には触れたくなかったとか?

もっとも私は「トヨタはこうなる事を事前に理解していた」と思っているのだが、きっと国沢氏は素直にトヨタ側の主張を信じておられるのであろう。

しかも、この後の文章は

上手なドライバーなら「エコカーなのでABSのクセでしょう」と判断しちゃうレベル(原文まま)

と書いている。

流石に制動距離が1.5倍以上も伸びたら、「クセ」で終わらせられるレベルではないと思うのだが。
しかも自動車評論家が。
自分で実験しておいて、何の疑問も感じなかったのだろうか?

しかも「エコカーなので」ってのは何だ?
誰も「エコカーなので」と思わなかったから大問題になったんじゃなかったか?


流石に国沢氏は大人である。私と違って論点をワザとズラして事を穏便に済ませようとした訳ですね。
わかります。
Posted at 2010/03/04 22:26:33 | トラックバック(0) | プリウスのブレーキ問題 | クルマ
2010年02月14日 イイね!

ユーザー様は神様ですか?

たまたま9日の豊田章男社長の会見の詳しい内容をまとめたサイトを見つけましてね。

便利な世の中になったものだ。

で、今回の問題点をもう一度考えてみようかと。

(以下、斜体は転載箇所です)
問題となっている4車種では、ABSが作動した際には、この電気式ポンプで発生していた油圧から、実際にペダルを踏んだ力で発生する油圧へと切り替える制御をしていると言う。これは、電動ポンプやソレノイドを使った場合、ノイズや振動が発生し、従来のモデルではそうした部分に対し不満の声があったためで、新たに採用した技術。

これは知りませんでしたヨ。
ABS作動時の油圧ブレーキはノンサーボ状態だったんですね。
本来はブレーキフルードに油圧をかける電動ポンプが故障した際のバックアップ用なんだそうですが。

今時そんな車があるとは誰も思わないでしょう。

通常の油圧ブレーキの場合、踏んだ力と実際の油圧はリニアに変化するのに対し、電動ポンプの場合、軽い踏力の際には、若干発生する油圧を増したような設計になっている。これが問題で、緊急ブレーキのように踏力が強い場面では、電動ポンプより通常の油圧ブレーキのほうが油圧が強くなるため問題ないが、今回問題となっている軽いブレーキの際には、ABSが作動し、ブレーキの油圧が電動ポンプからメカニカルなものに切り替わると、同じ踏力であれば発生する制動力は下がってしまう。

そりゃそうだわなぁ。

佐々木氏が実際に北海道のテストコースでテストしたところ、そのまま滑りやすい路面が続く場合、通常のABSでは、ロックを解除するために一度油圧を下げた後、再び制動力を立ち上げると、また強い制動力が働くため、再度ロックしそうになり、油圧を下げるという作業を繰り返す。一般的なABS作動時の「ガッガッガッ」と断続的に効く状態だ。それに対し、プリウスでは復帰後の油圧が低いためロックはせず、ABS特有の断続的な制動が発生しないとのこと。それでも制動力自体は発生しているため、実際に停止した位置はあまり変わらなかったとこのことだが、そうした挙動の出方が、通常のABSに慣れたお客様にはそこが問題になったのだろうと述べた。

また、たとえば段差を乗り越えた瞬間などでも、一瞬タイヤが宙に浮くような形となり、ABSが作動することがあり、その場合、グリップが復活した後の制動力が、メカニカルの油圧による低いものに切り替わるため、ブレーキの効きが弱くなったと言う声につながったのだろうとした。


あ~なるほどね。そういう事なら問題はABS制御プログラムか。
実は「ABS作動から復帰した際に電動ポンプが作動し、フルードに油圧がかかるまでのタイムラグ」も問題なのかと考えてたんですが、電動ポンプ自体作動していなかったとは。
ちなみに旧型は油圧ブレーキを使用する際は常に電動ポンプが作動して油圧をかける制御になってたそうです。

それにしても、こんなブレーキシステムにした理由が「従来のモデルではそうした部分に対し不満の声があったため」と言うのが何とも悩ましいところで。

トヨタの言い分としては、ユーザーのための「カイゼン」が仇になったと言いたいのでしょうか。


最近思うんですけどね、顧客の要望に全て答える事が本当に「善」なのでしょうかねぇ?

そりゃあ、良い品がより安い値段で手に入れば、それはそれで嬉しいですけど、だからといって全ての要求に答えるには限界があると思うんですよ。

例えば初代プリウスのブレーキに関する不満というのは結構聞く話ですが、だからと言って特定条件下でノンサーボ状態になるブレーキシステムってのは・・・
開発の際に誰も疑問に思わなかったんでしょうかね?

前にも書きましたけど、ハイブリッド車は従来の自動車とは大分違う仕組みを持っているのですから、そういった点をユーザーにキチンと伝える必要があったのではなかろうか?

特に安全に関わる部分となると、ただユーザーの言う事聞いていればいいってモンじゃないのではなかろうか。

ユーザーの方にしても「それは意見なのか、それとも単なるわがままなのか」今一度よく考えてみる必要があるのではなかろうか。
確かに行き過ぎたコストダウンというのも今回の問題の一つだと思いますけど、「それを望んだのは誰か?」という事も考えて欲しいのです。
基本的に企業は誰も望まないものは造りませんからねぇ。(売れませんから)

これはプリウスやトヨタだけじゃなく、最近世の中に起きている事象の多くに関して言える事なんですけどね。


保安基準に関しては佐々木氏が補足をした。佐々木氏によれば、保安基準は大きく2つの用件からなっていると言う。1つは試験の結果の数値がある基準以内に入っているかで、この点においてはプリウスは保安基準に合致しているとした。しかしもう1つ、安全を保証するという用件も含まれており、社長のお客様第一という言葉もあったが、この部分が至らなかったとして、今回リコールに踏み切ったと言う。

やはり保安基準には合致してたのね。
Posted at 2010/02/14 23:21:19 | トラックバック(0) | プリウスのブレーキ問題 | クルマ
2010年02月13日 イイね!

リコール制度の限界もしくは保安基準の問題? その2

先日の記事で書ききれなかった分の続きです。

先日の書きました通り、現在の保安基準では「回生ブレーキのみでの制動」は、条件付ではありますが認められております。
また回生ブレーキから油圧ブレーキの切替時の1秒未満のタイムラグも同様に認められております。

素人目には、これこそがプリウスのブレーキ問題の本質のように思えるんですよね。

理由は先回も書きましたが「バッテリー充電完了時の回生放棄」。
プリウスには、ほぼ回生ブレーキのみで制動する領域があります。もしその領域での制動の時に回生放棄が行われたら、またその時に油圧ブレーキが復帰するのにタイムラグが発生したら・・・。

ごく短時間とはいえ、空走感どころか文字通り空走している状態となります。

ドライバーからすればふいに減速感が途切れるので、それは違和感を持つでしょうなぁ。

回生ブレーキの制動力はモーター自体の出力と、その時の回転数に比例します。よって減速するほどに制動力も弱まります。
そのための油圧ブレーキのアシストは行われているでしょうが、その最中にふいに回生放棄が行われ、その際にタイムラグが発生するとしたら、そんなブレーキペダルの踏力と関係ナシに制動力が変動する不安定なブレーキシステムは少々危険と言わざるを得ないのではないでしょうか?

でもそれが法律上認められているというのが現状です。

トヨタが先週の会見で強気だったのも、「保安基準には合致している」という思いもあったのではないでしょうか?

(ここからは私の妄想です)
もうプリウスをリコールにするしかない状況にまで追い込まれた。

が国土交通省としては「回生ブレーキ」という言葉は出したくない。
それを認めると、法律上の問題点にまで言及しなければいけなくなるから。そうなると責任はメーカーでなく国土交通省という事になってしまう。
現状のプリウスのブレーキ制御は保安基準上問題ない訳ですから、ヘタすると某超大国が「日本政府が欠陥車を容認している。政府がメーカーと結託して欠陥車を売りつけた!」と騒ぎ出しかねない。
そうなれば外交問題にまで発展してしまう。
そこで「ABS制御プログラムの不具合」というそれらしい理由を付けてリコール実施。

理由は他にもある。
回生ブレーキはハイブリッド車だけでなく次世代の電気自動車などにも繋がる技術。「二酸化炭素の排出量を25%削減」などとバカな事をブチあげちゃった以上、ハイブリッド技術にケチがついては困る。
エコカー減税とかもやってるしね。
ハイブリッド車にこれ以上ケチがついては困るのはトヨタも同じ。
利害関係が一致するので「臭いものに蓋」でああいう不可解なリコールになった。
(妄想終了)

まぁ疑いだしたらキリがありませんが(^^;

自動車は電車以上に走行時の不確定要素が多いと思います。それに回生放棄は走行状態やドライバーの意思とは関係なしに発生するのがハイブリッド車。

とりあえず回生ブレーキのみの制動は認めない方が無難ではないかと思うんですがねぇ。
Posted at 2010/02/14 00:21:38 | トラックバック(0) | プリウスのブレーキ問題 | クルマ

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