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本日より廃木材を原料としたバイオガソリンの販売が大阪で始まったそうです。

以下、リンク切れ対策の為のコピーです。
廃木材を発酵させて作ったバイオエタノールを、ガソリンに混ぜて自動車燃料として販売する試みが９日、堺市と大阪府大東市の２つのガソリンスタンドで始まった。

　木材を原料とするバイオエタノールの商業利用は世界でも初めて。当面は地元企業や自治体の公用車など約１００台に供給。スタンドの数も順次増やし、来年度以降は一般販売も検討している。

　環境省と大阪府の実証事業で、ガソリン消費を減らして地球温暖化を防止する狙い。堺市西区のプラントで建築廃材や木くずに含まれる糖分を発酵させエタノールを製造。岡山市の製油所でガソリンに３％混ぜた。品質的には１０％に高めることも可能だ。

　石油業界は今年春、トウモロコシなどが原料の輸入エタノール合成物質を混ぜたガソリン販売を始めたが、食用農作物の価格高騰を招く事態にもなっている。大阪府は「私たちの方法なら間伐材や紙くずも利用できる。環境に優しいのはこちら」と胸を張る。

木材によるバイオ燃料の商用利用は世界初なのだそうな。
バイオエタノール精製用プラントがなかなか面白い。おからも使っているとは思わなかった。
大阪府もなかなかやるね。廃材木ならリサイクルにもなるし、なにより食料を燃料に回すという最大のジレンマからは開放される。
もっとも、机上の空論としか思えない「カーボンニュートラル」なる論理には賛同しかねるが。

・・・で、これで「よかった、よかった。」とはならないんですよねぇ、私の場合。
今回の大阪府の試みは「環境省」とのコラボ。で、今年の春から始まったバイオガソリンの販売は「経済産業省」が主導している。
どうも日本でおなじみの「省庁間の縄張り争い」が始まりそうな予感が・・・（-　-；

省庁間の利権争いが始まってしまうと、ユーザーそっちのけで段々おかしな方向へ話が進んじゃうからなぁ。代替エネルギー問題は何処かで一元化して取り組む事はできないものだろうか？
それに今回も発生の増加が懸念される他の有害物質に関する説明もないようだしねぇ。
「ＣＯ２さえ減らせばいい」とも受け取れる最近の風潮には、なんとなく疑問を感じるんですけど。

ちなみに、このロゴマークと愛称は一般公募で決まったそうです。
大阪府様、無断借用してごめんなさいｍ（_　_）ｍ