ダンス・ウィズ・ウルブズ　Dances with Wolves

前々から観たかったものだが、「ダンス・ウィズ・ウルブズ　Dances with Wolves」　1990年のアメリカ映画　ＤＶＤを観た。第63回アカデミー賞作品賞／監督賞／脚色賞／撮影賞／作曲賞／録音賞。

181分と長い映画で、なんども休憩できるのがＤＶＤの良さ（笑）。

「南北戦争で英雄となった北軍中尉ジョン（K・コスナー）は、自ら志願してダコタ最西部の砦に赴任し、ネイティヴ・アメリカンのスー族と親しくなり、やがて彼らから「狼と踊る男」と称されるようになり、部族にいた白人の女と結ばれる。」



インディアンの大量虐殺を目論む合衆国軍が迫るとき、愛する妻を伴って雪山の奥深くへと分け入っていくというラストがいただけないが、理解のある白人とインディアンの交流に、ちょっと感動した。



バッファロー：「タタンカ」というインディアン語を覚えるところから始まる異文化との接触・合流ということで、言葉の、会話のきっかけがジェスチャー、贈り物、お返しということがよくわかる。
事実、武器を持ったインディアンと対峙するのは恐怖だろう。
インディアンがつけた男のインディアン名の意味。（劇中）

観ていて、言葉が似ているような気がした「セディック・バレ」思い出した。もっとも、こっちは「出草」はないのだが。

「あの映画のおかしなところといえば、1人の女性がラコタ語を出演者に教えていたんだけどね。実はラコタ語は男性と女性で言語が違っているんだよ。だけど、何人かの男性のアメリカンインディアンやケビン・コスナーが女性の話し方をしていてね。ラコタ族の男たちを大勢連れて映画を見に行ったんだけど、皆で大笑いしたよ。」という批評もある

・・・・・が、それは、多くの人、とくに日本人にはわからないことで、映画では許されることだと思う。
https://ciatr.jp/topics/235831?page=2より


でも、登場人物の歯が白いのが気になった、インディアンはタバコのヤニで白いはずがないのに。

バッファローの狩りのシーンはＣＧ？うまくできていると思った。
オオカミ、トゥー・ソックス（2つの靴下）」と名付けた狼は、実物だったらしい、よく手なづけたものだ。



狩りに出るインディアンの化粧がおもしろい。ゾロのようなマスク、赤く塗った顔、
こういうのをアメリカインディアン・ペイントというのだそうな。



Dances with Wolvesと複数形になっているのは？出会うトゥー・ソックス（2つの靴下）は1匹だけなのに、という疑問があった。

これ読んで納得。↓
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・・・・ラコタ語では必ずしも主語を言わず、人の名前の最初に動詞を入れるという、私たちの感覚では慣れない名前のつけかたをすることがあると書かれている。
この映画の題名はラコタ語で主語を省き、「（彼が）狼とダンスする」を英語に直訳したということ。の映画は日本では「ダンス・ウィズ・ウルブス」となっているが、これはおかしい。
ちゃんとオリジナルの映画名に配慮して「ダンシズ・ウィズ・ウルブス」になるべきだ。
http://homeandaway.blog.jp/archives/1028889263.htmlより引用