無菜のブログ一覧

文化大革命真っ只中の中国で投獄され、20年ぶりに解放された夫が、文革が終わると無罪となって戻ってきたら・・・記憶障害となっていた妻に自分を思い出してもらおうと奮闘する。

帰りを待っていた妻への献身的な夫の愛情。



主演コン・リー、チェン・ダオミン、監督チャン・イーモウ

チェン・ダオミンはジェットリー主演の「HERO」で、皇帝役を演じた人。




バレエの主役に抜擢されたい一心の一人娘が、父親がいるから抜擢されないと思い込み、脱走してきた父の所在を密告して父が捕まった。
過去に父親の写真をことごとく切り捨ててしまったこと。

すべて文化大革命が仕掛けたことだった。

文化大革命さえなければこんな悲劇は起こらなかった。文革を槍玉に挙げた反政府の映画でもある。


ラストシーンは「岸壁の母」のようだ。
岸壁の母（がんぺきのはは）とは、第二次世界大戦後、ソ連による抑留から解放され、引揚船で帰ってくる息子の帰りを待つ母親をマスコミ等が取り上げた呼称