無菜のブログ一覧

あした、蒲郡のグリーンセンターに買いに行こう。

中晩柑のはるみとはちがうおいしさ。

松本清張の推理小説を読んだ。面白かった。鉄壁に見えたアリバイ・トリックがくずされていく。

あらすじは
「目黒に住む劇作家・曾根晋吉は、不倫した芝村美弥子と、京都に同宿していた。金属会社に勤める美弥子の夫・芝村は、神奈川県の油壺と三宅島を往復するヨットレースに参戦しており、8月17日の夫の油壺到着までに、美弥子は京都から油壺に戻るてはずになっていた。
8月16日の夜、晋吉は美弥子と、ホテルの屋上で大文字焼を見物していたが、その最中、晋吉の気づかぬ間に、美弥子が消失する。
不倫であるが故、夫や知人に事情を告げるわけにもいかず、晋吉は東京へ戻った。
その間、芝村の乗るヨットが、油壺に帰着する途中、三浦半島沖合で、ワイルドジャイブ※を起こし、同乗者の上田伍郎が死亡。
そののち美弥子の死体が晋吉の自宅近くで発見され、晋吉は、警察に参考人として引っ張られる。夫・芝村はそのとき、海上にいて鉄壁のアリバイがある。犯人はだれ？。トリックは？……。」

ヨットレースを使ったトリックだが、飛行機がないとこのアリバイは成立しない。

いずれも行ったり見たりしたことがない京都の大文字焼き、三宅島、三浦半島沖海上、真鶴、油壺が舞台。

※ヨットのワイルドジャイブ・・・・ヨットの知識はないけど、帆を逆風にあおられ、ヨットが振られ、転覆してしまうことだった。


ネタバレになるが、完璧に見えたトリックなのに、追求される前に犯人は遺書を残し自殺してしまうのが、あっけない。

テレビドラマ化されているが、未見。でも、原作のほうがおもしろそうだ。