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ヒッチコックの「北北西に進路を取れ　North by Northwest」　１９５９年アメリカ映画、カラーを見た。



出演
ケイリー・グラント：ロジャー・ソーンヒル
エバ・マリー・セイント：イブ・ケンドール
ジェームズ・メイソン：フィリップ・バンダム


見せ場がいっぱい、娯楽大作。女性も魅力的だ。細かなことにこだわらずに見るだけなら十分面白く、６０年近くも前の映画だが、カラーもきれいで楽しめた。




飛行機で殺されそうになるシーン



ラストシーン、ラシュモア山での転落ハラハラドキドキシーン


このあと、崖から転落する女性を救おうと手を差し伸べるシーンが、列車内のそれに切り替わる面白さ。


だが、手に汗握るストーリーだけど、なんだかしっくりこない。

「そもそも存在しない、誰も見たことがない人物に主人公はなぜ間違えられたのか」
スパイがなにをしたのか？
CIAの「教授」という人物、これどういう役職？
出てくる人物が、見せ場を作るために出てくるだけで、必然性がいまいち感じられない。
陶器の人形に隠した機密フィルムもなんだか、さっぱりわからない。
これは、ほかでも指摘があった。
http://d.hatena.ne.jp/katokitiz/20160322/1458625150


「レストランで銃を撃つシーンで、大きな銃声をあらかじめ知っていた少年が、銃声が鳴る前に耳をふさいでしまっているミス」、は言われなきゃ気がつかなくって、見直して初めてわかった。

ヒッチコックのカメオ出演シーンは、最初のバスに乗るシーン。

ラストシーンが意味深というのは、言われなきゃ、日本人にはわからないだろう。

10. 「ノーカントリー」（2007年／ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督）
9. 「別離」（2011年／アスガル・ファルハーディー監督）
8. 「ヤンヤン 夏の想い出」（2000年／エドワード・ヤン監督）
7. 「ツリー・オブ・ライフ」（2011年／テレンス・マリック監督）
6. 「エターナル・サンシャイン」（2004年／ミシェル・ゴンドリー監督）
5. 「6才のボクが、大人になるまで。」（2014年／リチャード・リンクレイター監督）
4. 「千と千尋の神隠し」（2001年／宮崎駿監督）
3. 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」（2007年／ポール・トーマス・アンダーソン監督）
2. 「花様年華」（2000年／ウォン・カーウァイ監督）
1. 「マルホランド・ドライブ」（2001年／デヴィッド・リンチ監督）

「BBCが選ぶ21世紀最高の映画100本」
https://www.gizmodo.jp/2016/08/100-films-selected-BBC.htmlより



第４位に「千と千尋の神隠し」というのはすごいが、１位、２位もミステリアスだから、同じ趣向？


第２位の「花様年華Huā yàng niánhuá」はすでに見てる。
1960年代の香港を舞台に、既婚者同士の切ない恋を描いたものだけど、マギー・チャンとトニー・レオンが出て、音楽が効果的に使われた不思議な感じの映画だった。


「マルホランド・ドライブ」、
ミステリーらしいが、あやしげな雰囲気。ナオミワッツがきれいだ。


どんなものか、ツタヤレンタルで「マルホランド・ドライブ」と「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を借りて見よう。