2014年10月23日
不評気味のマツコネですが、内部が従来のカーナビよりも、むしろタブレットに近い事がわかり、ちょっと期待しています。その一方で、今のカーナビに不満があり、この機会に使い方を改めたいと考えました。
まず、今のカーナビの利点ですが、正確なGPS位置情報が得られ、道路情報システムと連携し、事故や渋滞情報を表示できます。地図、音楽などをコンパクトな画面に集中させ、ステアリングリモコンから運転中にも操作できますし、携帯のハンズフリー機能も使えます。
欠点としては、店舗や道路新設の情報はいくらアップデートがあってもスマホより古く(無料アップデート回数の多いパイオニアc9p7なのですが)、ナビゲーションで理想の経路が見つかるまでの操作に時間がかかります。画面が明るいため夜間は目が明順応して、暗い道路が充分見えません。運転手が操作するのに、走行中は操作できないようにする規制が、私の購入後に強化されたようです。以前運転の必要上最小限、そして後席のためなどといって改造したのですが、そろそろそれを直したいと考えています。
現行のナビを使い慣れると、知っている道でもついナビを使うようになり、道路を憶えるのが下手になりました。眠気覚ましの必要も無いときに、BGMやテレビ、動画をかけたくなります。ちょうど家に居る間テレビをだらだらと深夜まで付けっぱなしにするのに似ています。カーナビとスマホがあるからとドライブ中の予定や目的地変更が多く、ナビと家族に振り回されます。カーナビのない頃ならば、事前にドライブ経路と店情報をメモして、紙の地図と青看板だけで、色々な場所に行けましたし、ドライブにあった音楽を事前に選んでおくこともしましたが、今はすべからく行き当たりばったりです。そのうえ、走行中にスマホを操作する事に危機感がなくなってきました。ナビの情報では不足だからという大儀名分です。トラック運転手が漫画をハンドルに開きながら運転していたり、スマホを片手に持つせいでウインカーを出さずにお姉さんが車線変更を繰り返していたり、デッドニングと音漏れ対策をして音楽に聞き惚れ、救急車のサイレンが聞こえずに交差点に進入する車や、スマホのイヤホンで周囲の音が聞こえず、車の前をのろのろ赤信号で渡っていく歩行者にもムッとしますが、実はカーナビ、スマホの操作だってそれらと大差ないですよね。依存症みたいです。試しにナビを切ってみて、黒い画面に耐えてみたりしています。
解決策として、走行中は助手席で助手がナビを操作、テレビは見たければ後席にモニターを置いて後席で操作し、テレビや音楽の音量は自動制限され、助手席と運転席ではテレビを見たい誘惑に負けない、という風に変わっていかないといつか事故に会うかもしれません。助手席や後席に人がいないときはどうするか?気兼ねの必要がないので、その都度停車してドライバーが操作すれば良いですよね。ドライバーが片手間にナビを操作するなんて本末転倒だと思います。運転まで片手間になります。運転者がする操作はせいぜいステアリングコントローラーで音量を変えるくらいにして、音声操作だの画面を見るだのの、気が散る動作をしないようにしなければいけないと思います。最近気づいて、ナビに手を伸ばさないように努力しています。
ところで、今のマツコネは従来のカーナビより汎用性があり、linuxコンピューターにセンサーを付けたものなので、ソフトウェアのバージョンアップ次第でAppleのCarPlayへの対応が出来そうだと言う事です(ディーラー情報)。もしそうなら、現行のマツコネを将来買い換えずにCarPlayが使える可能性があります。CarPlayはアップルiPhoneですが、AndroidにはAndroid Autoという規格があって、両対応を予定する企業が多いです。iPhoneはunix, AndroidもLinuxからの派生ですから、どちらにも対応しやすそうです。http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1407/02/news082.html
ネットでは既にlinuxのファイルをいじってマウスを繋いだ例もあるし、CarPlayの文字列を見つけた人もいます。CarPlayの実機は無いので推測でしか言えませんが、マツコネも細かなバージョンアップをする実積があるので、期待できると思います。
そうなれば、今までカーナビのどうしても遅い店情報、地図情報をスマホを用いてカバーして、しかも今までは原則停車中にしか検索できなかったのが、同乗者が常に操作できるようになるでしょうか。私はこれが1つの解決策だと思います。きっとスマホのカーナビアプリの高機能化にもつながるでしょう。
そして、盗難、車荒らしも減るかもしれません。マツコネは専用品なのでDINのカーナビより転売先が少ないはずです。GPSアンテナはスマホ内蔵では感度が下がりますから、マツコネからスマホに情報を提供し、ナビのルート検索はスマホからの情報を画面に表示して、道路状況の情報を添える。ユーザーが進んだ道に合わせて「賢く」進路を選び直してくれれば、停車してまで操作する事は必要無くなっていくでしょう。地図のアップデートはメモリーカードやCDを使って更新するよりユーザーもメーカーも携帯の方が楽なので、今より早く更新されるようになるでしょう。ドライブ経路や燃費情報を後でスマホでみたり、旅行記録を自動作成する楽しみも出来るでしょう。携帯電波の届かない地域での地図更新が難点ですが、基地局はずいぶん整ったように思います。
それでも不満はあるでしょうね。遊びの部分をある程度失うわけですから。しかし、考えてみると子供のDVDは家でだって点けっぱなしにしないし、音楽も家の中では小さい音量で聴きますよね。ドライブプランの準備も、今はスマホやパソコンで簡単に出来ますよね。スマホに事前にドライブルートを入れておくのも良いと思います。そうして準備を整えて、運転の時は運転に集中する、というのが、理想ではないかと思います。スマホ画面を見ながら赤信号で渡ってくる人を笑う資格もできるし、避けることも楽に出来るようになると思います。そうしてカーナビへの依存度を減らし、その分、スマホに走行や運転の仕方などの情報を集めて、後からも楽しめればいいなと思っています。ドラレコとの合併は一番考えやすいのですが、32GBのメモリーカードでも画像がすぐにいっぱいになる現状では、スマホの容量を食いすぎると思われます。別が良いでしょう。
話題がぶれましたが、後継車のマツコネ化を機に、ナビに頼りすぎないドライブの仕方を考え直してみました。
Posted at 2014/10/23 15:37:23 | |
トラックバック(0) |
CX-5 | 日記