2016年10月25日
19才の息子に運転させるときの自動車保険について考えました。
遠隔地に進学し、この夏休みに自動車免許を取っていきました。ペーパードライバーのなれの果てをパピルスドライバーというそうですが、そうならないように帰省時や訪問時に付いて運転練習させようと思っています。
CX-5は通勤と私用に使うための職場の法人所有車で、理事長が記名被保険者となる法人向け共栄火災海上の自動車保険に入っています。セカンドカーのヴィッツは主に妻が乗るものの、私名義の個人向け自動車保険のチューリッヒに入っています。後者の更新に合わせて、今回色々調べました。保険の素人なので、間違いがあるかもしれませんが、防備録を兼ねて書いてみます。
まず、年齢制限ですが、これは同居の親族で運転する人の最低年齢に合わせれば良く、今回は別居未婚の息子なので、年齢制限を引き下げる必要がありませんでした。19才で保険料が高いため、この年齢制限がポイントだと思いほっとしましたが、その先がイバラの道でした。
訪問先は遠く主にCX-5で行くのでこの車で練習できるのが良いのですが、法人の車両については、通勤などの業務で使う以外は、記名被保険者、その配偶者と同居の親族、別居の子などが被保険者になり、私は業務で車の管理を任されているので良いですが、私の子は保険対象外と思われます。(妻については法人に勤務していますが、日常の買物でも対象になるか確認中です)
それで、1日タイプの自動車保険と年単位のドライバー保険について調べました。
1日タイプは24時間単位の加入となり、東京海上日動の「ちょいのり保険」、三井住友海上の「1DAY保険」、あいおいニッセイ同和損保の「ワンデーサポーター」があります。乗るときだけ1日500〜1500円払って使う便利そうな保険ですが、これは法人所有の車は全て適用されません。
ドライバー保険は年単位の加入となり、損保ジャパン日本興亜は「記名被保険者(保険加入者本人)が役員となっていなければ、法人所有車でも可能」で、保険料は1年に6万円前後です。三井ダイレクト損保の「eドライバー保険」も同様に、「記名被保険者、その配偶者、または記名被保険者の同居の親族が所有する自動車および記名被保険者が役員となっている法人の所有する自動車を除きます。」で、年4万円ほどで若干下がりますが、いずれも年数日の練習にこの額を払うのはどうかという高額で、等級もあとで自動車保険に入るときに移行できません。
https://hoken-connect.jp/column/songai-hoken/jidousha-hoken/43/
良いとこ取りで、本人が関与していなければ法人所有車でも可能という1日型があればベストでしたが、これでは、CX-5を運転させるのはあきらめざるを得ません。
では個人所有のヴィッツはどうか。これはもちろん可能でした。別居の息子が19才でも、年齢制限を下げる必要なく、4万円前後の保険料で、他車運転特約がつき、これで息子が友人の車を借りて運転しても保険の対象になる上、個人賠償責任特約をつけたので、息子が車以外で損害補償を負ったときの保険にもなるはずです。チューリッヒは5千〜1万円ほど高くなり、ソニー損保は個人賠償責任特約が無いようで、同価格帯の大人の自動車保険(セゾン、損保ジャパン日本興亜)にしました。「運転者限定特約の同居の子以外補償」タイプであれば、年齢制限を30才以上としてあっても、30才未満の息子やその友人も対象になりますから、部活の遠征などに貸し出すこともできます。
CX-5については、法人所有である間は諦めざるを得ないですが、理事長は身内ですので、今後は、私を記名保険者にする方法、車を法人で無く個人所有にするため売却してもらう方法があるかもしれません。
なお、今回ヴィッツは主に妻が運転する事から、記名被保険者を妻に変更しました。走行距離も5千キロのつもりが実際は9千キロだたので、変更しました。20等級キープでゴールド免許割引もありますが、私のほうは20等級を譲ったので、振り出しに戻るかもしれません。
保険比較サイトを2箇所使いましたが、それは簡単な条件下で各社に見積もりを出させるだけであって、今回の様な法人車両について質問が出来、条件に合うところを教えてくれるようなサービスではありませんでした。以前利用したときに、その後色々な損害保険のダイレクトメールやeメールが送られてくるようになって辟易しましたが、今回も利用したので同じ事が起こるかもしれません。今まで法人向け保険は理事長任せでしたが、良い勉強の機会になりました。
Posted at 2016/10/25 14:42:30 | |
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