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二つの月のブログ一覧

2005年11月14日 イイね!

練習曲 第12番 ハ短調 Op.10 No.12 《革命》

練習曲 第12番 ハ短調 Op.10 No.12 《革命》難しい曲名をタイトルにしましたが、
実はこの曲、《革命のエチュード》として
良く知られたショパンの曲です。

幻想即興曲、別れの曲、子犬のワルツ、
雨だれの前奏曲、英雄ポロネーズなど、
一般に知られた曲も多いショパンですが、
この《革命のエチュード》も、
その中のひとつに上げられます。

題名を聞いてご存じない方も、曲を聴けば「ああ、この曲ね。」と必ず言われると思います。

1830年、国内情勢の悪化などの理由により、ショパンはポーランドを離れますが、
その旅の途中のシュトゥットガルトで、ロシア軍がポーランド革命運動を鎮圧、
ワルシャワを武力奪還したとの知らせを聞きました。
祖国にいる家族、友人たちのことを思ったショパンは、その怒りを鍵盤に叩きつけ、
この曲が作曲されたといわれています。

ただ、確実な証拠があるわけではないので、あくまで伝説、ですが。

写真は、少しぼやけてしまいましたが、私が実際に使った楽譜です。
ヘンレ原典版を使用しています。
もう、10年以上も前のことなので、もう1回練習し直さないとちゃんと弾けないかな。

いつも、マニアックな曲ばかりなので、ポピュラーな曲を上げてみました。


Posted at 2005/11/14 21:02:03 | コメント(5) | トラックバック(0) | ピアノ曲 | 音楽/映画/テレビ
2005年11月08日 イイね!

小泉八雲の怪談によるバラード

小泉八雲の怪談によるバラード昨日のブログが御飯ネタばかりで、
四六時中食べてると思われてもいけないので、
本日は少しハイブローなネタで行きたいと思います。

「小泉八雲の怪談によるバラード」です。
作曲者はペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944- )。
現代フィンランドを代表する個性派作曲家の1人です。

この曲集は、日本人ピアニストの舘野泉さんの委嘱により
1972年「耳なし芳一」が書かれたことがきっかけで、
その後もこの二人の共同作業のような形で進められ、
1977年に全10曲のバラード集が完成したそうです。

ピアニストの舘野泉さんは、フィンランドに居を移され、北欧音楽の普及に努めておられます。

この曲集の内容は、以下の通りです。

   1.お貞
   2.雪女
   3.無間鐘
   4.おしどり
   5.むじな
   6.ろくろ首
   7.耳なし芳一
   8.安芸之助の夢
   9.食人鬼
   10.十六桜

「怪談」と言うタイトルに惹かれて、楽譜もCDも購入してみたのはいいけれど、
そこは現代音楽、やっぱり難しい・・・・・。
でも弾いてみたいんですよ、いずれは。

しょうがない、地道に頑張るしかないか。


Posted at 2005/11/08 11:12:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | ピアノ曲 | 音楽/映画/テレビ
2005年11月06日 イイね!

今日のお仕事

今日のお仕事とある中学校で、合唱コンクールなる
催しがありました。

そこで、客演と言うのでしょうか、
外部の人を招いて演奏を聴くという
プログラムがあり、そこで、ソプラノの方の
伴奏をしてきました。


曲目は    静けさは微笑み(モーツァルト)
        平城山(平井康三郎)
        宵待草(多 忠亮)
        歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より “岩のように動かず”(モーツァルト)

です。


写真は、リハーサルの時に舞台のピアノの位置から客席を撮ったものです。
舞台から見るとこんな感じなんですよ。


左端に移っているのはソプラノの方で、私の友達です。

Posted at 2005/11/06 22:46:34 | コメント(4) | トラックバック(0) | 発表会・コンサート | 日記
2005年11月06日 イイね!

「幻想交響曲 Op.14a (ある芸術家の生涯の挿話)」

エクトル・ベルリオーズ(1803-1869 仏)の代表作です。
とあるところで、この曲を題材に物語を書いたので、ここでこの曲について述べてみたいと
思います。

この曲は、彼自身の恋をきっかけに誕生したと言われています。

1827年、ベルリオーズはイギリスからのシェイクスピア劇団の「ハムレット」を観劇に行きます。
そこで、オフィーリアを演じる当時の有名女優、ハリエット・スミスソンに一目惚れします。
手紙を書いたり、自作の演奏会を開いたりとアプローチを試みますが、所詮、有名女優と
ただの1ファン。
恋が成就するはずもなく、見事に失恋してしまいます。

このベルリオーズ君、これに懲りずに、次にピアニストのマリー・モークという恋人を見つけて、
婚約に至ります。
しかし、彼がローマに行っている間に、マリーはこの結婚に反対していた彼女の母親の
策略によって、別の男性と結婚してしまいます。
これについては、殺すだの死ぬだの、ひと悶着あったとか、なかったとかも言われている
ようです。

これらの恋(はっきり言って、失恋)が基になって書かれているので、大変に感受性の強い
作風になっています。

先のハリエット・スミスソンとは後に再会し、そのときは結婚に至りますが、
その結婚生活は彼にとって期待していたほどではなく、新しい彼女を作って、
ハリエットのもとを去ってしまいます(まったく、この男は・・・)。

この曲には、冒頭にベルリオーズ自身による長い物語が付けられています。

《病的な感受性と豊かな空想力を持つ若い芸術家が、恋に絶望し、アヘンを飲む。
毒薬は彼を死に至らしめるには弱すぎたが、彼を奇怪な幻想を伴った深い眠りに誘う。
彼の感覚や、情緒、記憶が、病んだ心の中で音楽的なイメージや発想に変えられた。
恋人ですら一つのメロディーとなり、絶えず彼に付きまとう固定観念のような存在となる。》

このアヘンを飲んだ芸術家は、ベルリオーズ自身である、という説もあります。

各楽章はその夢を表していて、添えられた彼自身のコメントどおり、リアルに曲が展開して
いきます。


第1楽章 夢と情熱

最初、若い芸術家は、悩める魂の中に茫然たる憧れを思い、恋人を見出さなかった昔の、
憂愁や喜びを思い出す。
そして突然の彼女の出現によって、激しい恋の情熱がよみがえり、燃え上がり、嫉妬に怒り、
また優しい愛に立ちかえり、宗教的な慰めに達する。


第2楽章 舞踏会

舞踏会の華やかな宴のどよめきの中で、再び愛する人に出会う。


第3楽章 野の風景

ある夏の夕べ、芸術家は二人の羊飼いが角笛でお互いに呼び合っているのを聞く。
羊飼いのデュエット、のどかな景色、風に揺れる木々のざわめき、
ようやく感ぜられる希望の前途によって満たされ、明るいものとなっていく。
しかし、彼女のことが思い出され、もし彼女がそむき去ったら・・・という予感に悩まされる。
1人の羊飼いが再び角笛を吹く、今はその答えはない、日没、遠雷の轟、孤独、静寂。


第4楽章 断頭台への行進

芸術家は夢の中でその恋人を殺してしまい、死刑を宣告され、刑場に引かれる。
その行進は時には憂鬱で荒々しく、またあるときは荘重で華やかに、厳粛に、
間断なく重い足音を伴いながら進んでいく。
最後に未練のように彼女の主題が現れるが、それは斧の落下によって命と共に断たれる。


第5楽章 魔女の夜宴の夢(ワルプルギスの夜の夢)

若い芸術家は魔女の饗宴に参加している幻覚に襲われる。
魔女たちはさまざまな恐ろしい魔物を集めて、彼の埋葬に立ち会っている。
奇怪な音、ため息、甲高い笑い声、遠くの呼び声。
再び彼女の主題が現れるが、もはやそれは気品と慎みを失い、グロテスクな
悪魔の旋律となっている。
地獄の饗宴は最高潮になる。
「怒りの日」が鳴り響く。魔女たちの輪舞。そしてこの二つが一緒に響く。


ワルプルギスの夜とは、4月30日の夜のことで、魔術や悪魔を祓う聖人ワルプルギスの
聖なる記念日が5月1日であり、その前夜のことです。
この夜は、魔女、魔術師が使う力、神に叛く魔力的諸力が増大するため、
聖ワルプルギスに対する挑戦として、ブロッケン山で魔の祝祭を行うという伝説が
生まれました。
「怒りの日」とは、グレゴリオ聖歌の中のメロディーで、「死」を表すテーマとされています。
第5楽章については、CD等によってはどちらの題名もあるので、両方書きました。
また、この曲はベートーヴェンの「田園交響曲」を手本にしたとも言われています。


私が書いた物語と言うのは、以上のヒントをベースに創作したものです。
大変だった~。


教訓:慣れないことはするな!!
Posted at 2005/11/06 22:26:40 | コメント(5) | トラックバック(0) | 管弦楽曲 | 音楽/映画/テレビ

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「@ボォさん 1度行ってみたいんですよね。ドクターイエロー(T4)見ましたかー?」
何シテル?   05/20 16:44
最近はなかなかゆっくりログインする時間も取れていませんが、極たまに何してるでつぶやいたりしますので生存確認はそちらでお願いします~。
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