Gotchuのブログ一覧

先週の土曜日は会社の忘年会。
夜６時に名駅前のお店集合で25人ほど集まったが、
宴も半ばを過ぎて、席を立ちお酌にまわる者が増える中、
Goの前に座ったヤツが一言

「そう言えば○○さん、亡くなったそうです」

えぇーっ！
そんな、サラッと言うんじゃあない！！

「いつよ！？」
「今日らしいです」

その○○サンは、Myカリブが社用車の頃にGoの前に乗っていた方で
ある意味、彼が入院・休職しなければGoがMyカリブに乗ることも無く、
Myカリブになる前に彼が復職されていれば、再び彼の社用車に戻り
名義変更される事無く、今ごろは社用車のまま廃車にされていたハズ．．．

そういう意味では非常に不思議な縁を感じざるを得ない。

最初の入院の際、既に癌である事は本人もGo達も分かっていた。
早期癌で手術して摘出してしまえば復職できると思って(願って)いた。
しかし、退院して自宅療養半年後に転移がみつかり、再入院して再手術。
その後は主治医の転勤に合わせて転院し、入退院の繰り返し。

休職が１年半を越えたあたりで自己都合退職される事となったが、
思えばあの頃から彼の希望は「いつ治るか」から「いつまで生きられるか」に
変わって行ったのかもしれない。
以前は仕事で外出したついでに見舞いに行っていたGoも、担当業務が変わって
もっぱら内勤となってからは足が遠のいていた。
以前はバリバリと仕事をしていた彼が、精一杯の笑みを浮かべながら
Goの仕事上の相談に親身に乗ってくれるのが逆に痛々しく、
いたたまれない気持ちになってしまうせいで逃げていたのかもしれない。

そして今から３週間ほど前、同僚から久しぶりに彼の噂を聞いた。

「年を越したぐらいでヤバイかも知れない。終末医療専門の病院に移るらしいから
そしたら見舞いに行ってやってくれ」

覚悟はしていたが、久しぶりに聞いてショックを受けた。
共に世話になった元同僚にも電話をかけ、落ち着いた頃に見舞いに行こうと約束した。

が、
その矢先のことだった。
元気に軽口を叩いているという話に安心していたが、本人はかなりの痛みに
堪えていたのだろう。
終末医療専門の病院に移る件も、「もうしんどい」という理由で断ったらしい。
金曜日、病院から「強い薬を使うので意識が混濁する可能性がある」という電話が入り
彼の息子が早退したと言う話を、今朝出社して聞いた。
（息子も同じ会社の別事業所に所属している）

そして一昨日、3年以上にわたって癌と戦い続けた彼は逝った。

一昨日に聞いてから今一つ実感が湧かなかったが、
出社前に喪服の準備をして、出社すると訃報の回覧がまわる。
何となく仕事が手に付かず、フォトギャラリーなどＵＰしていたが、
今晩の通夜の出欠確認がまわってきたりすると実感せざるを得ない。

せめてもの救いは、彼の発病からの3年間に息子が結婚して初孫が産まれたことか。
この孫が彼に生き写しだと言うのがまた不思議な話だが。

彼から受け継いだカリブ、まだまだ大事に乗らなくてはいけないな。
勇敢に戦い続けた彼に報いる為にも・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌