2021年05月02日
バッテリーの使い方
さてさて、OBD2の情報が拾えるようになった事から、軽く走ってきて、バッテリーの使い方を調べて見ました。
まず、AVV50カムリ世代のバッテリーの使い方をおさらいしておきます。(おそらく2ARエンジン共通の制御と思われます)
・ECOエリアの半分が境となり、上はエンジンが強制始動します。
・残量80%が上限で、それを超える前に回生充電が出来なくなる。
・残量40%が下限で、40%切ると50%回復まで強制充電モードに入る。
・冬場など暖房を必要とする場合は、水温60度まで強制暖機する。
・EVモードは速度60km/hを超えると切れる(低負荷の場合は80km/hまではEV走行する。)
・バッテリー残量45%切るとEVモードが切れる。(低負荷の場合は40%切るまではEV走行する)
・高速走行時、100km/h程度までは低負荷であればエンジンはアイドリング状態でEV走行してる時がある。
こんな所でしょうか。
さて、AXVH70となり、その辺がどう変わったか?という所を調べて見たのですが、正直、1時間程度走ったぐらいでは傾向が掴めませんでした。
まだ数回しか確認してませんので、不確かな部分はあるものの・・・
・メーターがPWRエリア直前まで、バッテリー残量に応じてEV走行のままか、エンジン始動するか変わる。
・EVモード上限速度は、バッテリー残量に応じて変化する。
40km/hでも「充電不足です」となる事もあるが、残量が多いと60km/h近く出ていてもEVモードに入る場合がある。
・EVモードのまま低負荷で走行してると、33%程度でEVモードが切れ、そのままEV走行していると、30%切った所でエンジン強制始動。35%程度まで復帰した所で停止し通常モードになっていると思われる。
・最大残量は確認出来なかったが、70%超える事は確認。
そんなこんなで、1時間ほど、平地からちょっと勾配が有る所を走って確認してみましたが、バッテリーの使い方が上手くなっているようで、50%~60%台を保つように制御されてるように思えます。
モニターのバッテリーセグメントが半分の時が50%じゃないって所が、なかなか微妙な所なんですが(笑)
50カムリの時は、あえてEVモードに入れて、バッテリー残量とエンジン始動のバランスを自分で考えた方が燃費が良かったりしてたわけですが、70カムリの場合は、その辺は考えずに車に任せちゃった方が楽と言う結論になりそうです(笑)
ただ、先に長い下り坂がある事が分かってる時などはEVモードで残量減らしといた方がいいかと思いますが、実際の所はどうなんでしょうね。
なんせ、充放電電流が見えないもので・・・
[2021/05/22]追記
長い下り坂等で、回生ブレーキを多用すると、バッテリー残量が70%超えた辺りから回生を少なくし、油圧ブレーキを併用し始めます。
それでも充電していくと、85%が上限で、到達するとエンジンが始動しますが、アイドリング状態のままです。
パドルでD3ぐらいに下げてエンブレを使うと、駆動モーターは -3kw ぐらいで発電しつづけるものの、バッテリー残量は85%から変化せず。これが85%で電力をエンジン回転に使って捨てているのか、OBD2データで85%までしか取れないのかは不明です。
ちょっとでも電力使って84%になるとエンジンは停止しますが、ちょっとブレーキして85%になると、すぐに始動しますw
下限の方は概ね30%ぐらいかと思います。
30~70を常用し、回生が多い場合は85%が上限制御と言った所でしょうか。
通常の走行であれば、概ねこの範囲で制御出来るため、特に意識して残量を気にする必要は無さそうです。
ただし、長い下り坂など、回生ブレーキで賄いきれないと分かっている場合は、Sレンジで、早めからエンブレ聞かせといた方が、ブレーキパッドの消耗を抑えられるかな?という感じです。
まぁ、50カムリと比べれば、バッテリー残量を意識して運転する様な事はしなくて良さそうです。
今回は、エアコン未使用の状態でやってますが、夏や冬はどうなんでしょうね。
夏場は電力を消費してエアコンを動かすのでエンジン始動の頻度が上がるかな?って所です。
冬場は水温上げる必要があるのですが、50カムリに比べ、水温の上昇が早いのと、ラジエターシャッターが標準で付いているので、50カムリほどの燃費の落ち込みも無いのではないか?と予想してます。シートヒーターもあるしね!ww
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Posted at
2021/05/02 19:22:20
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