2020年10月07日
さて、ブレーキ系警告灯点灯で色々原因を探ってきてるわけですが、どうやら原因を特定出来たかも?って所まで来ました。
Dの判断では、リコール対象のエラーコードが記録されていた事。
さらに、ブレーキスイッチの断線が記録されていた事。
以上の診断結果により、上に関してはブレーキマスターなどのリコール対応作業の実施。
下に関しては、ブレーキスイッチの交換をしました。
ところが、その後でもブレーキ系警告灯が不意に点灯するという症状が出ていたので、改めて今までの異常を見直し、原因を探っていくことにしました。
確認出来ていたことは、
A.昼間でもナビがディマー状態になる
B.ブレーキ系の警告灯の点灯
ナビの方はナビが壊れたかな?と思ってしばらく放置していましたが。
Dラーで上記2つの対応後、それでも直らないため、改めて故障カ所の推定に入ります。
まず、ブレーキスイッチは、普段が断線で、ブレーキ踏むと接続される状態になります。
つまり、走行中は断線状態なので、走行中にブレーキスイッチ断線のエラーが出ることは有り得ません。
それなら、ブレーキを踏んでると思われる状態に誤検知して、スイッチが断線として検知してるのではないか?と推測し、ブレーキストロークセンサーを被疑部品として考える。
ここで、第一の診断ミスが入ります。ストロークセンサのコネクタを触ると、点灯した事から、この周辺で接触不良等起きてるのではないか?と思い、コネクタの抜き差しなどを行って様子を見る事にしました。
それで1日乗ったわけですが、問題なし。
当たりか?と思われたものの、ナビのディマーが昼間に起きる。ブレーキ踏んだ時と連動しているので、ブレーキからイルミへ回り込みが起きているのは確実な状況。
と言う事は・・・逆に、イルミからストップへの回り込みの可能性が浮上。
よくよく考えると、朝の通勤時は問題なく、帰宅時の暗くなった時に警告灯が点くことに気が付き、イルミからストップへ回り込んでる可能性が濃厚に。
回り込む可能性が一番高いところが、ブレーキランプとテールランプを兼用しているT20ダブル球(LED)です。
(ここ自体は数日前にブレーキからイルミへの回る込によるナビ不具合の被疑部品としての可能性を考えていたため数日前にAmazonに発注済で本日着弾してました。)
配線図を見ると、テール球からスキッドECUのブレーキスイッチ検知回路に配線がつながっている事が確認出来たので、おそらくビンゴ。
回り込んだ電圧を拾ってECUが誤動作しているのだろうと推測。
と言う事で、着弾したTダブル赤を、テール/ブレーキのT20のものと交換。
同じ物をリアフォグ/テールで使っているけど、フォグ回路には影響無いと思われるのと、雨が降ってきたので、とりあえずスルーw
リアフォグは、スモール側をテールに出来る様、T20ダブル化改造済です(整備手帳参照。車検通らないそうなのでテール側をキャンセルするスイッチもかませ済)
で、外したT20球を調べて見ることに。
テスターを付けてブレーキに12Vを入れた所、結構な消費が有るようで、電源電圧が9Vまで下がるのは電源の仕様(エーモンの単3電池から12V作る奴だから、容量小さいのよね(^^;)
その9Vまで下がった状態でも、イルミ側に5Vぐらいの出力を確認。
では逆にイルミ側に12Vを入れて見ると、イルミ12Vに対してブレーキ側に3~4Vぐらいで出てる事を確認。
簡易バッテリーでこれぐらいの出力が確認出来たので、実際の14V近くのを入れてた場合は、もっと高い電圧で回り込んでる事でしょう。
そうなると、ECUが電圧を拾って誤動作するのも納得という所です。
(配線図持ってる人は3-26や3-111辺りを調べると回り込みが分かります(笑))
と言う事で、まだしばらく様子見は有るのですが、これだけの電圧が回り込んでいるのであれば、ほぼ間違い無くここが原因でしょうという所まで特定出来ました。
まさかさ、ブレーキ系の断線エラーが、ストップランプのT20球LEDの故障が要因だとは、普通思わないじゃん?(^^;
ナビのディマー誤動作が無かったら、まだ気が付いて無かったかも知れません。
これでしばらく様子を見てみます。(特に夜間。昼間もスモール付けて走って見るのもいいかも)
問題なければ、Dへ結果の報告などもしたいですね。そういう回り込みでの誤動作の可能性も有りますって事で。最初からLED化されてる最近の車は大丈夫かもしれませんが、電球をLED化してる場合は、こういう回り込みも要因として考える必要が出てきますからね。特にダブル球に絡む所は。
さて、それはそれとして、新しいT20球。スモール側が結構明るいので、もうちょっと暗くしたいんだけど、どうしよう・・という所が目下の悩みでございます(笑)
また同じ様に、途中にCRDかまして減光させるか???
余談ですが、今回外したT20ダブル球LEDですが、マイナス側として固定していたダイオードのハンダが外れて断線してまして、アースが接続出来てない状況でした。
つまり、ストップに入った電圧が、そのままイルミに流れて、イルミに入った電圧がストップに流れるという回り込みが、テスターで確認出来ました。
単なる回り込みであれば、アースに落ちてる事から問題無かったのですが、アースが外れて居る状況になって居たので、回り込み電圧が10V~12Vと高くなっていたようです。
電球の方は、5W側と20W側の配線が完全独立しているので、回り込むことはあり得ないですが、LEDの場合は、ブリッジダイオード2つで整流しているだけなので。
試しに新しいLEDで同じ状況を作ってみたら、同じぐらいの回り込みを確認出来ました。
これ、T20ダブルのLED球全てに言える事ですので、その辺の変な挙動が有ったらT20LEDの断線を疑った方がいいかもしれません。
この回り込みを防ぐには、車両側のイルミ・ストップの電源ラインにそれぞれダイオードを入れて回り込まないようにするしか方法はないですね。
書きながらテスト・調査も並行してたので、結論がバラバラになっていたのですが、最終的な結論としては、マイナス側のダイオードが外れて居たことによる、10V以上の相互の回り込みが原因です。
通常時の5V程度の回り込みはあんまり関係ないと思われます。
で、このダイオードのハンダが外れて居た状態ですが、微妙に接触する事もあった為、完全に固定で症状が出るわけではなく、何かの振動で外れた時にブレーキ踏んだり、イルミが着いてたりして、回り込んだ電圧で誤動作という所かと思います。
結局の所、リコールのエラーコードは出ていたものの、まだアラームと言う訳でもなかったので、リコール対応はまだ先だったようです。
そして、ブレーキスイッチ交換は的外れな原因だったと言う事ですね。
A、Bの両方の原因が同じで、T20ダブルLEDのマイナス側が断線した事が、根本の原因だったかと思われます。
(ここまで言い切って症状が再発するようだったら、もう分かりませんwwww)
Posted at 2020/10/07 22:55:07 | |
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