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本日、帰宅したタイミングで、某国営放送にて『クローズアップ現代＋』が放映されていました。
テーマは「“ドラレコ”で命を守れ～ドライブレコーダーで変わる社会～」だそうで。

今までは証言だけだった交通事故が映像で記録されることによって、事故の真実が分かるということが紹介されて、それはもちろん異議を挟む余地はありません。

気になったのはその次のコーナーです。
個人が特定できない形で事故の映像を集めて、その傾向を探ると意外なことが分かったというのです。

事故がかなりの確率で時速30km/hで起きているとして、その例としてタクシードライバーが目前の横断歩道を渡る歩行者に接触する映像が挙げられました。
それは脇道から太い通りに出る道で、ベテランらしいドライバーは左を見て右を見て、でも右を見ながらもアクセルを踏んでしまって歩行者に接触したことと解説していました。

ドライブレコーダーに記録された映像だけだったら確かにそんな傾向があるような気がするんでしょうね。
でも、もっと基本的で肝心なことを見落としていたんですよ。

横断歩道よりもはるか手前には停止標識と停止線が設置されています。
そこでしっかり停止して左右を確認し、横断歩道手前でもう一度停止して確認するタクシードライバーだったら結果は自ずと違っていたでしょう。

結局、停止線で停止するという基本中の基本を守っていないからこそ起きた事故であって、それ以上でも以下でもないと私は思います。

で、タイトルにしました「ドラレコ」という言葉ですが、こんなものですら略語にしなくちゃ駄目なんですか？というか、そんなに広く使われている言葉ですか？
でもって、それを天下の国営放送が使うんですか？

という感じで、違和感を感じまくりでした。