
今週末は令和元年百里基地航空祭‐ファントム最後の地元航空祭。
切に晴天祈願です‐行けませんけど、、ってか先に見聞して来ちゃいました。
F-4 PhantomⅡ‐一番好きな飛行機です、じわじわと退役の時が近づき、私的には今回の遠征が偵察型RF-4の見納め、RF-4引退と併せて閉隊される501Sqの見納めでもありました。
遠征出発前の数日間はなんとも言えない気分でした。
心待ちにしていた筈の撮影紀行が、なんとなく盛り上がらない‐と言うか、これが最後なんだなぁ~と思えば、ちょっとでも出発日が遅くなればイイ、、、みたいな不思議な感覚でした。
嫁さんに呑みながら心情吐露しましたら、
『ちゃんとサヨナラして来て下さい。人は最後にちゃんとさよなら出来ないと、ずっと引きずってしまうから‐』と鼓舞のような暗示のような言葉で背中を押されたのでした。
天気予報は最後まで芳しくなく、撮影には不向きであるのは覚悟の上で、嫁さんに贈られた“さようならをする”テーマを胸に、撮るのではなくて心に刻むのだ‐と出発したのでした。
(※以下ほぼオタ話です)
気温16℃ 秋晴れ な神戸を0745定刻にDEPして‐
気温7℃ 曇り予報がマジか!?小雨‐な百里に定刻より5分早く0855にARVL

301Sq外並べてないし~と動揺しつつも、501Sqは2機が始動しているのが遠望できて幸先よし。
手荷物(脚立)を受け取り早々に移動開始しようとしたものの、すでにTAXI OUTしたRF-4が見えて嫁さんの言葉が思い浮かびます。
そうだ、悔い無きように心に焼き付けないと‐。

RF-4EJとRF-4Eの2機ペアの離陸を見届け、まずはこの2機の戻りを抑えるべく徒歩10分移動。
取り敢えず、雨だけでも上がって欲しいと願って傘をさして立ち尽くすこと数十分。
雨も止んでRF達が戻って来る気配な所に「小松の親分さん」が飛来しました。

この機体午後の私の行動にナイスなアシストしてくれるのですが、それはまだ私も知らず‐ってか、この機体自体がデモFLTのリハで飛来していたともまだ知らず。
戻って来たRF-4EJ(433号)とRF-4E(909号)

501Sqは全機解散記念塗装‐要するにどれを撮ってもスペマ機(追記:397号は鮫口だけでした‐退役近いのかな??)
特に鮫口(顔)はF-4に最高に似合って素敵。
RFが戻って来るの待つ間に遠方からエンジン始動音が伝わって来て‐
それは複数の音であるのが判ったので301Sqが出て来るのは予想していましたが‐

NOTAMを見て苦笑いしてしまいました‐
(但しちょっとだけ恨めしくもあったけれど、百里は直前でしかNOTAM発出しない所が難しく‐)

301SqはデモFLTのリハで上がったもので、その飛びっぷりは迫力満点でした。
そして‐
現在の立ち位置では手も足も出ないし、そもそもf5.6レンズでこの天気ではどうにも出来ない。
目に焼き付けて心に刻みます。
(ちょっと悔しかったけれど・・)
今年の‐ぱっか~ん‐は機動(AGG)時だけでも3回してくれます。
Solo担当の低さはハンパないっ!!
こうしてAMはあれよあれよと飛行多し(雲も多し)で無事おわり。
立ち位置を変える為に40分程徒歩移動を決断。
昼休みなサイレントタイム中に上がりや機動が撮れるほぼ滑走路の反対端へ根性行脚。
いつの間にか301Sqのスペシャルな“でかケロよん”が外に出ているのを発見。

なかなか飛ばないと伝わるので過剰な期待はせず、取り敢えず記念証拠写真を撮っておきました。
午後一番は303Sqの機動リハからスタート。

昨年同様離陸直後会場側へ強烈な右旋回入れます(R/W03運用の場合)から本番お出かけの方はシャッターチャンスを逃しませんように。
次が501Sqの戦術偵察デモのリハ‐これが始まった時は心底嬉しかったです。

元祖松葉迷彩と洋上迷彩のペアな配慮も嬉しい限り。
これが最後のRF機動見物なのだ‐と万感の想いでした。
さようなら‐ではないだろうけれど、ハンパねぇナビゲーターさん。
青鮫は初号機901号でした、もしかして飛べる最後の青鮫か???
さようなら、ありがとう、桜の花が咲く頃に、もうRFはいない、、
もしかしたらこれがRFが動いているのを見る最後かもしれないとSPOT INまでしっかり見届けて、再度移動‐と言うか、さすがにシャッターを切っていても暗くてダメだを痛感したので、空港に戻って食事を摂って今後まだ飛行があるならばデッキで見学すれば良いと決意したのでした。
再び30分程徒歩移動(車は偉大だっ!! 5分で移動できる距離なのにっ!!)
歩くのも、長時間立っているのも、暑さも寒さも空腹も、仕事で鍛えられているから一向に苦にならないので鼻歌まじりに歩いている最中に小松の15がお帰りのクリアランス(出発承認)を得ているのを無線受信。
せっかく来ているのだから見ない(撮らない)手はないだろうと最寄りの撮影場所へ変針してみたら‐
301SqのFLT準備が進められていて、その内の1機はまさかの“でかケロよん”!!
うぉぉ~~~っ!!
飛んでくれるんですかいっ!?!?

15も小松へお帰りになり‐
本日の(自分の中で)サプライズが無事TAXI OUT♪
3機編隊の1番機として豪快にTAKE OFF
引退記念ではなくてF-4最後の飛行隊として頑張って行こうっ!‐塗装なんだとか。
尾翼のデザインが本当に逸品だと思います。

撮れて良かった♪♪

急ぐ旅ではないのでお帰りまで見届けてから宿へ向け撤収‐初日終了。
翌日は、予報とおり‐もっと天気が悪かったデス・・・
空港行き路線バスで0800に空港入りしたら、まさかの無線入感を察知して、タクシーに飛び乗り‐
昨日徒歩往復した30分強を5分ワープした経費は野口さん1枚でした(これは味を占めたかも??)
501SqのRFが3機上がり、301Sqも3機がスタンバイしてるってことは‐
おぉぉぉ~~~♪
オープニングのリハね♪
天気がなぁ~・・とは言うまい、晴れていればド逆光ポイントだしね。
ただし・・・
刻々と雲高は下がり、時折結構な雨が降って来る感じで‐
ISO感度を上げても上げても露出は確保出来ずな状況でした。
オープニング編隊、501Sqの会場撮影、救難デモとタイムスケジュールとおりに進んで、これは総合リハだとすれば午後から機動が見れるのではないかと淡い期待もありましたが‐
上空の機体からのウェザー・レポートはIMCに近いとの残念なコンディション‐
唯一の救いはNo FLTとはならず、301Sqがローカルで昼前に4機上がり、
午後から501Sqが2機上がった時点で本降りの雨となり、ある意味自分の中で納得のさようならを迎えました。
撤収です。
空港ターミナルに戻り、せめてRFの戻りは目だけでも見届けようと思ったら雨が止んでくれました。
基地側を遠望すると、天候回復が見込めなかったのでしょう。
外出しでFLTに備えていたF-4群は徒歩移動中に全機格納されていました。
青鮫901号‐RF-4E初号機の着陸を見届けて‐
SPOT INまでしっかり目に焼き付けて‐
さようなら、ありがとう、RF-4E
私の中でRF-4Eと過ごした日々が終わりを迎えたのでした‐
最後みんカラなので‐
茨城空港搭乗待機場に掲げられていました。
ある意味コレも見納めですネ。
令和元年百里基地航空祭‐晴天の元、全ての行事がつつがなく進みますように‐
沢山の人々が楽しめますように‐