
kp_garageっす。
つづきです。(^^;;;
前編を読んでない方で、読んでみようかと思う奇特な方はこちらをどうぞ!(^^;;;
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NEWチンクチェント!いいっ!
さて、実家で泊まった時の夜……
嫁さんはなかなか寝付けずにいたようで、チンクへの熱い思いを延々と喋っていました。(汗)
その思いはkp_garageがセヴンを購入するとき以上の熱の入りようです。
もう、MT免許を取ったのはチンクに乗るためと言わんばかりの勢いで、一向に頭が冷めません。(大汗)
そして夜が明け、朝のワンコの散歩にいつもは付いてこないはずの嫁さんが……
ルートはいつもの通り、ミニ屋の前を通ります。
そして、またあの子に逢ってしまうのです。
嫁さんは運命の人との出会いのように、遠くから眺めたり近寄ったりとウットリしています。
初めて実車のチンクを見たのではなく、kp_garageの仲間にも乗っているヤツもいます。
今までにないその感じに、よっぽど欲しいんだろうな?と購入計画に協力してやりたい気になってきました。
嫁さんの懸念は、やはりメンテナンスです。
kp_garageはセヴンを購入以来、余程の重傷(走行不能とか)でなければDIYで直しています。
他にも自分所有の乗り物は基本的に自分で整備や整備をします。
そうなるとチンクのメカニズムを理解し、故障した場合の原因追及や不具合のでそうなパーツのストックなどを考えなければなりません。
イタリアは日本同様にミリメートル法なので、工具はミニ工具でOKです。
工具について問題はありませんし、キャブもWEBERを使用しているので、これも問題なさそうです。
昨日、聞いた内容からすると電装系は国産パーツを使用しているので、入手もできそうです。
特に不具合のない状態なら、何とかメンテナンスもできるかな?と思い、嫁さんにこう告げました。
kp「そんなに欲しければ買ったら?」
嫁「でも、kp_garageがいないときに故障とかしたら困るし……」
kp「そんな時のために自動車保険に入ってるんじゃん!(^-^)」
嫁「そうだよ……ね。」
と、気持ちは固まってきた様子。
朝食を取り店が開くのを待って、もう一度、試乗をして詳しい話を聞きに行くことにしました。
店に着くと、既に開店後です。
そこには昨日はなかったスバルのテントウ虫がありました。
店内にはいると、そのテントウ虫のオーナーらしき初老の紳士が声をかけてきます。
紳「昨日、チンクチェントを試乗したそうですね。オーナーの○○です。」
kp・嫁「は……はじめまして。」
紳「詳しい話が聞きたいと仰っていたので、昨夜、メモを作ってオーナー(店主)に預けに来たんですよ。」
kp「そうでしたか、お時間がよろしければ色々と説明してくださいませんか。」
と、店の外へ。
チンクは店の奥の工場にしまってあるようで、店主が運転してきます。
詳細な状況を聞き、また、価格も大幅にディスカウントしてくれるということ。
今まで専門ショップでフルレストア車を何度も見ていたので、若干くたびれて見えたチンクだったのですが、価格も相場以下で車検の残は1年チョイというところです。
不具合が起きる箇所や、これから不具合がでるであろう箇所も親切に教えていただき、また、納車前の整備はショップ側でシッカリとやってくれることで商談が成立しようとしたので、もう一度、試乗をさせてもらうことにしました。
昨日はkp_garageが運転したので、今日は嫁さんが運転です。
>昨日はサンダルだったので運転できなかった。
狭い車内に乗り込み、運転席と助手席の間にあるスターターを引きエンジンを始動します。(既に動かした後だったのでチョークは不要)
少しのクランキングと小さな振動で、チンクは動き出しました。
昨日は気づかなかったエンジンのメカニカルノイズを聞きながら、嫁さんは人生で初のチンクドライブに出発です。
うれしさと初めての車でしかも借り物ということの動揺の中、クラッチを離しアクセルをあおります。
軽いショックと共にエンジンの回転がトランスミッションに繋がり軽やかにチンクは走り出しました。
試乗なのでほんの10分ほどでしたが、嫁さんはこれからのチンクとの生活への希望と期待で胸がふくらみ、満面の笑みを浮かべています。
商談をするため、店内に移動するときに店主がチンクを奥の工場へ移動させようとしました。
その時!事件は起こりました。
ガスッ!ともガクッ!ともとれる音の後、バキッ!ベリベリッ!っと嫌な音が聞こえました。
振り返るとチンクのボディの下から店主の履いていた、ナイキのコルテッツが!(大汗)
そう、床が抜けたようです。(滝汗)
古いイタリア車ではよくある(仲間内でナローポルシェの床が危うく抜けるとこだった人もいますが……)ようですが、見るのも初めてで、ましてや目の前で床が抜けたのにはビックリです。(笑)
嫁さんもあっけにとられています。
ちょっと冷や汗かいてたようです。(後日談)
もちろんその後の商談も上手く進むことなく、結局はそのチンクを手に入れることはありませんでした。
>床の補修をするなら、下回りの錆止めなどなどをすると元の価格の約2倍でした。(汗)
そして2ヶ月後、嫁さんから衝撃の告白が!
嫁「プジョーが欲しい……」
んで、現在に至る。(笑)
P.S.
画像は嫁さんの憧れのチンクだそうです。
色は水色とも灰色とも取れる色です。
外装はなるべくオリジナルで、メッキ部分はピカピカに、ボディは光りすぎず曇りすぎずで、ワックスは禁止にするとか?色々と言ってましたよ。(^^;;;