念願叶って、トヨタ博物館の人気企画、「T型フォード運転講習会」に当選して、本日乗ってきました。
講習会自体は全部で四時間無いぐらいです。
1、まずは、数分の資料映像を見て動作を確認。
2、そのあと、整備士さんたちからの口頭での操作説明。
3、実際に同乗しての説明。
4、実際に運転(インストラクターとして整備士さんが横乗りして教えてくれます)
5、一回休憩後
6、もう一回運転して。
7、終了
という運びです。
運転講習と言っても、実際には運転する時間が多いので、まずはT型を知ることからスタートしました。
なので、昨日夜(テスト勉強で一番ダメなやつ。)より、T型フォードの遊星ギアを用いたトランスミッションの構造を理解しようと、グーグルの画像検索による分解図と、youtubeに上がってる3Dモデリングの映像、及びオーバーホールの動画を参考にどういう仕組みなのかを理解しました。
って書いたら早いけど、実際は完全にわかるまで12時間もかかった(笑)
えー。俺の出来損ないのZ80のCPUと、いいところ8KB程度しか無いRAMじゃぁ、明日には忘れてしまう可能性が高いので、記述します。読みたくなきゃ飛ばしてください。
※ ここから文章にやる気が出なくなりました。ご注意ください。
IF 面倒くさい THEN GOTO #さっさと下に行け (なぜかBASIC)
T型フォードは、前進2速、後進1速のトランスミッションは、先ほど書いたように遊星ギアを用いてます。
そのうち、前進と後進が、ペダルの踏力を用いてシューを締めて駆動力を伝えます。後述します。
2速はわかりやすいです。直結なので、フライホイールからの出力をクラッチを介してそのまま後輪に出力します。
T型のクラッチは2速への出力の断絶だけです。
画像を見ながら行きましょう(爆笑)
左から、シフト用ペダル
中は、後進用ペダル
右が、ブレーキペダル
となります。
アクセル?アクセルはハンドルにありますYO!(文体がグダグダ)

こちらが遊星ギアを使ったトランスミッションの画像です。googleサンクス(雑)
えー。まずは分かりやすい方で、後進用でございます。(なぜか敬語)
後進ペダルを踏むと、そのまま進みます。クラッチ?んなもん要りません。
後進ペダルをゆっくり踏むと、シューが締まります。(2つ上の画像の真ん中のペダルが後進ペダルね)
閉まるとどうなる?
そう!(何が?)
「リバースドラム」が回転を減速し始めます。
減速?
回ってたの?
だよ!回ってたの!!!!!ヽ(`Д´)ノ (なぜか おこ)
その減速したドラムの先っちょが、リバースギアに繋がってます。
で、そのリバースギア、減速しちゃうよね?
晴れて減速したリバースギアちゃん(文体グダグダ)の周りを回ってるトリプルギアが自転し始めますよね?ね?(念押し)
で、自転しました!(おめでとう)トリプルギアさん。名前から察するに3つのギアがついてますよね?
その3つのギアの反対側。リバースちゃんに押されて回ってるギアの反対側も回るよね?繋がってるんだもん。
だから、その回転力が、見えにくいドリブンギアちゃんを回しちゃうのよ。反対方向に、だって自転してるんだから。トリプルギアが!ヽ(`Д´)ノ !(ここでも 謎のおこ)
で、だ!(大声で)
そのドリブンギアが、ブレーキドラムに繋がってます。で、ブレーキドラムはプロペラシャフトに直結されてます。
そのまま後輪に出力。
晴れて、T型フォードは後進します。
これ、そこそこで理解できたのね。
朝までわからんかったのがここね。俺の可愛い脳みそがわからんかったんだよ?(親バカ)
クラッチ&シフトペダルを奥まで踏むと1速です。(丁寧語)
リバースと同じようにシューが締まり〜ドラムが減速され〜の。
上の画像で見えにくく存在の小さい(不必要な説明)「ろ〜すぴ〜どぎあ〜(ドラえもん秘密の道具風の発音)」が、減速されますね。ね?(念押し)
で、晴れてトリプルギアちゃんがまた自転し始めちゃうよ?(。-ω-。)
はい!自転始めました!、ドリブンギア周り始めm。。。って、それリバースと同じやんけ!
悩む。数時間。
結果。
これ遊星ギアだったのだ。
「当たり前のことに気づくのが遅かった」
そう、まるで往年のフォークソングのように ( ゚∇゚)/(無用な文章)
よーく見ると。トリプルギア。全部ギア比が違う!
ね?
ね?
わかるでしょ???
ドリブンギアを基準に考えると。
ロースピードギア、減速だよね?
だって、ロースピードだもん。遅くなきゃおかしい!
そして、、、リバースギア、よーーーく見るとちょっと大きい。ってことは。増速だZE!!!!!(文体崩壊)
フライホイールのピンに固定されているトリプルギアはクルクル回ってますが、増速されると、ドリブンギアは反対に回るのよぉ〜(オネェ風に)
その逆でトリプルギアが減速されると、フライホイールの自転(トリプルギア的には公転)に負けてトリプルギアが、ドリブンギアを減速しながら押します。そう、回転させるんじゃ無い。押しちゃうんです(正確にはゆっくり回ってますが)
そのまま、ブレーキドラムが回り出し(以下略)
晴れて、T型フォード。前進します。
前進したのち、ペダルを戻すと、シューは解放され、ニュートラルに、そしてもっと戻るとペダルのリンクの先のクラッチリンゲージが動きだし、クラッチがつながれ、フライホイールの回転を等速で後輪へ出力されるのDeath!!!!(お?)
ここまでで十二時間経過。清々しい朝を迎えましたよ。(おめでとう)
#さっさと下に行け (ヒント BASIC)
っという知識を脳みそに入れ。目の前にきましたT型フォード。
僕が乗ったのは1927年式。
最終型ですね。
正面から見ると、、、グっと来るポジキャン!(謎文章)
しかも今日はキングピンがモザイク無しで見れる(謎文章)
キャスター角ZERO!!
キングピン傾斜角もZERO!!(ヘルシー系第三のビール(※)のCM風にお願いします)
(※ 通称 弱者のビール)
さて、早速乗り込みます。俺でも入る親切設計。(さすがアメリカ コストコの国)
エンジンかけます。
この子は最終型。もちろんセルモーター。これで多い日も安心(手まわしクランクなんて1日4回が限度)
で、そのセルモーターのスイッチ。どこだ?
えー・・・どこ?(´・ω・`)
ここだZE!! (´∀`)9 ビシッ
ん・・・どれ?(´・ω・`)
えーっと。
床から数ミリでてる。六角のナットみたいなやつ。(。-ω-。)
わかんねーYO!!!ヽ(`Д´)ノ
かかとで踏むとセル回ります。
モチのロンで、ハンドルについてるスロットルと点火タイミングのレバーを調整してかけます(`・ω・´)
ちなみに、俺は再始動一発でかけたぜ(・∀・) すごくね? 整備士さんにもすげーって言われたんだZE!
(誰も褒めてくれないから自分で褒める技を32年間生きてきて習得した)
さぁ、発進だ!
奥にあるレバーを真ん中にする。パーキングブレーキ解除され、、、、る!!!(なぜか溜める)
あとは楽チン。左のクラッチ&シフトペダルを むにゅー(擬音)っと踏むと、シューが締まり、どらm(以下略)。。。。前進しました。
で、ここでペダルを離しても2速には入りません。ここで入ったらスターター回した時にT型進むもんね!!
それで進まならそれでいいんじゃね?ってそれ多分電気自動車だもんね!(自己解決)
じゃあ、2速に入れるには。
先ほどのレバーを前に倒す。前に倒すと、2速に入れる権利がもらえるのDeath!!!(お?)
レバーを前に倒したら、クラッチ&シフトペダル離す、っと、2速に入る。
あとはアクセル操作と、まったく効かんけどリアリティに関しては一級品のブレーキペダルだけでT型は安定して走ります。
エンジンの許容回転数は1500rpm程度なので、トルクのみで進む感じ。
エンストは操作ミスさえしなきゃそうそうしません。ほとんど止まるんじゃね?って回転数でもエンジン粘ります。
クランク手まわし時代のエンストってさ。
エンスト=重労働=汗だく=しかも道端=周りから「あいつエンストしたんじゃね?ぷぷぷ。」=恥ずかしい=エンストした自分はダメ人間=自己嫌悪=引きこもり だったにちがい無い(断言)
なので、エンストしにくいエンジンありがとぅヾ(*´∀`)ノ本当にありがとぅ(。-ω-。)
うちのベスパと一緒(親バカ)
さぁ!!!目の前に急カーブがきた!(この文章には急展開しかありませんご注意ください)
ブレーキを踏む!
シューが閉まって、ドラムをこすってる感触がある!
減速してるような気がする程度に減速する!
それでも減速しなかったから、クラッチ&シフトペダルを踏み込む!
ローギアに入ってエンブレ(めっちゃ効く)でやっと減速してる実感が湧いてくる!
ハンドルを回す!
モチのロン(本日2回目)でノンアシスト。激オモ!でも感触すげーいい(。-ω-。)
回したよハンドル。
先ほどの足回りを想像してご覧?(Eテレの人形劇風に発音してください)
ポジキャン、リジット。車高高い、もちろん重心高い。タイヤ細い。
どうなる?
(以下擬音でお送りします)
ぐわーーーーーーーーー!!!!!!!(多分ロールしてます、そしてふかふかでコシの無いシートで外に振られて大変なことになってる)
ごーーーーーーーーーー!!!!!!!(多分ポジキャンのタイヤが路面を食ってます)
ぐ、、ぐ、、ぐ、ぐ、ぐ、ぐぐぐぐぐ!!(多分スロットルを開けてエンジンが唸ってます)
はぁ〜〜〜(多分心の声)
「おもれーーーーー!!!」(確実に声を出しました)
面白いのです。
ハンドルを伝わってくる感触がすげー!ポジキャンに倒れたタイヤの角度すらわかるぐらい(多分勘違い)
T型車体はロール量が大きい、不安定っぽいのに安定してる!
そして、なにより。
運転楽チン!!!!
操作方法が今とは全然違うから悩むし疲れるけど。
それは慣れの問題であって、初めて運転する車としては無問題(文体不安定)
うちのベスパとそう変わらん(親バカ)
昔のアメリカ。東部から西部へ、北部から南部へ。隣の町へ。
アメリカの広大な大地を、延々と走る。そんな時、この車は当時すごい画期的だったんだろうな。
その当時、ノンシンクロのMTをダブルクラッチで運転するのが当たり前。
MTの車を買うだけでも奥様から罵倒され、奥さんの実家からは「そんな車を買うな」っと釘を刺され、しかも自分の両親までもが自分の嫁に賛同し、スポーツカー?MT? バッカじゃないの? ノアでも買いなさいよ!!!!って言われ続けてる
あなた、
そう!其処のあなた!(´∀`)9 ビシッ(なぜか大文字)
そんな時代があったんですよ。
ルーテシアRSが欲しいとか、ロードスターいいじゃんとか言ったって今も昔も運転めんどくさい車なんて買わしてくれるわけないっしょ。
そんな車買う旦那は、奥さんからしたらもっと面倒くさい旦那に違い無い!(断言)
そこで!
本日、ご覧の奥さんにご紹介したい商品が、こちら!!
あの、煩雑なシフト操作から解放される、T型フォードのご紹介!!!!!!!(佐世保テレビショッピング風)
って感じだったんですよ。多分、当時のアメリカでも。
この車なら、うちの嫁、乗れるかな?って思ったよ。
だって、ウデとかワザとかいらねーんだもん。T型。
アメリカ人にとって自動車って必要なもの、というより日用品なんですよ。
開拓がアメリカ歴史なら、開拓するための道具がアメリカの生み出した道具。
そんな国が生んだT型フォード。
欧州は違うの。偉い人が、貧民や同じようで実は自分より下の偉そうにする人達に見せびらかすために自動車乗ってたのよ。
近所の奥様連中が見栄のために、血統書付きの犬とか見せびらかしたり、一流大学系の幼稚園に子供入れたりするアレと同じね。(、、、、なのかな?)
でも、アメリカ人は、ガチで必要だった道具。それが車。自動車。T、型、フォード!(佐世保風)
そんな思いに浸りながらハンドルを握っていましたよ(もうそろそろイイ話風に締めますよ)
1500万台も売れた車らしく「運転しやすい車。普通の車。便利な車。それがT型フォード。」
「全然壊れないし、壊れても世界中から部品調達可能だから、整備しやすいんよ」っと言ったのはインストラクターの整備士さん。
トヨタ博物館の整備士のウデは、まぁ有名ですよね。そんな人たちからしたらT型なんて整備簡単だろうね。
だから、俺みたいな下々が乗れるんでっせ。すごくね?(文体注意)
最後に講習終了証をもらいました。
作ってもらえるのは嬉しいね(。-ω-。)
100年の歴史、そして自動車の変化。それを感じさせていただきました。
この経験は、多分死ぬまで話します。いろんな人に。車が好きという人たちに。そして一度は乗って欲しい。
100年の歴史、そして100年何も変わってない事実。楽に運転できること。楽に整備できること。これが車の根幹であり。そして、今なお追及され続ける命題。
何も変わってない、そして全てが変わった100年を。
そんな機会を作っていただいた、トヨタ自動車ならびにトヨタ博物館の関係各位の皆様、インストラクターをしてくれた整備士さん、ガイドさん。全ての方にお礼をさせていただきます。

本当にありがとうございました。(。-ω-。)