2012年11月14日
ちょっとしたことが縁で近所の小学生連中6人ほどを相手に家庭教師らしきことをやっているのは、オリジナル版に書いた。
今どきの小学生は算数や理科が(どういうわけか)大の苦手。興味を持たないからだ。
そこで必ず聞いてくる。
メンバーの方々も一度や二度は思ったり、言ったことがあるでは?
「こんなこと勉強して将来なんの役に立つの?」。
オレも言った覚えがある。
亡父は57年間も学校の先生をしていた。飽きもせずに、よく続いたもんだと思うが「こんなん勉強して将来なんの役に立つん?」と言ってしまった覚えはある。
しかし、怒鳴るどころか、ごく普通の言い方で、しかも反論できない言い方で一発で片付けられてしまった。
「頭の訓練じゃ」。
こう来たか・・・。言われてみれば、お説ごもっともで反論の余地無く撃沈した。
教えてるのが算数と理科だから、このテの質問は多い。もう一巡したかも。しかし、反論されたことはない(多分、意味がわかってないのかも。真意がわかるのは世の中に出てからだと思うが・・・)。
得意な教科はもっと実力が付くように、苦手な教科は得意な教科に追いつくように勉強しろ、と言うのがオレの常句だ。
ところが、こっちがよく疑問に思うのは「なんで、そんなことも知らないんだ?」ということ。
算数や理科は、これから勉強するのだから知らなくても不思議はないのだが、一般生活上でのことだ。
6人とも自転車でやって来るが、塀の前に雑然と置いている。
表に引っ張り出して、かなりきつい調子で言ってやった。「斜めにきちんと並べろ」と言ってやると「なんで?」と来る。「こんな置き方やったら人が通りにくいやろ」というと「よけたらいいやん」と屁理屈をぬかす。「学校でそんなこと習わんかったで」。呆れてものが言えない。
こういうのは「家のしつけ」の範囲だ。こんなこと学校で教えてくれると思ったら大間違い。
スーパーに買い物に行った時にでも実地で教えたらいいことだ。
「時間が無い」だと?昔の人はそろばんしか無かった上に子供も多かったから、もっと時間がなかったんだ。時間が無いなんて、単なる言い訳で工夫していないだけだ!!。
「いじめがどうのこうの」と学校ばかりにクレームをつけてないで自分の足元を見ろ。
学校にクレームばかり付けてるから子供、親、学校の三者のコミュニケーションが取れなくなって妙な方向に行ってしまって、取返しがつかなくなってしまうんだ。
最近の親御さん連中は「他人の所為にしたり、デジタル機器に頼る(占いにハマる人もいるかも)ことが強すぎる」んだ。だから説得力のある「自分の言葉」を子供に言えず、自分の子供に舐められてしまっているのが実情だ。
パソコン、スマ(ート)フォ(ン)、タブレット端末などデジタル機器は「人間のお手伝いをする物」で、人間の代わりをするものじゃないんだ。
こういうこと無いか?
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n112600
最近の若い連中が、やたらと変に単語を省略するのもコミュニケーションが不足する一因。
世代間の間隔が広いと「何を言っているのか、わからない」と言う状態になるんだ。で、適当に誤魔化す。自分で自分の首を絞めているも同然で、その内、歳の近い者同士でないと話ができなくなり、社会から孤立するが、誰も助けてくれない。孤立無援じゃ。
うちの会社は、こうなりそうな輩は、いくら成績が良くても面接では絶対に落とす。
世間話でもして油断させると、こういう連中は必ずボロが出るからおもしろい。
話を戻して、せめてテメエのガキぐらい責任もってテメエで面倒みろ。
虐待やいじめでついてしまった子供の心の傷は一生残るんだ。そんなことを子孫に相続して、どうすんだよ!。
経済的事情や家庭事情など多々あるだろうが「子は親の鏡」で、他人が見たらどんな家庭か大体察しはつく。
第二次性徴期(いわゆる「反抗期」)は心身ともに、子供から大人に徐々に変化していく時期。
自己主張があるから反抗するのだが、もし暴発したら、下手すれば親子ともども崩壊するゾ。そういううっ憤は小さいころからの蓄積だ。
そんな親の元で暮らしていた子供が世の中に出てきても、役に立たないから、だれも相手にしない。
それを「大人の世界のいじめ」と勝手に思ってる。
役に立たないから使い様が無いんだ。いじめと感じるなら、被害妄想じゃ。
増してや「少子化で労働人口が減るから、仕事はあるだろう」なんて甘い考えは捨てろ。
仕事はどんどん海外に流出し産業はジャンルを問わず空洞化が始まっている。結果、日本は枯渇する。
日本はじいさん・ばあさんばっかりになるから、消費も減って国内需要も減る→労働者は余ってくるんだ。
例え海外に進出したところで、今の子供の常識は海外では通用するはずもなく(日常的な英語もしゃべれないようでは)カッコ悪くて海外なんかに派遣できないんだぜ。
結局困るのは「今の親」世代だ。「老後は楽」どころか四苦八苦になるのは決まったようなものだ。
そもそも家庭内での「ふれあい」が決定的に足りない。時間的なことじゃねえ。話し方ひとつ。
1日10分でも20分でもいいから会話してコミュニケーションをはかればどうなんだ?根気よく続ければ、その内、なにかが見えてくる。
「コミュニケーションって?」って、それぐらい自分で試行錯誤しろ。
今時の親の半分以上は腰抜けじゃ。
「言われたいこと」はそうなるように努力する。アッチからは来ないのだ。
「聞いてほしいこと」は自分の頭を冷やして整理してから相手を選べ。
かなり控え目に書いたつもりだが「文句がある」なら書いて来い。その代り、何を言い返されても知らねえよ。
Posted at 2012/11/14 07:53:38 | |
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