2015年11月18日
最近、話題になりつつある気象病って、知ってる?
神経痛持ちの人が「あしたは雨じゃ」なんて言うのは、まぐれ当たりじゃなく、科学的にも医学的にも正しいんだと。
神経痛だけではない。頭のてっぺんから足の先まで、どんな症状が出ても不思議ではない。
理由はふたつあるらしい。
耳の奥の方を内耳と言うが、そこに気圧センサーがある。平衡感覚のセンサーもある。ここが割に敏感な人ほど、なにかが起こりやすい。低気圧が近づいて気圧が下がってくると、それをキャッチして脳に信号を送る(からだが揺れているという信号を送ってしまうらしい)。ところが、目から入ってくる情報からは揺れていないから、脳が混乱を起こす。これが自律神経を乱したり、リンパの流れを不安定にして、頭痛・頭重、倦怠感、気分の落ち込み、動悸、胃腸障害などを招くという。
もうひとつは、気圧が低くなると、からだの周囲に外から掛かる力が弱くなる。気圧が高いほど、からだを外から締め付けているが、気圧が低くなると締めつけ力が落ちる。すると、血管が拡張して血流が穏やかになり、酸素の供給が不足気味になって、自律神経失調症的な症状を出したり、拡張した血管が周囲を刺激して傷みを誘発したり、筋肉内の血液が滞留して頭痛や頭重感を発症するという。気圧が低いと酸素濃度も低いから、ある意味、ダブルパンチだ。中には「頭が締め付けられるみたい」とか「頭の中身が外に吸い出されるよう」という人もいるが、「筋収縮性頭痛」という、ちゃんとした症名が有る。
動物のからだには、自分の意志で動かせる部分と、自動的に動いている部分が存在する。内臓器官や血圧、発汗など、自分の意志に関係なく働いている部位は自律神経に支配されているそうだ。だが、びっくりしたら心臓がドキドキするとか、怖い目に遭うと汗が出るなど、自律神経は周囲の環境の影響を受ける。その環境のひとつが、気圧だというのが、気象病の一説。
「自律神経なんとか」=「気の所為」みたいな風潮があるが、身体、言い換えれば器官や機能をコントロールする自律神経を軽々しく論じることは間違いだ。
これまでは「気の所為」と片付けられてきたが、そうとも言えなくなってきたらしい。「天気が悪いと体調も悪いんですけど・・・」と、医師に訴えかける人は日本で推計1000万人だと。12~13人に一人という計算になるから、そこら中にいるということだ。
別の表現をすれば「みんな、一緒」とも言える。
天気が悪い日を昔から「鬱陶しい(うっとうしい)天気ですね」と表現するが、気圧が低いと気分が沈みがちというのは、今に始まったことではないみたいだ。実際、雨が降っている日は「なんとなく気分が沈む」、「気分が優れない」とか「気力が出ない」という人は、オラの周囲にもいる。
じゃあ、緩和する方法は無いの?ということになるが、自然発生的なものは放っておくのが、一番自然だ。止まない雨はないんだから。
仕事や日常生活に支障をきたすなら、医者に相談するしかないが、病院へ行く前に天気が良くなって体調も戻ったら「気象病かな?」ぐらいで片付けておいた方が、妙な薬を飲まされて不安になるより、マシとも言える。
体調が気象にリンクすることを知っただけで、気が楽になる人もいるのでは?
ただ、「気象病」という名前が気に入らねえ。これって、病気なんかな?一種の反応じゃろ?なんでもかんでも「ナニナニ病」と名付けるのは、却って不安を招くかも。「ナニナニ症」とか「ナニナニ症候群」でいいんじゃないかとも思う。
西から天気が大きく崩れてきている。自覚症状のある人、みんな一緒に乗り切りましょう。
Posted at 2015/11/18 14:40:05 | |
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話題 | 暮らし/家族
2015年11月13日
タイトルの「やっちまった・・・」が、シリーズ化しないように願う爽快ツアラーです、こんにちは・・・。
ちょうど1週間前の11月6日に事は起こった。あんまり体調が良くないのに無理して出掛けると、ろくなことは無い。
事故るのは絶対許されないから十分気を付けていたんだが、駐車場まで帰ってきて、気が緩んだか・・・リアを、駐車場奥のアパートとの仕切りの土台に当てた(クルマって、ぶつかるとビックリするような音がするな)。
降りて見てみると、下の写真の如し。ブロックのつなぎ目がパカッと裂けて、傾いている。

アルミの目隠しにも損傷が(こっちはオラじゃないかも)。縦に鉄筋が入ってなかったら、倒れていたかもしれない。
一方、クルマは・・・

アンダースカートに大きく擦れた傷が複数箇所、付いている。不幸中の幸いにも、バンパー本体が損傷していない。車体色の部分のひげみたいなのは、今回の件と関係は無い。
さっそく、オーナーさんに電話して見に来てもらった。が、仕切りの傷みより、クルマの方を盛んに気になさる。
業者さんに来てもらって、仕切りの修理を見積もってもらうと「3~4万円」とのこと。
一方、クルマの方は、アンダースカートassy交換で4万円ほど(別件で付いた赤丸の傷が、序でに直ってしまうのは公然の秘密。これでも直せば2万は翔ぶ)。こんな傷は直すより交換してしまった方が安い。
オラは免許取得以来、40年、事故歴が無い。昔、初心者マークの頃に電柱にリアドアを擦って、保険使うと損になるからと、自腹切っって鈑金修理したぐらいはあるが、人様を傷つけたり、人様の物を壊して保険を使った経験はないから20等級を永年、維持している。
こういう場合、保険を使うと絶対に損だ。等級落ちする上に、新制度で数年続くから割高になる。ちなみに保険屋に「どれぐらいが境界線か」と聞いてみたら、「総額で10万程度が分かれ目だ」という。「ただし、等級が低いと、もっと高額。普通は15~20万が判断基準」だと。
ところが、ここにきてオーナーさんから「仕切りの修理代は、ウチで処理するから支払わなくていいですよ」と言ってきた。
さすがに「壊したのは私ですから、支払います」と言ったら、「他のスペースには存在しない物に当てたのだから、いいんですよ」と、優しい御言葉。
できるだけ負担を減らせるように配慮して下さったのだろう。「物で済んだんだから」を、何回も、おっしゃっていた。
翌日の夕方に見に行くと、仕切りはきれいに直っている。クルマは、今日、上がる。
冷静を維持すれば、双方が謙虚だとスムーズに収まるもんだ。自分を客観的に見ろという、天の声かも。
「物で済んだんだから」=人様には当てるな(人身事故だけは起こすな)という意味に捉えた。
親身に考えて頂いたオーナーさんに大感謝。
Posted at 2015/11/13 10:14:38 | |
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出来事 | クルマ