GWの話となりますが、カロスポの慣らしが終わってから初の遠出ドライブに
伊豆の方に行ってきました。
行きはまずは小田原厚木道路を通って真鶴方面に進みます。
ここで自動車専用道路でのインプレなんですが、私の様な素人の場合、
インプレと言っても多くは前愛車との比較になってしまいがちです。
私の場合もご多分に漏れず前車(BMW 118d Mスポーツ)との比較になってしまいますが、
・乗り心地について
118dがMスポーツだった事もありかなり固めの足回りのため、
これぞカチッとしたドイツ車の乗り味とすれば、カロスポはしなやかに足が動く
いわゆる「猫足」と呼ばれるフランス車といった感じではないでしょうか。
(仏車乗った事ないけど・・・)
ボディ(シャーシ)剛性はカロスポの方が良いのではと感じます。
乗り味はどちらが良いかは好みによりますね。
・快適性について
225/40R18サイズのタイヤながらしなやか乗り心地で、
低級振動やガタピシ音等の発生もなく快適です。
特に車線の中央を維持してくれるレーザークルーズコントロールは、
ほぼ自動運転感覚でらくちんです。このあたりはカロスポの勝ちです。
・静粛性について
カロスポはタイヤのパターンによる影響もあるとは思いますが、
舗装が荒れた路面ではロードノイズがかなり盛大に室内まで入ってきます。
今は慣れてしまいましたけど、初めはビックリしたほどです。
こちらは118dの勝ちです。
・積載性について
カロスポは後席の足元空間も狭く、リアゲートの傾斜が結構ありますので、
荷室体積はあまり広くないようです。
うちは基本的に1名か2名乗車なので問題ありませんが、
4名乗車での旅行等はきついかも。
118dもFR車で後席は足元も含めて広くなかったので、
どちらもどっこいです。
・高速燃費について
一般的に回生充電がされにくい高速道路はHEV車の燃費は伸びないと言われていますが、
カロスポの場合も80km~90kmとゆっくり走っても23km/L程度に
留まります。
118dの場合ディーゼルターボでしたので同じ様な状況では25km/L以上は
走るため、燃料費の価格差も合わせて118dの圧勝です。
・一般道での燃費について
初めの目的地は伊東市の大室山ですので、小田厚を降りてR135で東伊豆の海岸線を走ります。
一般道をのんびり走る状況はHEV車の一番燃費が伸びるパターンですので、
途中の「道の駅 伊東マリンタウン」についた頃には28km/Lまで燃費が
伸びていました。
なので一般道での燃費はカロスポの圧勝です。
ここで休憩後、目的地の大室山に向かいます。
大室山は高さ580mの休火山で山頂まではリフトで登って行きます。
約1.1kmの火口をぐるっと回れる遊歩道があり、富士山や伊豆大島など
360°のパノラマが広がっています。
山頂の売店で可愛い焼き印が押された三徳団子を頂きました。
その後リフトで下山をするのですが、通常スキー場でもリフトは上りでしか使用
しませんので、下りで乗るのは初?だと思いますが、下りのリフトがこんなに怖いとは知りませんでした!!(景色は最高ですが)
乗客の乗車時のもたつきで結構頻繁に減速させるんですけど、その時が特に怖いですね~。
無事に下山し、次は冷川峠を抜けて西伊豆の三津方面に伊豆半島を横断します。
冷川峠の山頂から下りに入ると伊豆の国市まで、ずっとEV走行が続きます。
通常時はブレーキを踏むと油圧ブレーキと回生充電の抵抗による協調ブレーキとなりますが、下り坂が続いて駆動用バッテリーが満タンになると、回生充電はされずにエンジンブレーキがかかる様になります。
なんかもったいないですね。
もっと電池の容量が多くても良いのではと思ってしまいます。
西伊豆に抜けた後は、定番のカネフク明太パークによって明太ソフトを頂き、
帰りはR1で箱根を越えて帰路につきます。
R1は三島スカイウォークを過ぎたあたりから比較的Rの大きなコーナーが続きますが、ここで慣らし後初のスポーツモードでアクセルを床まで踏み込んでみました。
モーターのアシストがスーパーチャージャーの様な働きをしますので、
ゼロ発進加速は結構良い感じです。体感的にも118dに対し遅さはあまり感じません。(0~70、80km辺りまで)
また、スポーツモードではエンジンブレーキが結構強く効きますので、コーナー途中でもアクセルを抜くとFF特有のタックインの挙動を示しフロントがスッとイン側に向いてくれます。
現代のクルマですがこんな味付けが残されているなんてちょっと感激しました。
しかしそこから加速しようとアクセルを踏み込んでもアレっと思うほど加速してくれません。
所詮システム出力140PSですから仕方ないのかもしれないですね。
なので、このクルマはもっとスピードレンジの低いコースの方が気持ちよく走れるのではと思います。
ハンドリングの良さはFR・FFと違いはありますがカロスポも118dも
それなりに楽しめます。
その後は箱根新道を下って、再度小田厚を使って帰りましたが、
帰宅後の燃費計の数値は26.4km/Lを表示していました。
やはりHEVは燃費いいですね。
その他、カロスポの気になる点としては、
・フューエルリッドやドアパネルのペラペラ感がある点(vs 118d)
・ウインカー、ライトスイッチレバーの表示ランプが無い点(vs 118d)
・アラウンドビューモニターが無い点(妻のトコットにさえ付いている)
・DAのモニターがデカくて上に突き出ていて邪魔なんて声もあります。
(もう慣れました。)
などがあります。
カローラはカロスポの他に、カローラセダン、カローラツーリングとあり、
ぱっと見はボディ後半の違いだけの様に見えますが、カロスポだけ唯一
全幅が1790mmでグローバルサイズを採用しているんですよね。
なので、気になる点は勿論ありますが、燃費も良く、走りも決して速くは無いですが、ハンドリングは気持ち良いですね。
またハイブリッド車はICE車とは違う燃費を良くするためのゲーム感覚の
運転が楽しめる点も有り、おおむね満足しています。