
私は、20数年来のApple党です。
パソコンは常に1台はMacを所有してます。
携帯電話については、2008年にiPhone3Gが発売されてからはずっとiPhoneを買い続けています。
iPhoneのアプリなら少しは作れます…。
ってことで…。
今回、iPhoneなどで使用されているBLEを使って何かできないかな?って思って色々調べて試作してみました。
BLEっていうのは、Bluetooth4って呼ばれる2011年以降のApple製品に対応しているBluetoothの規格です。それ以前のBluetoothはMFiの承認が必要だったり、なかなか個人では開発しにくい環境にありました。
BLEデバイスになって一気に敷居が低くなって簡単に無線環境の開発が可能になっています。
無線でマイコンのデータをiPhoneへ送信。
逆に、iPhoneのデータをマイコンへ無線で送信。
要は無線でデータを送受信させたいと思います。
BLE通信モジュールは「ランニングエレクトロニクス SBDBT5V」ってのを今回は使用してみます。基板にUSBの口がついておりそこへUSBのBluetoothアダプタをつけて使用するモジュールとなります。
このモジュールは「PIC24FJ64GB004」というマイコンでデータ通信を制御しています。このマイコンは基板裏側に搭載されています。
結局は、これもPICマイコンなので直接PICKit3につなげることができてプログラムを容易に転送することができます。
こんな風にPICKit3つなげてモジュール内のプログラムを更新してやってモジュールの振る舞いを変えることもできます。
今回は最初なんでランニングエレクトロニクスで公開されているプログラムをそのまま使用しました。
モジュールのUSBに挿すBluetoothアダプタは「Planex BT-Micro4」っていうアダプタを使用しました。
当然Bluetooth4に対応したアダプタが必須です。
「BLEモジュール」の送受信データを処理する為に「PIC16F1938」というマイコンを今回も使用しました。
「BLEモジュール」と「PIC16F1938」はシリアル通信でデータのやり取りを行っています。
iPhoneがデータを無線送信し、BLEモジュールがそのデータを受信するとモジュールはシリアルでマイコンに送信してきます。そしてマイコンで何らかの処理してやります…。
逆に、マイコンからシリアル通信でBLEモジュールにデータを送るとモジュールは、iPhoneにそのデータを無線で送信します。そしてiPhoneで何らかの処理してやります…。
今回のiPhone側アプリは、写真のような簡単なアプリを作成しました。
でもクルマで使えるように項目は考えて…。
アプリの作成だけならMacがあれば無料でできますが、実機にアプリをいれてテストしようとすると年会費を払って「iOS Developer Program」ってのに参加しなければいけません・・・。
私は、このプログラムに参加しているので実機に入れてテストができます。
このアプリプログラムについてはもっぱら本家Appleの「Core Bluetoothプログラミングガイド」をひたすら参考にしながら作りました。
回路の機能として…。
①アプリ起動すると自動的に「BLEモジュール」を検索し接続する。
②アプリの「LED」スイッチをONにすると、回路上のLEDが3回点滅し点灯する。
③アプリの「LED」スイッチをOFFにすると、回路上のLEDが消灯する。
④アプリの「接続」スイッチのON/OFFで接続と切断が行える。
⑤回路上のスイッチを押すとアプリにてデモ画面がスタートする。
※デモプログラムはマイコンで0.1秒毎にデータをカウントアップさせて、iPhoneにデータを送っています。
そして作った回路がこれ…(動画撮り下手です)。
アプリはバグ取りも何もしてないので、動きがおかしいところも多いです・・・。
マイコンで作ったデータを通信モジュールで送信してiPhoneまで送ることもできたし、その逆もできた。
これを応用して…。
スクラムの「
自作デジタルモニターを作ってみた」やモンキーの「
自作 モンキーにデジタルモニターを付けてみた」のようなものが作れるかも…。
あとは…。
スクラムの「
偽装ステアリングスイッチの作り直し」のような操作がリモコン感覚でできるかも…。
やるかどうかはわかんないけど…。
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Posted at
2014/05/03 21:26:51