
久しぶりにPICマイコン遊びをしてみました。
いじったPICマイコンは「PIC24FJ64GA002」という16ビットの優れモノです。
「
自作 時計&外気温をルームミラーに映してみた」で使ったPICマイコンです。
このPICマイコンは機能が満載なものですが、上記の回路を作ったっきりであまり極めてなかったので久しぶりに使ってみました。
PICマイコンを作るときは、
「プログラム」を記述して
「コンパイル」して
「PICKit3」というプログラマーでPICマイコンに書込んでいきます。
「プログラム」から「コンパイル」までの作業はパソコンで行います。
コンパイラは8ビットマイコンでは「HI-TECH」を使用していましたが、このマイコンではこれは使用できないため「C30」というコンパイラを使用します。
コンパイルされた実行ファイルをUSBでパソコンとPICKit3をつなぎPICマイコンに転送するわけですが、PICマイコンとPICKit3とつなげる転送用の基板が必要となります。
前述のこのマイコンを使った回路では、実際の基板に直接PICKit3をつなげるように工夫をしていました。
今回のように単独で遊ぶ場合はこのPICKit3と接続する転送用の基板があった方が便利です。
って訳で作りました。
簡単な回路です。PICKit3の先についている基板です。
回路図はこんな感じです。
回路中のLEDはパイロットランプです。電圧が上がると点灯します。
試しにLEDをピコピコやる簡単なプログラムを作って転送してみました。
問題なしです。良好です♪
8ビットのマイコンに比べ転送スピードが、とてつもなく速いです。
ただ、テストでLEDをスイッチでピコピコやったりするだけでは面白くないんでこんなものを使って遊んでみました。
aitendoで買った「
OLEDモジュール 128X64/3バス」です。1,300円くらいかな?
前回モンキーにつけたOLED(「
自作モンキーにデジタルモニターをつけてみた」)が思いのほかキレイだったので倍の画面サイズのモジュールを購入してみました。
名前の「3バス」っていうのは「パラレル8ビット転送」「SPI転送」「I2C転送」の3種類のバスでデータが送ることができるモジュールです。
今回も前回のOLEDでやった「
SPI接続」で制御してみようと思います。
モジュールが前回モンキーで作ったモジュールと同じコントローラーだったので、サクサクと前回作ったライブラリをこのマイコン用に書き換えました。
ブレッドボードでサクサクと回路を作成しました。
128X64の画面サイズなのでスクラムの「
自作 デジタルモニターを作ってみた Ver.2」で使ったグラフィックLCDで使ったデータをそのまま映してみます。
ちょっとプログラムを変更して移植するだけの作業なのでこれもサクサクと…。
んで、できたデモ画面がこれ…。
やはり、OLEDはキレイですね♪
久しぶりに「PIC24FJ64GA002」のマイコンを使ってみましたが。
16ビットなので取っつきにくいですが、慣れれば使いやすい。
特に気に入ったのが「ピン割付」の機能。好きなピン位置に好きな機能を付けることができる機能でこれはうまく回路をレイアウトすれば基板がすっきりすることができそう。
16ビットタイマーも5個あるし、A/D変換もたくさんあるし、SPIも2チャンネル、I2Cも2チャンネルあるみたい。とにかく盛りだくさん…。
今スクラムについている自作の回路たちはむかしマイコンいじりたての頃に作ったモノばかりです。
荒削りのモノも多い…。
8ビットマイコンから16ビットマイコンへの移植もあっさりできたし、今ついてるスクラムのデジタルモニターの画面も移植できた…。
これを機に作り直すかな…。
Posted at 2014/04/20 21:24:58 | |
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