ムーンディスク22インチへの道　その4

さて、メインである一番の大仕事はディスクの留め勝手。
この問題が一番大きくこのやり方を巡って時間が物凄く掛かったかな。
先ずはホイールの図面を起こし、ディスクの図面を起こし、その取り合い部分をどうやってやるのか、大の大人が集まって検討した。
キャリパーに当たらない位置の割り出し、その他諸々…

詳細はここではお見せ出来ませんが…

加工は名古屋のお友達の工場へ出張し行いました。
ボルトは3点留め。22インチとかなり大きなディスクなので8ミリのボルトで留める事で決定。
ボルトを留める3か所のホイールとディスクの留まる部分は空間が空いてしまうとボルトが緩む原因になるのでアルミの無垢材を削りだし、ベースになる土台を製作した。

それをアルミ用エポキシパテで固定するというやり方で決定！
アルミの塊を固定するにあたり、それ専用のテンプレートを作った。(写真）
テンプレートを使って位置を出すことで４本のホイールと４枚のディスクがどのような組み合わせでも合うようにしたかったのだ。

ディスク面にボルトを留めるにあたり、ディスクに対して垂直にボルトが刺さる事がキモだな、と。うんうん。

ディスクが平らなら、なんの問題も無かったのだが中心に向かって凹んでいるため、その計算式も出すのも大変。

3.58度という微妙な角度でホイールに穴をあける必要が出てきたんだ。

そこで今度は3.58度の角度で穴をあける為の治具製作に。
穴あけの為だけにスチールでこんな治具まで製作。

ディアブロホイールがこの治具の上にぴったり乗ってしかもクルクルと回転までしてくれる。
そう、この治具にホイルをセットすると3.58度傾いてセットされるようになっている。

これでドリルが垂直に降りてくれば自然と3.58度の角度でドリルが穴あけをしてくれる訳です。

逆さまで見るとこんな感じ。

制作前の治具のスケッチの1枚。
もっちゃんが描いてくれました。ってアイデアも。

さて、レーザーレベルで水平と垂直を出してドリルをセットし、その横にホイルの治具をセット。
このセッティング作業だけで大人3人がかりで半日を要した（笑）

セットしちゃえばこっちのモンだ！

写真右がもっちゃん。

それぞれ３箇所の穴あけはこれまたスチールのテンプレートを作ったのでバッチリ！
穴あけのテンプレートも作ってあげないと４本のホイールと４枚のディスクがどのような組み合わせでも取り付け出来なくなっちゃうからね。

っていうか、前回の教訓を生かし、今回はディスクの予備も作ったのだ。

テンプレートを使い、穴あけはヒョイヒョイと進む。
でもそこから3時間あまり掛かったけどね。

さて、次回で完成です！

明日のお台場でのムーンアイズのストリートカーナショナルズでお会いましょう！