ツメタガイ（バンチョ）の調理

ツメタガイは、砂浜に潜って、二枚貝のアサリやハマグリを捕食する貝です。食べるときは貝を包み込んで、ちょうつがいの近くに小さな穴を開け、内部に消化液を入れて消化し、食べてしまいます。
砂浜で、1mmほどの小さな穴の開いたアサリやハマグリはツメタガイの餌食に成った物です。

このツメタガイ、卵（卵嚢：らんのう）の形が面白いので、よく知られる貝です。スナジャワン（砂茶碗）と言われ、砂浜に茶碗を伏せた様に卵を産み付けます。


さあ、調理です。貝は基本的に煮込みすぎると固くなりますので、煮すぎは禁物です。
また、このツメタガイは、煮汁で一晩置くと柔らかく成るというのが、先輩からの教えです。




身を取り出します。当方は、内臓は捨てます。これが好きな人もおりますが家族に嫌われますので、捨てます。


これを適用な厚さにスライス


刻みショウガを加え、酒・醤油・みりんで等で味付け、めんつゆを入れると簡単に味が出せます。




適度な歯ごたえがあり、結構なおつまみにも成ります。
ツメタガイ６個分で作りましたが、一晩でなくなってしまいました。