2020年08月10日
ドライブレコーダーとアクションカムと当て逃げ
連日毎回、GRヤリスばかりだったのでたまには違う内容を書きたいと思います。
今回、注目したいものは『ドライブレコーダー』についてです。
皆さんはドライブレコーダーを使っていますか?
使っている機種・種類はどんなものでしょうか。
僕なんかが書く内容よりも纏め記事の方が詳しく載っていますが、
個人的な備忘録を兼ねているのでご容赦下さいw
ざっくり分けていくとドライブレコーダーには下記の種類があります。
■ 前方録画
広角型のカメラが1つ。 設置時の方向のみ録画するタイプ。
メリット : 非常に安い
デメリット : 撮影範囲でカバー出来ないアクシデントに対応出来ない。
■ 前後録画
前方録画と同じ広角型のカメラが2つ。 それぞれ前後につけるのが一般的。
メリット : 安い~やや高い。前方録画の後方もカバー出来る。
デメリット : 側面など撮影範囲外のアクシデントに対応出来ない。
■ 360度(180度)録画
魚眼型のカメラが1つ。
最近流行りだしてきた360度撮影のアクションカムと同様。
メリット : やや高い。撮影範囲が360度なので、事故状況の説明に有利。
デメリット : 解像度がかなり低い。撮影時間が短い。
先日、行きつけのお店でドラレコ購入を迷っている方が居て、その時に社長と3人で雑談していた時の内容なんですが・・・結局、有利・不利がある訳です。その方はアウディ TTクーペを購入されたばかりだったようで、事故など何かあった時の為にドラレコが欲しいというのが発端でした。
僕の個人的な感想ですが、タイトルに書いたようにドラレコとアクションカムを比較した場合、かなり大きな違いがあります。残念な事にドラレコの撮影能力は、アクションカムの領域まで達していない製品が多いです。
特に360度撮影型のドラレコです。
酷いものだと解像度が低過ぎて、衝突してきた車のナンバーを読み取れません。
当て逃げなどに関しては、状況証拠を上げるにも決定打にかけてしまいます。
※ 比較対象のアクションカムはGoProやSONY アクションカム、DJI OsmoAction、Insta360シリーズなどを前提としています。安めの中華製アクションカムは考慮外ですが、ドラレコの撮影能力は良くて中華製アクションカムの上位機種相当・・・証拠として使えるレベルかな?というものが大半です。
ドラレコでも高級機種などになると、鉄板と言われるアクションカムメーカーのエントリーモデルクラスの解像度になります。『そこまでの解像度が必要?』という疑問については後述したいと思います。
■ ドラレコを付ける意味
何のためにドラレコを付けますか?走行中に発生した事故時の状況説明ですか?
状況説明であれば、実は解像度が低くても問題ありません。
何故なら、相手の車が特定出来ていて、その場に残っているからです。
夜間だろうが日中だろうが、解像度が低かろうが状況は記録に残せるのです。
それなら、当て逃げ対策ですか?
当て逃げ対策としてのドラレコは、比較的割高なものが多くなっています。
夜間に対応するセンサー、ナンバーを読み取れる解像度が必要です。
特に夜間に対応するセンサーというものは、かなり限られています。カメラのセンサーと言えばSONYです。一眼レフからビデオカメラやアクションカムに至るまでSONYのセンサーは高級機種になれば採用率が高くなるほどの信頼性があります。
安いドラレコは、何故安いのでしょうか。
①センサーに安いものを使用している
安いセンサーは画角などにも影響がありますが、
白飛び・黒潰れ・ノイズなど様々な粗があります。
②レンズの光学設計が悪い
ドラレコ・バックカメラ・アクションカム・携帯(ガラケー)・スマホのカメラなどは、基本的に自然な見え方をするようなレンズ設計が出来ません。③でも後述しますが、公差を考えて製品設計をしなければいけないために、メーカーさんがかなり苦労されている部分です。
出力された映像の歪み、斜入射からのゴースト(フレア)など
①と相まって酷いものは、割り切って使用する勇気が必要です。
③(そのメーカーの)画像処理技術が悪い
画角に関してもそうですが、製品の大きさなどサイズ的にかなり厳しい縛りの中で、光路長が確保出来ないからです。そのため②で書いたような僕達の周りにあるカメラの大半がレンズユニットだけでは綺麗な映像が取れません。画像処理によって成り立っている分野と言えるでしょう。
その心臓部である画像処理技術が未熟であるのか・・・もしくは、(画像処理ですらカバー出来ないレベルで)センサーや光学設計が酷過ぎる品質であるか。
この3つの何れかがダメでも成り立たなくなります。
だから、少しの金額の違いで得られる成果も目に見えて上がります。
ちなみに僕は、当て逃げ対策として付けています。
僕の住んでいる物件は社会人向けの割高物件なんですが、時折・・・学生さんが入居する事もありまして、言ってしまえば運転が下手な子が遊びに来ることがあります。そして、その手の族は当て逃げすることがかなり多いです。
もちろん、そういう子達以外にも下手な人は多いけどね。
僕自身、10年近く住んでいますが8回当て逃げされています。
後に8回中、2人が2回当て逃げしていたのが分かって弁償させています。
弁償させた4回中、ドラレコから弁償させたのは2件のみ。
残る4回はドラレコもついていなかった時期なので闇の中。
ロードスターの中でも比較的大きい方に分類されるNCロードスターですが、全長に関してはどのロードスターと比べても大差ありません。普通車のセダン・ミニバンと比べても明らかに短く、Bセグメントクラスの車より短い事が多いです。(具体的にはトヨタ車のアクアやヴィッツなどがBセグメントに該当)
車輪止めに後輪を当てて、一番引っ込んだ状態にしていると
駐車スペースのラインから 50 cm近くは余裕があるんですが、
それでも・・・ぶつける阿呆は一定数居ます。
両側に入居者が居ればまだマシなのですが、
居ない時には側面をがっつりやられた事もあります。
一番酷かったので、フロントバンパー脱落・ナンバープレート破損ですかね。
フロントバンパーの時には、運よく大家さんが目撃していたのでそのまま警察に通報・当て逃げ現行犯で事なきを得ました。大学生の子だったのですが、警察に事情説明している際に『自分では修理費用が払えない』(加えて保険未加入)と言われ、『親御さんに工面してもらいたいので連絡してほしい』と言ったら、過去にも当て逃げしていたのをこのタイミングで白状しまして・・・。
色々とまぁ面倒な事件でした。詳細を知った相手方の親御さんが、
態々他県からお金を手渡しで謝罪に来たという・・・。
ナンバープレート破損の時は犯人が見つからず・・・。
バンパーの修理その他で10万近くの被害が出たのを切っ掛けに
ドラレコを付けました。主に停車時の当て逃げ対策用です。
コンビニやスーパーで停車中に当て逃げされる事も割と聞きます。
僕のようにコンビニで、離れた場所に停車していても、
後ろが見えないのに凄い勢いでバックして全損クラスの事故を
起こしやがった女性(と書いて馬鹿と読む)も居ましたがね。
ただ、こちらの場合は誰も停めないような遠く離れた場所に停車する事で防げるケースが殆どです。『雨に濡れるのが嫌だ』、『入口に少しでも近い方が良い』・・・などなど。皆さん考える事は一緒です。
離れた場所に停車する人は、当て逃げを警戒している方が多いです。
離れた場所に停車する人は、意外に多いのですが・・・そもそも当て逃げを警戒するような方は運転が慎重になりますし、隣が空いていても1つ開けて停車したりします。離れた場所と言うのは停車位置を選び放題ですからね。
交通量・利用客の絶対数が明らかに少ない為、
当て逃げなどの接触事故などには、相当効果があります。
そんな当て逃げ対策ですが、目撃者が居なかった場合にはドラレコぐらいしか証拠を残せないんです。ドラレコの費用と車の修理費用を天秤にかけると、僕の場合は簡単に元が取れました。
これも実体験の苦い記憶なのですが、コンビニやスーパーなどの防犯カメラの映像と言うのは、当て逃げなどで提供してくれることはありません。記録を確認させてくれる事も"ほぼ"ありません。
自分の身は自分でしか守れないのです。
自分の家の敷地内(庭など)に停めているから必要ない。
出先で、ぶつけられなければ必要ない。
ぶつけられても修理しなければ必要ない。
それは確かですが、やはり万が一の時に安い適当な板金屋さんでも3-5万以上の修理費用を負担するよりは、個人的にはドラレコを購入・取り付けしておいた方が無難だと思います。
高い機種でも3万円程度です。
その中でも安めの機種を吟味すれば2万円程度で手に入ります。
ですが、そのケチった1万円の内容については、吟味される事をお勧めします。
ケチった内容の所為で決定打に欠れば、そもそも付ける意味がありません。
中華製アクションカムと同じで、ドラレコの性能は日進月歩です。
先進メーカーの技術を盗んで安価なものが増えてきています。
もっとも価格帯的に供給元が同じなのかもしれませんが・・・。
半年先・1年後には現行機種の最新版並みのドラレコがエントリークラスになるかもしれません。どこまで性能を追求するかに寄るのは個人の自由ですし、性能面・価格面でも高過ぎるものは必要ないと言うのも事実です。
唯一言えるのは、現行の車メーカーが純正オプションとして設定しているドラレコは割と高価なのに微妙なものが多いです。一昔前の純正ナビと似たような状況と言えます。良くて1世代前・・・大体が2-3世代前の製品が純正オプションとしてラインナップされており、値段も最新機種並みの金額となっています。
最新機種の車に関しては、通信機構を備えているので・・・(既に実装している車・メーカーもあるかもしれませんが)将来的にはアクシデント発生時にメーカーオペレーターが遠隔操作で録画開始をしてくれるような感じになるかもしれません。(現行車種のナビのように純正オプション以外を選ばせないため)
対費用効果として、個人的にはかなり効果があるものと思います。
通勤・通学に使用するような使用頻度の高い車でなければ、バッテリー上がりの可能性が高くなりますから、そこに関してはご注意下さい。
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Posted at
2020/08/10 11:53:19
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