何故か車ネタを書いてる時よりPCネタの方がPV爆上がりして困惑する中の人です。
みんカラとはなんだったのか
ようやく新PCになりました。
珍しく写真付き(ぉ
完全水冷 → ケースを変えて空冷へ
PCケース : Sliver Stone製 ALTA F1
M/B : ASRock製 X299 TAICHI CLX
CPU : Intel製 Core i9 10980XE
CPUクーラー : DeepCool製 ASSASINⅢ
RAM : CORSAIR社(Samsung製OEM) VENGEANCE LPX DDR4 64GB(16GB×4)
VGA : MSI製 RTX 3080 Ti VENTUS 3X 12G
サウンドカード : Creative製 SOUND BLASTERX AE-5 PLUS
SSD(メイン) : Western Digital製 Black SN750 NVMe SSD 2TB(C:1TB/D:1TB分割)
SSDヒートシンク : Aquacomputer製 kryoM.2 PCIe 3.0 x4 adapter for M.2
SSD(データ用) : Crucial製 MX500 1TB(500GB×2 RAID 0)
電源 : CORSAIR製 HX1200

仮組状態の写真なのでUSBとかの配線とか気にしないでください・・・。
本当はFractal Design社のTorrentを使って自作クリーンブースでオープンケース運用したかったのですが、リコールでいつ手に入るか分からなかったので・・・。趣旨は異なりますがSilver Stone社のALTA F1を選びました。M/Bを90度回転させた倒立式ケースです。
度々流行りそうになっては廃れる倒立式ケースですが、昨今の爆熱&巨大化していくVGAを考えると排熱効率的には一番良い方式だと思います。僕が使ったことのあるVGAは基本的に一番新しいもので殻割水冷化したGTX1070だったので、水冷化する前の本体自体そこまで重くも巨大でもありませんでした。今回購入した3080 Tiは過去最高の大きさで一回り以上大きく感じます。重さも半端ではありません。調べてみるとここ最近のVGAは巨大で重過ぎるため、自重で接触不良になることがあるようです・・・。
昨今のVGA巨大化の背景には性能向上のため爆熱化しており、空冷で冷やすためのヒートシンクが大きくなり続けています。近年になり簡易水冷のVGAが出始めていますが、この巨大さと発せられる熱量から今後を考えると上位機種・最上位機種には簡易水冷式VGAが主流になる日が近いのかなと感じます。
このケースの倒立式レイアウトは、VGAファンによる冷却時に排出される熱を上手く処理しないといけないため色々と制約が出てきてしまいますが、VGAが垂直になるレイアウトなので自重による変形(たわみ)が発生しません。ちなみに通常レイアウトのケースでは、VGAを支えるためのパーツが付属するようになったようです。箱を開封したときに謎のパーツがあって驚きました。
1枚目の写真と大差ありませんが裏側で気持ち配線付近を・・・。
この倒立式が流行らない最大の理由としては、ケーブル類のアクセスの悪さでしょう。サウンドカードやディスプレイケーブル、USB類などへのアクセスが最悪です。実際には一度配線してしまえば抜き差しする事がない部分ですが、頻繁にメンテなどする側からすると割とウンザリするレイアウトです。
LANケーブルやUSBなんかは線も細めで柔軟性もそれなりにあるので良いですが、ディスプレイケーブル・・・DP端子やHDMI端子のちゃんとしたものだとかなりクリアランスが厳しいです。極めつけは電源ケーブル・・・・・・。全てのケーブルの中で最も太く硬く曲がりにくいケーブルです。しっかり差し込んでから可能な限り曲げてなんとかといった次第です。気が付いて内心ツッコミ入れてる方もいるかもしれませんが、実はこれ一番上側にも140mmファンを3基設置しているんですね。
これが無ければ何の問題もありません。・・・が、このファンを無くすと排熱問題が出てきてしまうんです。まずはお試しに安くて性能が良いSCYTHE社のKAZE FLEX 140 PWMを3基つけています。ALTA F1の下部にある吸気ファンにはSilver Stone製のAP140iが3基標準搭載されていますが、3080Tiと10980XEを空冷で全力稼働させるだけの冷却能力を得るためには到底足りません。実際、ケース単品から冷却能力を向上させたこの状態でも負荷を連続的にかけていくと、CPUもGPUもサーマルスロットリング(熱タレによる性能ダウン)が発生していました。普通にゲームをする分には気にしなくて良いと思いますが、AP140i × 3 と KAZE FLEX 140 PWM × 3 では熱を抜き切れませんでした。
一番手っ取り早いのはCPUかVGAどちらかを水冷化して、ラジエーターなどで熱源を移動させ、爆熱化したCPUとGPUを完全稼働させ続けるようにする事ですが・・・簡易水冷はお値段の割に寿命がなぁ・・・。現状でも20万を超えてくるVGAに対して平気で4-5万ぐらい値段上げてきそうで買いたくないんですよね。空冷のVGAなんて当たり引けば10年近く使えますが、簡易水冷クーラーの寿命を考えると長く4-5年で20万オーバーの買い直しとか笑えません。メーカーで修理対応してくれれば良いですけれど、4-5年前のVGAなんてサービス切れてますからね。
趣味で素人レベルの流動解析始めましたが、PCケース内のエアフローをやるにあたってALTA F1の場合、巨大なCPUクーラー(僕の場合はASSASINⅢ)やVGAを装着した際に熱が籠らないようにメーカー側がAP140iを標準搭載していることが分かりました。AP140iは風量の割に騒音値があまり良くない残念なファンという印象でしたが、諸元をよく調べてみると静圧値に優れていることに気が付きました。通常レベルのCPUクーラーにVGAを使用した場合、静圧値で1.1~1.2mmH2O以上無いと障害物によって吸気した空気が循環してしまい上手く抜けないようで、自社製というのもあるんでしょうがAP140iをつけたのは単に伊達では無かったようです。
上側にファンが搭載出来るようなレイアウトは、吸気ファンをAP140i×3にしている場合、ケース内圧を弱負圧にするため上部排気側にAP140i×3が装着するためのものと推測します。(一般的に正圧より負圧の方が冷えやすいからです。同じファンを同じだけつけているのに弱負圧と書いたのは、吸気ファン側のエアフローは大抵CPUクーラーなどでは減速してしまう上に温まった空気により排気側流速が若干強くなるようです。)
個人的には負圧にしてしまうとケース内部に埃が溜まりやすくなり故障の原因になるので、弱正圧~正圧ケースになるよう排気側にKAZE FLEX 140 PWM × 3を使用しました。ただし、上記に挙げたようにこの組み合わせでは力不足のようです。最終兵器としてNOCTUAのファンがありますが・・・見た目があまりにも酷過ぎるため選択肢にも挙げませんでした。最近は外観にも気を遣うようになったのか例の色から黒など出ているようで、NF-A14 industrialPPC-3000 PWM 140mmを試してみるのが良さそうですね。
静音性・・・?
ははは...知らない子ですね?
ちなみに現状の騒音値はケース外で36.3 dbなので空気清浄機やエアコンの音とあまり変わりません。ヘッドホンしていれば耳に入ってくることはありませんね。これが上記のNF-A14 industrialPPC-3000 PWM 140mmになったら扇風機レベルの騒音値になるのでちょっとどうだろうって気もしますが・・・。
場合によっては、CPUかGPUの完全水冷化を視野に入れた方が良いのだろうか。ASSASINⅢですらサーマルスロットリング起きるとは思わなかったんですよねぇ・・・。室温を23~24度にするってのも手ではあるんですが、夏場でも・・・それは流石に寒い。
CPUクーラーのファン位置見直し、CPUクーラーのファン変更、PCケースのファン変更による正圧調整・・・まだまだ出来ることは多いので少しずつやっていきたいと思います。
ブログ一覧 |
PCネタ | 日記
Posted at
2021/10/08 17:51:56