2020年08月16日
本日は久しぶりにバイクの話です。
もうすぐ休みも終わろうかとしていますが、相も変わらず強制力はありませんが
会社から不要不急の自粛を言いつけられているので、結局は基本的に食料品の買い出し以外は外出できなかった僕です。
平積みされて溜まってた洋画のDVD/BD消化や本を読んだりしていましたが、
外出出来ないというのは非常に窮屈なものですね。後は車関係だとちょっとしたお小遣い稼ぎと言うか、お手伝いで屋外に出たぐらいでしょうか。スポドリ粉末や氷などの買い出し→休憩所にキャンプで使ってるタープ設営→昼食手配などなど・・・スポ少の保護者かな?という感じでしたが( ̄▽ ̄;) 水着のお姉さんだったら大歓迎なのですが、実際にはオッサン達のケアです。本当にありがとうございました。
コロナ関係の面倒な部分があるんで、7-8人ですがタープ2張りして、皿やコップなどは名前書いて混ざらないようにしたり、ゴム手使ったり。エタノールで机とか拭いたり。経費で落としてくれると言うので、昼飯に近所のお肉屋さんから買ってきたラム肉を串にさして、源タレ刷毛塗りして炭火焼きにしたりとか。基本的に僕が昼食作って、オッサン達に提供する屋台スタイルです。先生がかき氷機持ってきたので、食後とオヤツにかき氷も作りました。
源タレ味シロップとかカオスな地獄絵図も一部出ましたが...
オモテナシ満載でオッサン達もホクホク。僕もお小遣いがもらえてホクホク。
バイクに関しては、1度だけバイクで近所だけでも軽く走らせようと思いましたが、外に出た途端に恐ろしい熱風が・・・。路面からの照り返しで40度近かったのでは(汗)食料品の買い出しに外に出れば国道が渋滞しているのを思い出せば、更に出る気力が無くなってバイクにすら1度も乗れなかった盆休みです。
いつまで続くんでしょうかね・・・この生活・・・。
と、個人的に人生で究極的につまらなかった夏休み&盆休みの感想はともかく、Youtubeなども暇な時間に流してたりする訳ですがYSP横浜戸塚さんの放送でTRACER900GTについて『フロントの接地感が少ない』という発言がありました。フロントの荷重が掛かり難いバイクだと・・・このバイクを購入してから延々となんでこんなにフロントの接地感が無いのだろうと思っていたのですが、やはりフロントの荷重が掛かり難いのが原因で合っていたようです。
ワインディング流してる時にコーナリング時に前傾姿勢でフロント荷重かけないと、自分の頭の中に描いていたラインをトレース出来ないんですよね。正確にはそれでも僅かに想像よりズレてくるのですが・・・。段差などでフロントが跳ねやすかったり、アクセル開けた時の動き含めても基本的に動作が後ろよりなんですね。
仕事やらコロナの影響で、TRACER900GTを買ってから長距離ツーリングもキャンプも殆ど行けていないのだけれど、僕はミニマリストにはなれないので割と重装備で行きます。『えっ、車じゃないのに、こんなに色々と詰めたんですか!?』みたいな事を割と言われます。まぁ、本当に必要ではないものについては持っていきませんが。
例えば、テント(ソロ用ではあるけれどかなり重いTC生地の2-3人向け幕)、タープ(遮光性が高いが割と重めのTC生地の大型 or 小型タープどちらか)、タープ用ポール2本、焚き火台(Mサイズ以上)、薪割り用斧、調理用ナイフ、椅子、テーブル、コット、シュラフ、枕、クーラーバッグ、ソーラー発電機、etcetcetc...
バイクですが、車のソロキャンパー並みの装備は揃ってますねwww
3泊以上の連泊どころか1週間単位の旅が可能な装備ですね。北海道など移動が主になるような場合には、焚き火台などをガスストーブ系に変えたりして斧などは省略しますが。
もちろん、それだけ積載すれば純正パニア×2、キャンピングシートバッグ2だけには収まらないので、追加でテントが入る防水ロールバッグ系を最低1つは追加します。総重量でおよそ40 - 45 kg(過去最高で53 kg)ほどでしょうか。
基本的に女性一人もしくは男性一人を乗せてタンデム走行するよりは軽いんですけれど、アクアラインなどの横風が相当厳しい場所を通る場合には、人よりも荷物の場合は体積というか面積が大きいので影響を受けやすく、気を抜くと転倒するレベルになります。
後ろに相当荷重が掛かっているので、高速など平坦な道以外では前傾気味の姿勢を取って、下道(特にワインディング)ではブレーキタイミングを少し遅らせてフロント荷重気味にコーナーに入るようにしています。当然ですが法定速度の話です。(速度に関わらずフロントに荷重を掛けないとラインが膨らむため)
フロントのプリロードを色々と試しても納得来なかったのは、この辺りが原因でした。堅くし過ぎると跳ねやすく速度を乗せてあげないと荷重が抜けてしまう。柔らかくし過ぎると荷重は乗せやすくなるが応答性が悪くなる。結果、納車状態のRefから1-2ぐらい柔らかくしてワインディングは前傾気味という状態に落ち着きました。
・・・落ち着いたというか、妥協点というか。
これ以上を求めるには前後のサスを変える必要が出てくるので、費用が非常に高くなる。妥協出来る程度に収まっているのであれば我慢出来なくはない。TRACER900GTでサーキット走行なりジムカーナに出る訳では無いし。
そう割り切った訳です。
そうは言っても、友人や知人のバイクに乗せてもらうとSSとかってやっぱり乗りやすい。自分が思い描いたラインに限りなく近く走ってくれる。車で言う修正舵が要らない。ブレーキのタイミングから倒し始めまでコーナー1つ曲がるだけで、これでもかと違いが分かってしまう。
傍から見れば大した差ではないんですけれど、運転している側からするとやっぱり修正舵が必要だったり、ブレーキのタイミングを意図的に遅らせたりってストレスなんですよね。長いこと乗っていれば慣れていくんでしょうけれど、未だに慣れない。
キャンプや旅に出るときのような装備を乗せていないとか、そういう理由も当然あるのだけれど・・・。どれだけ乗っても『意識して乗らないといけない』と言う部分が自分の中で違和感のように引っかかってしまう。
旅用のバイクとしては申し分ないけれど、BMW R1250GSみたいにワインディングも楽しめるような出来ではない・・・そこはどうしても価格相応なのでしょう。一つの車種に全てを求めてはいけないのですが、上を知ってしまうと澱みが出てきてしまうのは仕方が無い事なのかもしれません。
不満があるけれど我慢出来る・・・というレベルに
作り上げているのがミソなのかもしれませんが(汗
Posted at 2020/08/16 12:37:42 | |
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TRACER900GT | 日記
2020年08月10日
連日毎回、GRヤリスばかりだったのでたまには違う内容を書きたいと思います。
今回、注目したいものは『ドライブレコーダー』についてです。
皆さんはドライブレコーダーを使っていますか?
使っている機種・種類はどんなものでしょうか。
僕なんかが書く内容よりも纏め記事の方が詳しく載っていますが、
個人的な備忘録を兼ねているのでご容赦下さいw
ざっくり分けていくとドライブレコーダーには下記の種類があります。
■ 前方録画
広角型のカメラが1つ。 設置時の方向のみ録画するタイプ。
メリット : 非常に安い
デメリット : 撮影範囲でカバー出来ないアクシデントに対応出来ない。
■ 前後録画
前方録画と同じ広角型のカメラが2つ。 それぞれ前後につけるのが一般的。
メリット : 安い~やや高い。前方録画の後方もカバー出来る。
デメリット : 側面など撮影範囲外のアクシデントに対応出来ない。
■ 360度(180度)録画
魚眼型のカメラが1つ。
最近流行りだしてきた360度撮影のアクションカムと同様。
メリット : やや高い。撮影範囲が360度なので、事故状況の説明に有利。
デメリット : 解像度がかなり低い。撮影時間が短い。
先日、行きつけのお店でドラレコ購入を迷っている方が居て、その時に社長と3人で雑談していた時の内容なんですが・・・結局、有利・不利がある訳です。その方はアウディ TTクーペを購入されたばかりだったようで、事故など何かあった時の為にドラレコが欲しいというのが発端でした。
僕の個人的な感想ですが、タイトルに書いたようにドラレコとアクションカムを比較した場合、かなり大きな違いがあります。残念な事にドラレコの撮影能力は、アクションカムの領域まで達していない製品が多いです。
特に360度撮影型のドラレコです。
酷いものだと解像度が低過ぎて、衝突してきた車のナンバーを読み取れません。
当て逃げなどに関しては、状況証拠を上げるにも決定打にかけてしまいます。
※ 比較対象のアクションカムはGoProやSONY アクションカム、DJI OsmoAction、Insta360シリーズなどを前提としています。安めの中華製アクションカムは考慮外ですが、ドラレコの撮影能力は良くて中華製アクションカムの上位機種相当・・・証拠として使えるレベルかな?というものが大半です。
ドラレコでも高級機種などになると、鉄板と言われるアクションカムメーカーのエントリーモデルクラスの解像度になります。『そこまでの解像度が必要?』という疑問については後述したいと思います。
■ ドラレコを付ける意味
何のためにドラレコを付けますか?走行中に発生した事故時の状況説明ですか?
状況説明であれば、実は解像度が低くても問題ありません。
何故なら、相手の車が特定出来ていて、その場に残っているからです。
夜間だろうが日中だろうが、解像度が低かろうが状況は記録に残せるのです。
それなら、当て逃げ対策ですか?
当て逃げ対策としてのドラレコは、比較的割高なものが多くなっています。
夜間に対応するセンサー、ナンバーを読み取れる解像度が必要です。
特に夜間に対応するセンサーというものは、かなり限られています。カメラのセンサーと言えばSONYです。一眼レフからビデオカメラやアクションカムに至るまでSONYのセンサーは高級機種になれば採用率が高くなるほどの信頼性があります。
安いドラレコは、何故安いのでしょうか。
①センサーに安いものを使用している
安いセンサーは画角などにも影響がありますが、
白飛び・黒潰れ・ノイズなど様々な粗があります。
②レンズの光学設計が悪い
ドラレコ・バックカメラ・アクションカム・携帯(ガラケー)・スマホのカメラなどは、基本的に自然な見え方をするようなレンズ設計が出来ません。③でも後述しますが、公差を考えて製品設計をしなければいけないために、メーカーさんがかなり苦労されている部分です。
出力された映像の歪み、斜入射からのゴースト(フレア)など
①と相まって酷いものは、割り切って使用する勇気が必要です。
③(そのメーカーの)画像処理技術が悪い
画角に関してもそうですが、製品の大きさなどサイズ的にかなり厳しい縛りの中で、光路長が確保出来ないからです。そのため②で書いたような僕達の周りにあるカメラの大半がレンズユニットだけでは綺麗な映像が取れません。画像処理によって成り立っている分野と言えるでしょう。
その心臓部である画像処理技術が未熟であるのか・・・もしくは、(画像処理ですらカバー出来ないレベルで)センサーや光学設計が酷過ぎる品質であるか。
この3つの何れかがダメでも成り立たなくなります。
だから、少しの金額の違いで得られる成果も目に見えて上がります。
ちなみに僕は、当て逃げ対策として付けています。
僕の住んでいる物件は社会人向けの割高物件なんですが、時折・・・学生さんが入居する事もありまして、言ってしまえば運転が下手な子が遊びに来ることがあります。そして、その手の族は当て逃げすることがかなり多いです。
もちろん、そういう子達以外にも下手な人は多いけどね。
僕自身、10年近く住んでいますが8回当て逃げされています。
後に8回中、2人が2回当て逃げしていたのが分かって弁償させています。
弁償させた4回中、ドラレコから弁償させたのは2件のみ。
残る4回はドラレコもついていなかった時期なので闇の中。
ロードスターの中でも比較的大きい方に分類されるNCロードスターですが、全長に関してはどのロードスターと比べても大差ありません。普通車のセダン・ミニバンと比べても明らかに短く、Bセグメントクラスの車より短い事が多いです。(具体的にはトヨタ車のアクアやヴィッツなどがBセグメントに該当)
車輪止めに後輪を当てて、一番引っ込んだ状態にしていると
駐車スペースのラインから 50 cm近くは余裕があるんですが、
それでも・・・ぶつける阿呆は一定数居ます。
両側に入居者が居ればまだマシなのですが、
居ない時には側面をがっつりやられた事もあります。
一番酷かったので、フロントバンパー脱落・ナンバープレート破損ですかね。
フロントバンパーの時には、運よく大家さんが目撃していたのでそのまま警察に通報・当て逃げ現行犯で事なきを得ました。大学生の子だったのですが、警察に事情説明している際に『自分では修理費用が払えない』(加えて保険未加入)と言われ、『親御さんに工面してもらいたいので連絡してほしい』と言ったら、過去にも当て逃げしていたのをこのタイミングで白状しまして・・・。
色々とまぁ面倒な事件でした。詳細を知った相手方の親御さんが、
態々他県からお金を手渡しで謝罪に来たという・・・。
ナンバープレート破損の時は犯人が見つからず・・・。
バンパーの修理その他で10万近くの被害が出たのを切っ掛けに
ドラレコを付けました。主に停車時の当て逃げ対策用です。
コンビニやスーパーで停車中に当て逃げされる事も割と聞きます。
僕のようにコンビニで、離れた場所に停車していても、
後ろが見えないのに凄い勢いでバックして全損クラスの事故を
起こしやがった女性(と書いて馬鹿と読む)も居ましたがね。
ただ、こちらの場合は誰も停めないような遠く離れた場所に停車する事で防げるケースが殆どです。『雨に濡れるのが嫌だ』、『入口に少しでも近い方が良い』・・・などなど。皆さん考える事は一緒です。
離れた場所に停車する人は、当て逃げを警戒している方が多いです。
離れた場所に停車する人は、意外に多いのですが・・・そもそも当て逃げを警戒するような方は運転が慎重になりますし、隣が空いていても1つ開けて停車したりします。離れた場所と言うのは停車位置を選び放題ですからね。
交通量・利用客の絶対数が明らかに少ない為、
当て逃げなどの接触事故などには、相当効果があります。
そんな当て逃げ対策ですが、目撃者が居なかった場合にはドラレコぐらいしか証拠を残せないんです。ドラレコの費用と車の修理費用を天秤にかけると、僕の場合は簡単に元が取れました。
これも実体験の苦い記憶なのですが、コンビニやスーパーなどの防犯カメラの映像と言うのは、当て逃げなどで提供してくれることはありません。記録を確認させてくれる事も"ほぼ"ありません。
自分の身は自分でしか守れないのです。
自分の家の敷地内(庭など)に停めているから必要ない。
出先で、ぶつけられなければ必要ない。
ぶつけられても修理しなければ必要ない。
それは確かですが、やはり万が一の時に安い適当な板金屋さんでも3-5万以上の修理費用を負担するよりは、個人的にはドラレコを購入・取り付けしておいた方が無難だと思います。
高い機種でも3万円程度です。
その中でも安めの機種を吟味すれば2万円程度で手に入ります。
ですが、そのケチった1万円の内容については、吟味される事をお勧めします。
ケチった内容の所為で決定打に欠れば、そもそも付ける意味がありません。
中華製アクションカムと同じで、ドラレコの性能は日進月歩です。
先進メーカーの技術を盗んで安価なものが増えてきています。
もっとも価格帯的に供給元が同じなのかもしれませんが・・・。
半年先・1年後には現行機種の最新版並みのドラレコがエントリークラスになるかもしれません。どこまで性能を追求するかに寄るのは個人の自由ですし、性能面・価格面でも高過ぎるものは必要ないと言うのも事実です。
唯一言えるのは、現行の車メーカーが純正オプションとして設定しているドラレコは割と高価なのに微妙なものが多いです。一昔前の純正ナビと似たような状況と言えます。良くて1世代前・・・大体が2-3世代前の製品が純正オプションとしてラインナップされており、値段も最新機種並みの金額となっています。
最新機種の車に関しては、通信機構を備えているので・・・(既に実装している車・メーカーもあるかもしれませんが)将来的にはアクシデント発生時にメーカーオペレーターが遠隔操作で録画開始をしてくれるような感じになるかもしれません。(現行車種のナビのように純正オプション以外を選ばせないため)
対費用効果として、個人的にはかなり効果があるものと思います。
通勤・通学に使用するような使用頻度の高い車でなければ、バッテリー上がりの可能性が高くなりますから、そこに関してはご注意下さい。
Posted at 2020/08/10 11:53:19 | |
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撮影機材 | 日記
2020年08月05日
以前、Kawasakiさんが250ccの4気筒エンジンを搭載した『ZX-25R』を正式発表した訳ですが、続々とプロレーサーの丸山さんなどのインプレ動画が出てきました。いずれも好感触なインプレばかり!
僕が好きなYAMAHAは、250ccの4気筒出すのでしょうか?
ん?・・・2スト??・・・アー!アー!!キコエナーイ!!!
排気量違うから!
一度乗った事ありますけど、凄く良いバイクだったんですがねぇ・・・。
毎度のことですが話が逸れました。
昨今のバイクって、液晶モニターが標準搭載どころか、割と多くの車種が
アナログ計じゃないんですよ。
僕が今乗っているTRACER900GTもデジタルメーターです。
タコメーターもスピードメーターも全部液晶画面の中で完結しています。
表示はどれも同じようなものだけど、S2000みたいな感じですね。
あれがデザイン・発色などブラッシュアップして近未来化させたメーターです。
SUZUKIでもHONDAでも似たような計器類が主流です。
アメリカンクルーザー系やクラシック路線はアナログ計を使っていますが。
そんな中、Kawasaki ZX-25Rの計器類は、スピードメーターはデジタル計ですが、タコメーターはアナログ計です!! 僕は、この形式が一番好きです。大好物です。視認性が最も良く、アクセル開けていった時のタコメーターの動きこそが何よりも『エンジンを回している』って感じがするからです。
特に吹けの良い4発のエンジンでは、エンジンレスポンスも合わさって最高です。
僕が以前乗っていたFZ1 Fazerもアナログ計タコメーター + デジタル計スピードメーターでした。運転中って、基本的にスピードメーターの確認が殆どです。優先順位としてもスピード>>タコメーターです。スピードに関してはデジタル計の方が視認性に優れていると思います。
アナログ計の針がどこを指しているのか読み取るよりも、デジタル計で既定の場所に表示されている数値を見た方が、視線の移動時間が一定で済むためです。逆にタコメーターに関しては、細かい表示まで見て走ることは殆どありません。
競技走行をされる方であれば、確認する方も多いとは思いますが・・・。それでも『レッドゾーンまでどれだけマージンがあるか』程度だと思います。だからこそ、最新機種のSSにはどちらもデジタル計が採用されているのでしょう。
■ デジタル計のメリットとデメリット
・数字を表示するタイプの場合
メリットとしては、既定の場所を見るだけで済むため、視線移動が少ない。デメリットとしては、タコメーターのように表示値が著しく動く場合には非常に見難いです。社外製のデジタルメーターでタコメーターを表示させたことがある方は分かるかもしれません?
・ブロックなどの目盛りが増えていくタイプの場合
メリットとしては、タコメーターなど表示値が著しく動いても関係無く、大まかに判断出来るためにそれなりに視認性が良い事です。デメリットとしては、細かい表示が出来ないため、スピードメーターとしては向いていない。
この辺りは最新鋭機の航空機でさえ、高度計なんかもアナログ計を使用していることから表示値が著しく変動する事があるものに関しては、アナログ計が使われています。もちろん、今までの慣れと言う要素も多いとは思いますが。
車でもデジタルメーターが増えてきました。
一般的には『高級感がある』とか言われていますけれど、本当に高級感ありますか・・・?あまり書くとホンダさんとか各社の人に怒られそうですけれど、個人的な感想ですがS2000とかシビックのメーターって凄く見難かったんですよね。(タコメーターがブロック?グラフ状、スピードは数字表示のデジタルメーター)
『高級感がある』、『ハイテクだ』乗っている多くの方は、
そのような事を言っていましたが、当時の僕にはとてもそう見えませんでした。
同時期に出ていたインテグラType R(DC5)は、どちらもアナログ計だったんですよね。時代が飛んでトヨタ・スバルの86/BRZは、デジタル表示のスピードメーターにアナログ計のタコメーターです。マツダのRX-8もデジタル表示のスピードメーターにアナログ計のタコメーターでした。
今となってみれば、当時の流行りだったんだなと感慨深くなりますが。液晶などの圧倒的進化が進んだお陰もあって、逆に販売されていた当時よりも遥かにフォーミュラカーのように見えてきます。
しかし、現行機種の液晶画面に表示する計器類・・・本当に見やすいですか?
10年後にも見やすいと思いますか?液晶って画面焼けしますよ??
高級感がある・・・本当にありますか?10年以上前にガラケーが主流だった時期に画面が綺麗だと言われていた最新機種の携帯電話の画面を、今見たら高級感があるって言えますか?同様の理屈ですが、iPhone 3とiPhone X以上を見比べた時に、画面がどれだけ綺麗になっているか比較した時に高級感があると言えますか??
僕が、液晶表示タイプの計器類を嫌うのは、この部分が大きいです。今は良いかもしれません。でも、数年後にはスマホの画面みたいになるかもしれない。(そもそも車ってカテゴリがどこまで残るかにもよるけど)
まだバイク程度の表示なら割と簡素化されているので良いのですが、車の液晶表示って・・・無駄な表示が多いですよね。
エコ関係のなんたらかんたら、4WD関係のなんたらかんたら、安全運転機能のなんたらかんたら。それを数年後の最新機種を見た後で、自分の車と比べた時に気になるか、ならないかだと思います。中途半端が一番浮き彫りになるんですよ。
だからこそ、最新機種・・・KawasakiのZX-25Rのようにタコメーターをアナログ計で出してきてくれたことが本当に嬉しい。上位機種と共通規格化して、何から何まで液晶モニターを付けるのではなく、アナログ計を付けてくれたことが何より嬉しい。
ZX-25Rが予想以上に良いバイクだったので候補・検討中ではあるのですが・・・GRヤリスを買ってしまったので、NCの維持と合わせてもう少し後回しかな。その頃にHonda辺りが250ccの4気筒を出してくれる事を期待するかな。もしくはZX-25Rの初期型が値下がりした頃を狙うか。
物欲って怖いワー
< あとがきと言うからくがき >
GRヤリスの計器類は、アナログ計のスピードメーターとタコメーターです。
中央に気持ち大きめの液晶モニター。
僕は安全予防なんちゃらを選択しているのでHUD付きです。
タコメーターに関してもHUD表示されますが・・・。中途半端なんだろうなぁ。
GRヤリス用にHUD表示なんかも専用開発してくれると嬉しいんですけどね!余計な表示要らんから!!大きめのタコメーターとデジタルスピードメーター!・・・後は基本的に見落とさないと思うけど、どうせカメラ付いてるんだから画処理でフラッグの認識・表示とかあると最高かな・・・?w
もしくは、油温・水温をデジタル表示で小さく表示とか。
Posted at 2020/08/05 11:33:07 | |
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2020年07月30日
とある知人からとある資料を見せてもらう事が出来ました。
カテゴリで書いてんのに「とある」って意味ねーよwwwってツッコミはNGです
ギア比やら色んな情報が載ってた訳ですが、
一番困った項目を見つけてしまった・・・。
[ 2020.08.02 ] 追記
本文中で、SP規格 や SN Plus規格指定のエンジンにSN等を使用した際に、
『明確に壊れる』に近い表現をしていたので、もう少し詳細を追記しました。
■ オイルの話
僕は、NCロードスターに乗り換えてからの大半を、A.S.Hのオイルで過ごしてきました。特にエンジンオイルはFSE-E Specの0w-20に10W-50をブレンドして使ってます。行きつけのお店で大量購入して頂いてるので4000円/Lぐらいかな。若干安めに入れる事が出来ます。
ノンポリマーで潤滑性能が高く、吹け上りが良くて、サーキットなどで全開走行をしてもエンジンの保護に一役買っている・・・そんな大好きなオイルでした。ロードスターの界隈では、スノコのオイルなど定番と言われるオイルがいくつか存在しますが、ASHのオイルは値段から忌避されているのか使用している人はかなりレアな方だと思っています。
既にASHを入れ始めてから55000kmほど競技含めて使っていますが、ヘッドを開けた時にもかなり綺麗だったのを覚えています。維持費・・・お金は掛かるが、良いオイルで管理を怠らなければエンジンというのは非常に長持ちするのだなと思うほどには。
そんな思い入れのあったASHオイルですが、GRヤリスに使えません。
あぁ、使えるかどうかで言えば使えるんですよ。オイルですしね。
どうやらGRヤリスにはオイル指定があるようです。
(まぁ、細かくツッコミ入れると指定粘度はどの車にもあるんだけど)
何が厄介かと言いますと、『新規格であるSP規格』の0W-20を使うようです。
SP規格と言うのは、API(アメリカ石油協会)のAPI SP規格というのが正式名称で、2020年5月に施行されたばかりの規格です。ニュアンス的には2018年に出たばかりのSN Plus規格の完成版とも言えるべき規格でして・・・。SN Plus規格自体がSP規格の為の前哨戦みたいなもんなんですね。余談ですがILSAC(国際潤滑油規格諮問委員会)規格においても2020年5月に施行された『GF-6規格』が該当します。
ちなみにSN規格とSN Plus規格では、天と地ぐらいの違いがあります。
ジムとνガンダムぐらいですか?Plusなんてついてますが殆ど別物です。
具体的にはSN規格は2010年代、SN Plus規格は2018年代。
当時からエンジンの推移を見れば技術的にも新型になる事で飛躍的に上がっています。
当然、それらのエンジンに対応したオイルが必要とされます。特に直噴エンジンやディーゼル系が挙げられますね。詳細が気になる方は調べてみれば、詳しく解説されているHPなりがたくさん出てくると思いますので、そちらを参照願います。
※ ミカド商事さんのHPやHKS等にLSPI(Low Speed Pre-Ignition)・・・下記の異常燃焼について詳しく記載がありますが、ピストンやコンロッドに深刻なダメージが入ります。
簡単に纏めると、エンジンの燃焼室内環境は恐ろしくシビアになってきており・・・異常燃焼を防ぐためのオイルが必要になった訳です。それが、2018年に施行されたSN Plus規格のオイルです。このオイルを使う事で、直噴ターボ車などでは低速時に発生しやすい異常燃焼(LSPI)を大幅に抑える事が出来ます。
このSN Plus規格の完成版と言えるのがSP規格となる訳です。
2020年5月に施行されたばかりなので、当然そこまで種類は多くない・・・。
暫定でSN Plus規格を用いる事は可能ですが、推奨はされないでしょう。
特に、今回のSP指定を謳ってきたGRヤリスなら特に。
今乗っている、NCロードスターであれば、SN規格ですら十分だったんです。ちなみにA.S.HオイルのFSE-E Specの規格は< SL/CF/CF4 >とされています。いつの時代よ??SL規格って2001年に施行された20年近く前の規格です。それでも、NCロードスターぐらいの年代の車には悪影響は無いんです。
この時代の車であればね。
これから、どの車にも新しいエンジンには、様々な新技術が盛り込まれてくるのだろう。その際には、エンジンオイルの規格に注意した方が良い。『以前から好きだった銘柄』を気にせず使用したら、笑い事では済まなくなる。
もちろん、ディーラー等で作業してもらう分には、余程酷いディーラーのサービスマンでもなければ問題ないと思います。もっとも指定オイルの粘度を間違えてエンストぐらいで済めば良いけどね。
何も考えずに慣らしだから手持ちの安いオイルで十分!なんて、はっきり言って笑い話にもならない。どんな走らせ方させてんのって話だけど、ピストン・クランクシャフトが逝きました。修 理 費 用 ( お ね だ ん )い く ら な の ?
いくらだろうねぇ・・・( ̄▽ ̄;)ハハッ
※ 正確には、『外車では壊れる事もある』ようです
日本車など一部の車については、SN規格など古い規格のオイルを使用した際にECU側で燃調なりを調整するのか、異常燃焼による故障を避けるような設定となっているそうです。指定されたSN Plus規格やSP規格オイルと比較すると、燃費などで差が出る(悪化する)そうです。
壊れはしないようですが、エンジンである以上はカムシャフトのカムプロフィール的に限界があるのは当然で、低回転時に不安定なのは変わらず、低回転時にそんな不完全燃焼状態を続けている車が5万km / 10万kmと乗った時にエンジン内のスラッジなどがどれほど溜まるのかは考えたくもありません。
SN Plus規格やSP規格のオイルを使ったことがないので、実際にはなんてこともないのかもしれませんが・・・メーカー側が交換推奨時期を5000km/回と一般的なレベルに設定しているからには、SP規格であってもそれなりに劣化はするのでしょう。車は高い買い物です。長く大事に乗るなら、指定された規格を使用して、メンテナンスはしっかりした方が良いに越したことはありません。
オイルの話がめっちゃ長くなりましたが、SP規格のオイル=高いという訳ではありません。ノンポリマーのオイルでは無理があるのです。添加剤が必須になるけれど、それではエンジン内の汚れも走らせ方次第では酷くなっていく。
メーカーは半年(5000 km)ごとに交換推奨としているけれど、それって最低限じゃないかい??壊れはしないだろうよ。そこまで不具合も出ないだろうよ。でも街乗りで使う人達が10年間愛用したとして、ヘッドを開けたらウンザリする状態になってるんじゃないのかい??
オイル管理、ますます厳しくした方が良さそうです。
■ [ 未確定情報 ] アフターパーツについて
ちょいと知り合いから流れてきた噂話なんですが、殆ど弄れるパーツがない件。
エアクリボックスは実車を見た時にも思ったけれど、ソレノイドバルプが付いてる時点で多分だけどエンジンの回転数に応じて吸気経路(セカンダリ)が増えるのかな?って感じがするので、変える=性能DOWNにしかならない。
吸気系だとエアクリフィルターぐらいって話になってくる。
排気系に関してもターボ車だからと言うのもあるけれど、エキマニなどは多分無理だろう。変えられる排気系は・・・センターパイプとリアピースのみ。まぁ、排気干渉が少ない3気筒エンジンで等長にした時の効果があるか不明だが。(そもそもエンジンレイアウト的に無理じゃねとも思うが)
エンジンレイアウトで言えば、大容量タイプのラジエーターなりオイルクーラーも難しいだろう。インタークーラーが鎮座しているのもそうだし、やっぱり空間的に厳しく感じる。
LSDもGR-FOURという新開発4WDの特性上・・・(ECUで駆動配分に対する指示を出していることが)アフターメーカー製の機械式LSDを入れた時にどうなるのかが不安だったりする。友人からは『トヨタが純正で機械式(ターマック・グラベル用)出してるんだから、そこは気にし過ぎだろ』って言われましたが、逆に考えれば純正で出してくる意味ってECU制御する為でもあると思うんですよね。
効く・効かないで言えば微妙なトルセンLSDはともかく、機械式となると設計段階から一定のイニシャルトルクが決まる訳で、販売前に当然データ収集はする訳で。・・・となれば、既存のデータからECU側がセンターデフの駆動配分を出せる訳で。
だからこそ、社外製 機械式LSDの為のEXPERTモードなのか??と。
RC用に関しては、センターデフを機械式にすると50:50になると言う。これは、アフターメーカー製の機械式LSDを入れた場合にECU側で制御しなくて済むからではないか。・・・そう、思えてならない。
気にし過ぎだったら良いんですけれどね。
残った弄れるパーツはホイールと車高調やブレーキパッドかな。ブレーキ繋がりだと、そこまで気合入った人が居るか分からんけど、ブレーキローターやキャリバーもね。
外装パーツで言えば、リアスポイラーが欲しいな。
純正のスポイラーは寂しすぎる。昨日のS耐で走ってたROOKIE RacingのGRヤリスみたいなスポイラーが最低でも欲しいと思う。欲を言えばWRCに近い感じのやつ?あそこまで派手にしなくていいけど(汗
高性能な最新機種って、良く作られた車だとは思うけれど・・・。
良く作られ過ぎるとアフターパーツを装着する意味が無くなるのだなと感じます。
HKSのキノコ型とか・・・。
この手の車に装着したら悲しい事になるんでしょうね。
先日、書いたモリゾウさんのコメントに対する僕の私見でしたが、
なんとも解釈が違っていたというか、最終的な味付けの方法が少ない気がする。
僕の個人的な意見ですが、車を走らせて楽しい!って思えるのは現状に対して「あのパーツを変えたら良くなるよね。その分だけあっちのパーツでバランス取ろう」、「思っていたのと少し違った。次はこうしてみよう」そんな試行錯誤があると思っている。ミニ四駆的な考え方ですかね。
タレと例えたのだから言わば、レストランの料理と言うべきか。
シェフの考えたソースが一番おいしく食べれる内容と言うか。
その『タレ』を決めるのはユーザーであるからには、タレを自分で試行錯誤して作る楽しさがあるのではなかったのかと思わずにはいられない。チューニングショップの類がどこまでECUチューニングを進める事が出来るのか次第ではないかと思えてならない。
達にゃんとTwitterでちょこっとやり取りしたけど、『最後の仕上げで悪くなったとしても、それを決めるのはユーザーという受け取り方もあるw』って事だと思うのよね。タイムを切り詰めていったその先には、レーシングドライバーのようなミスをしない事が要求される世界になってくる。それは個性と言うクセは不純物となってくるもので、良くも悪くも機械的に効率を求めなければならない。
FRが好きな人、FFが好きな人、4WDが好きな人・・・RRやMRが好きな人など上げたら切りがありません。人によって得手不得手はそれぞれです。僕達はプロではありません。これを期にライセンス取得を目指すのも良いとは思います。努力次第でアマ・・・プロにもなれるかもしれません。ですが、『この手のスポーツカーを乗る以上は職業レーサーを目指さなければいけない』という訳ではないのです。
全ては乗り手の使い方に対して満足したか否かなのです。
もっともサーキットやジムカーナでは、悲しい事に『早い人が偉い』と考える人は決して少なくはありません。割と居ます。それで嫌な気分になる事もあるでしょう。
ですが、エンジョイ勢だって楽しめれば良いのです。自分なりにタイムを削る構想を練り、実施する。自分と愛車でどこまで試せるかという試行錯誤こそがモータースポーツの醍醐味じゃないかなと思うのです。
Posted at 2020/07/31 01:19:20 | |
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GRヤリス | 日記
2020年07月25日
(2020.07.26)一緒に予約した友人が一喜一憂していて何かあったのかと聞いてみたら、今回のデモ走行を見た件でキャンセルしようかと言い出す始末・・・いやいや、注文入れたでしょうに。そんな事があったんで、昨日の今日ですが最後尾に個人的な意見を追記しました。
Twitterなんかで上がってた十勝スピードウェイで実施されたGRヤリスのデモ走行。
動画が出ていたので見たのだけれど、契約したのが不安になるような動画でした。いくつか動画を見ましたけど、ジムカーナ初心者の練習かなと思うような内容でして・・・。パイロンを設置した簡易コース?だったのかな。
1本目の動画はモード選択を間違えていたようで、ノーマルモード(60:40)のFF寄りで走ったようですが、とにかくアンダーステアが酷過ぎる。2本目はスポーツモード(30:70)のFR寄りにしたのか、トラックモード(50:50)にしたのか分かりませんが、1本目に比べると随分と良くなったものの・・・それでも見るのが辛くなるレベル。結局はアンダーステアが解消していない。
詳細を見たら使用された車両はRZ(LSD無しのオープンデフ)
ドライバーはスーパーGTなどで活躍中の大嶋選手。
大嶋選手はジムカーナ系の選手ではないし、例えトルセンだったとしてもLSDが入ってない車両ならこんなものかな?と思えなくもないですが、大嶋選手をデモ走行に起用するならショートコースでも良いからサーキットで走らせるべきだった。ジムカーナコースみたいな広場でパイロンを立てるにしても、コースレイアウトが不適切だと感じる。
いやまぁ、凄いアンダーステアに関しては、多分アクセルターンでターンしようとしてるとか操作部分にも言いたいところはあったんだけど・・・。スポーツモードでアクセルターンしようとしていて、あれだったらLSDが入っていなくてもちょっと不安にはなる。
餅は餅屋に任せるべき。
ネット上に拡散されると考えた上でトヨタが分かっていて、
この采配をしたとするならば・・・
『RZみたいにLSD入ってないとこんなもんですよ。LSD入れましょうね♪』
っていう啓発活動だったのかな?
それであれば大嶋選手が可哀想だし、あまりに失礼だ。
何故、RZHPでデモ走行をしなかった?
準備出来る車両が無かった?
それなら何故、評価を落とすような走行をさせた?
あのアンダーステアはRZHPでも大差無いのか??
(2020.07.26追記) めっちゃ追記が長くなりました(汗
今回の動画に出てきた車両はRZでオープンデフ。確かにRZHPだったらトルセンLSDが前後に入ってくる。トルセンLSDがね。僕自身、4WDのLSD入りはWRX STI(VAB)しか乗ったことがない。試乗レベルであれば、知人のエボXとかもあるけれど。それもジムカーナ的な走り方をしたことは1度もない。サーキットで他人の車なんで無茶せずに2周ほど走らせてもらったことがあるだけだ。
結局、トルセンLSDってのは純正の域を出ない代物なんです。
一般道や高速道路を法定速度で楽しむレベル+α程度の性能でしかないんです。
サーキットに行ったり、ジムカーナで遊ぶにはトルセンLSDは少し厳しい。
無理ではない。無理ではないけど、決して楽ではなく、乗りやすい訳でもない。
もっとも、物凄く上手な人だったら別だと思うよ。
少なくても純正のトルセンLSDでサーキットを走ってた頃は、効き始めが曖昧で唐突にトラクションが掛かってスピンしたりってことも最初は多かった。なんとなくで効き初めにカウンター当てる事は出来るけれど、この辺りがサーキットなどで乗り難いと感じる要因じゃないかと思う。
ここで踏み始めるとダメとか、ここでカウンター当てるとか本人が考えていても微妙な違いでトラクションが掛かったり掛からなかったり。全部同じラインをトレース出来て、全部同じタイミング・張力でブレーキをかけて、同じ舵角が出来て居れば多分だけど純正トルセンLSDでもトラクションの掛かるor掛からないは意のままなんだと思う。
それが出来るのは、サンデードライバーには少し厳しい。レーサーまで行かなくても競技走行が大好きで走り込みの練習量なんかが凄い人や、極一部の天才みたいな人ぐらいだと思う。
だから、その辺りを明確に分かりやすく機械式LSDを入れる人が多い訳です。
僕が今使っているNCロードスターに使っているのはATSのカーボンLSD。Spec3の2Wayです。イニシャルトルクが仕様変更を経て最終的に20 kgfとかメタルであれば馬鹿じゃねーのってレベルの物を使っています。カーボンLSDの場合は逆に30 kgf以上の方が乗りやすいようですが・・・それは別の話。
このATS カーボンLSDもちょっと・・・というか、割と癖が強い。街乗りレベルだとLSD本当に入ってんのか?というレベルの癖にサーキットなどで熱が入ると意味が分からんぐらい効き始める。
ただ、このカーボンLSDの場合は熱が入り始めれば以降は安定して効いているため、トルセンLSDのように急に効いたり効かなかったりというバラツキはありません。後は、ドライバーのアクセルを踏み込む勇気・・・ですかね。FRのロードスターでしか使ったことがありませんけれど。
RZHPを僕は予約して、購入した訳ですけれど、僕自身は純正トルセンLSDを一切信用していません。当然ですが乗ってみれば満足しないだろうなとも思います。だったらRZで良かったじゃないかって?
そうですね。
RZHPじゃなければインタークーラーウォータースプレーなどが付けられない(トヨタ部販などで取り寄せにも車体番号と車検証の写しが必要と聞いているため)など制限がなければRZにしていたと思いますよ。
純正ホイールなんてスタッドレス用にしか使い道ないし。
どうせ夏用・競技用は別のホイールとタイヤになるだろうし。
安全予防パッケージだかのTSSとやらも要らなかっただろうって?
そうですね。
個人的に最新機種のHUD搭載車を欲していたというのが大きいです。(そこまでして何故欲しいかは適当に過去ログ漁ってください)安全装置類が競技走行中の邪魔になるんじゃないかって部分に関しては、OFFにすれば済む話です。元々、NCロードスターもDSC(横滑り防止)がありますし、毎回OFFにしてましたから、こんな儀式を面倒だなんて思いませんから。
RC買えばよかったじゃん!
いいえ。
競技走行をするのは好きですけれど、それ以外の用途もありますから。冬にはスノーボードにキャンプ。夏にはロードバイク。春・秋は競技走行とキャンプの類など。オールマイティに使える車が欲しいんですよ。自己満足でタイムアタックしたいサーキット専用機であれば、それこそエキシージでもポルシェでも頑張って買えば良いんです。
僕個人の意見ですけれど、GRヤリスという車のカタログや純正パーツ類を見ているとRCってターマックやグラベル系・・・ラリー用途の色が凄く強いんですよ。専用LSD関係に関しても、オプションの単筒・別タン仕様の足回りにせよ『(グラベル・ターマック用)』とか書いてあるし。
海外のGRヤリスみたいに『サーキットパック』って訳じゃないんですよ。僕自身、大して調べて無いからサーキットパックの内容知らんけどさ。
僕は、ターマックやグラベルを走りたくて買う訳じゃないんです。日常使いも含めて、ある程度の快適性が欲しいのです。ガチのサーキットアタッカーとしてGRヤリスを買う訳じゃないのです。少なくても10年以上は乗るつもりですし。
だから、豊田章夫さんがマスタードライバーのモリゾウとして、モリゾウの想いについてコメントしていた動画の中にあった、残された課題に対する答えとして
『ここまでやったらOKというのは無い。最後は乗り手自身が自分の用途に合わせて仕上げをしてほしい』
という言葉だったんじゃないかなと思います。
ここで言う最後の仕上げ・・・『タレ』という表現でしたが、ユーザーが弄る要素が無いほどに、メーカーがガッチガチに作り上げた作品に乗る訳ではなく・・・あくまでもユーザー自身が、自分の用途に合わせたセッティングに変えていける余地を残したという事だと思います。
車好きが、自分の好みに合わせて走れるように。
僕は然程本気で走ってるガチな人ではありませんが、LSDは100%変える気でいるし、車高調に関しても・・・今回の動画を見た限りでは、ロールもピッチも純正の足がそこまで悪く無さそうではありますが、自分が乗ってみた感想次第では変えるかな。
上記に関しても後は、『常識の範囲内で』なんですよ。
車高を落とし過ぎても、サーキットでタイムに繋がる訳じゃありません。エアロパーツを付けると安定傾向にはなりますが、逆にアンダーが強くなり過ぎる事も多いです。(GTウイングなんかも一時期付けてましたが・・・コースによっては向き・不向きがありました)
正直、今回の十勝スピードウェイでのデモ走行に対する、トヨタ公式の考えは一切分からない。意味が分からないとも言っても良い。だからこそ、皮肉気にLSDの啓蒙活動かな?とか書きましたけど、LSDの有無で見せたいのならRZHPとRZを両方デモ走行させれば良かった話です。
それさえもしなかったのであれば、RZHPで走っても大差は無いんだろうなと思う訳です。だからといって、何をしても無駄という訳ではなく、僕達ユーザーがアフターパーツメーカーの機械式LSDなり入れて遊べば良い訳です。
機械式LSD入れて車検に通らない訳もなく、電子制御で走れない事もありません。全てはユーザーが楽しむ余地があるはずです。・・・そんな事を言いながらも実車に乗ってみて、CEOの発言が全て出任せだったら笑えませんが。あの大きなトヨタグループが、そのCEOが、そんな車を出すはずもないでしょう。
Posted at 2020/07/25 20:21:54 | |
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