2020年12月01日
毎年、オートサロンで活躍されているHOT COMPANYの望月代表にボディコーティングとカーボンルーフ(マーブル柄)についてアドバイス頂きまして、12/3に入庫が決まりました。
施工内容はバインドセラミックコーティング 4Layer
正直、加水分解して固まるであろうセラミックコーティング系にヒーターによる加熱乾燥が必要なのか少し疑問ではあるのですが、塗装面を加熱する事で塗料とセラミックスの結合を強めるためという事を考えると無意味ではないのかなとも思うので難しいところ・・・かな?
ジャンルは異なりますけれど、真空蒸着などでは無加熱に比べて加熱処理を施した方が基本的には膜密着性が高くなるのは良く知られていますからね。特に結晶構造を持つガラス系の場合は、その辺りが顕著な気がします。今回の場合においては大気圧化による施工であって、発生する応力的に真空蒸着とは比べる意味は微妙ですが・・・基本的に焼き付け云々よりも、圧倒的に効いてくるのは下地処理の磨きと脱脂だと思います。
この辺りに関しては、日本有数の磨き屋さんであるHOT COMPANYです。
実績も、スタッフさん達の能力も疑う必要はありません。
ボディに関しては問題ありません。
問題は、カーボンルーフ(マーブル柄)・・・。
問題はお値段なのです。
望月代表に伺ったところ、UVカットフィルムに関してカーボン系への施工は可能だが糊が残ってしまうとの事でした。1年ほどで糊が硬質化してしまい、ヘラなどで削り落とす他ないという事が多々あるそうです。近年、ラッピングが持て囃された結果として日本中の色んな店舗でラッピングを施工したが、剥がす際に塗装ごと剥がれてしまったり、硬質化して残った糊を除去しようとしてボディに深い傷を入れてしまったというクレームが多発しているとのことです。
HOT COMPANYではラッピングに関しては、お客様の了承を得た上で施工しており、可能な限り短期間で貼り変えを推奨しており、ラッピング自体は避ける方向だと聞きました。
直接UVカットフィルムを施工するのは問題だと伺い、望月代表から提案されたのが剥がせる塗料フェニックスを試してみるというものでした。ただし、取り扱い店舗が極めて少なく・・・望月代表の伝手で施工料金を確認頂きましたがルーフ面だけで15万以上と聞いて諦めモードに。
料金が通常の塗装レベルであればフェニックスを施工→UVカットフィルムを施工→3~5年でUVカットフィルムが劣化したらフェニックス面ごと剥がして再施工・・・という流れで済んだのですが、UVカットフィルムの金額が約5万円程度とすると3~5年で20万円の維持費が発生する事になります。
5年持ってくれれば良いですが、実際には3年持つかどうかというところでしょう。そうすると、3年間で20万円の維持費が確定してしまいます。車検費用かな??
折衝案として、カーボンルーフ表面に磨きだけ入れて頂いて塗装屋さんで厚膜のクリアを施工→UVカットフィルムを施工→3~5年でUVカットフィルムが劣化したら厚膜クリア層ごと除去という力技を検討中です。
ただし、こちらも厚膜クリアの施工を5万程度としても、厚膜クリア除去+再施工で3年10万越えの維持費となります。こちらも維持費としてはちょっと非現実的・・・。
どこかで諦めてマーブルカーボン柄のラッピングシートを貼るという本末転倒な予感がしますwww
カーボンルーフの単品が1枚40万ぐらいと聞いていますので、ルーフ交換の施工料金込みで55~60万ぐらいでしょうか?上記の2種にせよ10年乗る場合には、金額的にどこかで新品交換が出来てしまいますね( ̄▽ ̄;)
ただし、その際に出てくるルーフはマーブル柄のルーフではなくなると思うので、その事を考慮すると納車時のマーブル柄カーボンルーフは、何が何でも下地までダメージを負わせてはいけません。それこそ、例えラッピングをすることになったとしてもです。マーブル柄のカーボンルーフこそが、1st Editionの最たる特徴といっても過言ではないのですから。
ボディに関しては、競技なんかやってればいつかは気が付けば傷だらけになるでしょうから、本当は施工しなくても気にするような神経を持ち合わせていませんが...慣らし運転がまだまだ掛かりそうなのを考えると、慣らしを終えるまでの暫くはまったり楽しむのも良いのかなと思いました。
Posted at 2020/12/02 00:07:01 | |
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GRヤリス | 日記