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2021年07月04日 イイね!

社外パーツを付ける意味


お仕事とか色々あって...目が回るような状況で、ようやく少し息継ぎ出来る日が出てきました。まだまだ面倒な日々が暫く続きそうなんですけどねぇ・・・。体力的・精神的に限界の兆候が出ているので本当にそろそろ何とかして欲しい。切実に。

2ヵ月弱?3ヵ月??ぐらいパーツレビュー(1-2週間ぐらい1日5~10分でこつこつ書いてました)と燃費記録以外の更新が出来ない状況だった訳ですが、その間に某SNSグループや雑誌なんかを見ていて思う事が何個もありました。そんな本題に入ります。個人それぞれの価値観があると思うので、それを否定するつもりはありませんので、悪しからず。

また、ぼちぼちと問い合わせというか上記の件について質問をメッセージで投げて頂いていますが、長らく返せませんで申し訳ありません。

一番売れていそうなチューニングパーツを例に挙げると、『HKSさんやBLITZさんなどパワーエディター(ブーストコントローラー)の類を何故買わないか』、『マフラーなどは純正のままなのか?』



■ マフラー交換について、排気効率と燃調の関係

マフラー交換について社外品を購入するメリットは、ファッション性・排気音・軽量さといった部分が大きいと思います。そういった意味ではいいね!って感じに共感を覚える部分があります。(強度とか耐久性を考えなければTiマフラーとかね)

僕自身、見た目だとTOM'Sさんのオーバルマフラーに飛びついて舞い上がっていたんですが、あまりにも重過ぎて流石に買う気が失せました。


まずここで『排気効率が入っていない!』と言い出す人が居ますが、純正ECUによる制御系が厳しくなってきた10年近く前から、実際には純正品と排気効率は殆ど変わりません。排気効率が大きく変わるようなマフラーは車検に絶対通らない競技専用マフラーぐらいのものです。また、車検対応マフラーであろうが競技用マフラーであろうが、ECUを含めたトータルチューニングをしない限りはデチューンになる事が殆どです。

お店に来ていたHKSの営業さんと1時間ほど雑談していた時に似たような話で盛り上がりましたが、結局は『自分の車をどこまでチューニングするのか』という目標が明確になっていない限りは意味がありません。(本気で目標を明確にしている人は、自分の考えだけではなく専門家の知識を得ようと動きます。餅は餅屋ってことです。)

あまり具体例を出すのはアレなんですが、HKSさんのスーパーターボマフラーは純正よりもかなり重いマフラーになっていますがチューニングカーベースで設計されているので、内部のフィンなどを駆使することで流速を上げたりと400 PS級まで引き上げてもマフラーがボトルネックにならないような造りになっています。(純正より重くなってもパワーアップの上げ幅が大きく問題ないレベルになるため。・・・ステマじゃないですからね?)

逆に言うとエンジン・タービン系が純正状態では本来のスペックを100%引き出すことは絶対に出来ません。これは、現時点で販売されているパワーエディターやスロコンの類まで併用しようと50 %引き出せていれば良い方じゃないですかね。(50%のエビデンスはありません。大して意味はないというニュアンスで捉えて頂ければ幸いです)

スロコンで燃調変えてるから意味が無い訳がない!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、純正のインジェクターを使っている限り限界がありますから。また、それに伴う点火系の強化も同じことです。例えば270 → 300 PSぐらいで良いという人にはファッション・排気音が好みという人以外には軽さという点において重量的なデメリットにしかなりません。(もっとも重量配分が後ろよりになるのでデメリットがメリットになる可能性もありますが・・・)

270 → 320 PSぐらいであれば、おそらく純正状態で底上げは可能と思います。それは某雑誌が取り上げた情報が真実であれば、GRカローラが320 PSだとか書いていたことからの推測です。パワーバンドを変えるのか、ブースト圧を更に引き上げて1.7 - 2.0 k付近まで引き上げるのかその辺りは正式な情報がないので分かりませんが、HKSさんの話を聞く限りではブースト圧かな?

それ以上・・・350 PS以上となるとタービンの変更と言った内容が必要になってきます。参考までにHKSのGRヤリスは筑波のタイムアタックで400 PS以上を叩き出していますがインジェクターや点火系を交換した上でNOSを使用していたと聞いています。(現時点で日本各地を回ってタイムレコード更新をする際には、一般的な改造車での競技ユーザーが到達出来る範囲にしており、エンジン本体は純正状態のタービン交換程度に抑えていてNOSの類は使用していないと聞いています)

はっきり言うとNOSを詰むとかいうレベルまで、1つの車種について車両を弄る人は全国でも片手で数えるほど人数が居るかどうかというレベルになります。大半の人はそこまでお金をかけません。そもそも競技走行ユーザーの多くはJAFなど公式戦に出るユーザーか趣味のサンデーレーサーであるため、規定であったり金銭面的(タイヤ代など消耗品を合わせると車両がもう1台ほど購入出来るような金額になる)にお金を掛けない人が殆どです。


筆者である僕自身もそこまでのパワーアップを必要としていないため、GRヤリスでマフラー交換をする場合には排気効率というよりは、軽さと見た目と耐久性で考える・・・そういった形ですね。また、交換するなら最終的に現車合わせでセッティングまでが基本です。排気音に関してはサクラムさんとかが作ってくれたら考えるかもしれませんが、買うかって言われたら少し疑問だしなぁ・・・。(サクラムさんなら4気筒以上のNAエンジン車両で変えたいですね)


そういった理由から、性能と車検と環境側面を全て兼ね備えたマフラーなど存在しません。GRヤリスの純正マフラーって割と馬鹿にする人がいらっしゃいますが、社外品の中と比較しても実はかなり上位の軽さで、消音方式も隔壁タイプなので長持ちするんですよ?社外製だから軽い!って考えてる方は、重量を調べて買った方が良いと思います。結構な割合のメーカーさんのマフラーは純正より重いです。また、純正より軽かったとしてもグラスウール式の場合は5年~10年で音量面から車検に通らなくなる可能性もあります。数年乗って売る前提の方は気にしなくて良いと思いますが、この辺りはきちんと『マフラーは消耗品』と理解して捉えられている方でなければ交換しない方が良いと思います。


また、ポン付けで効果があると言われているパワーエディターの類ですが、これも結局は純正ECUへの信号を偽装して(ECU側に低く出す事で純正以上の)ブースト圧を上げているに過ぎません。つまり燃調の類などはECU補正の範囲内でしか変化しないため、空燃比的に正しいか否かを考えればセッティングが出ている筈もありません。(HKSさんなどこの手の製品を出しているメーカーさんも分かっていて販売しているので別途でスロコンの類を出している訳ですが、それでも各車両のチューニング内容は人によって異なるので現車合わせという意味では”セッティングが出ていない”という状態になります。)



上記の理由から、僕は様子見をしている段階です。

僕は300 - 320 PSほどで十分なので、手っ取り早く目標到達するには、先ほどまで否定していたパワーエディターやスロコンを用いた内容で実は十分なのですが、それでは何故購入せずにECU変更が出来るように現車合わせが出来るようになるまで待っているのでしょうか。

無駄を無くしたいからです。

真値として得られるか不明なものにお金を使いたくありません。そういった内容については過去の車やバイクで色々と試しました。NCロードスターでは過去の失敗から、良い物をきちんとしたチューニングショップさんに相談した上で自分の使い方に沿って目標設定して選びました。

NCではエアロ関係以外では失敗したことはほぼありません。唯一の失敗はエアクリぐらいかな・・・性能面では問題無いけど金銭と品質的なバランス問題。エアロも走るステージ的にGTウイングが不要になっただけですし。


話は横に逸れましたがマフラーに関してはTOM'Sのオーバルマフラーが欲しかったのは確かですが、HKSさんのスーパーターボマフラーより重いのは笑えません。それでいて出力特性など含めた何らかのエビデンスがあれば考慮に値しますが、多くのメーカーのように何を売りにしたいのかが不明確な製品に迂闊に手を出したくありません。(少し盛り過ぎというか露骨過ぎる気もしますが)ガナドールさんの製品などは純正状態での使用と限定していますが、割と分かりやすいと思います。

A'PEXiや藤壺、SARD、東名さんなどなどチューニング関係のマフラー屋さんを含め当然この辺りを熟知した上で製品を出している筈ですが、提示頂いている情報がどうしても少なく感じます。時代の流れと思って、もう少し歩み寄って頂くとユーザー側も手を出しやすくなるのでは・・・?と思います。売れる製品を作る→売り上げが伸びて開発資金も増えるという好循環をして頂きたいですね。


現時点なら、SARDのチタンマフラーかな?もしくは、HKSのスーパーターボマフラーですかね。(この辺りは軽いか重いかの違いですが)重心から離れた部分の端部に近しい箇所の重量が増えるので、この数kgの重量増加によってリアのトラクションがどの程度稼げるかなど考えるのも面白いと思います。
Posted at 2021/07/04 18:00:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | GRヤリス | 日記

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