
この車の魅力はやはり5L V8 423馬力 51.5Nm[kg-m]と8ATの 0.1秒の変速、2速からロックアップ機構がある高性能ミッション。
発売から10年以上経ちますが現行型のFシリーズもほぼ同じスペックです。
ノーマルモードはだいぶ絞って設定してあり街乗りでは助かります。路面が濡れていれば加速時お尻フリフリ状態に良くなります。
このエンジンの性能を試したければ、スポーツモードにしてスロットルコントローラー(社外品)とECU変更(吸排気ノーマル)でスロコンでSPモードにすると凶変します。
晴れの日でもTRCオンでも足を軽く乗せただけのちょい踏みで簡単に加速時ホイールスピンしてしまうほどのパワーです。
8ATの変速は街乗りでもすぐに6速~8速に入ってしまいますが、6速ぐらいまでならアクセル踏めば静かにどんどん加速していきます。2Lクラスの苦しい感じは無くエンジン振動もなく気持ち良く加速します。
V8 は振動が少なく本当に気持ち良いです。ヤマハが設計したエンジンは4000回転ぐらいからのセカンダリーの吸気音は最高でマフラーを変える必要性は感じません。また、8ATのシフトダウン時のブリッピングですが、高回転から減速時の変速でかなり良い音を出します。
楽しくてやりすぎると金属臭みたいのが匂ってきますのであまりしませんが本当に楽しいです。エンジンとミッションは良くできていてとても楽しいです。高速走行はかなり安定していて室内も静か。ハンドルも結構重たいので安心して走行できます。カタログ値 MAX 305キロだけあります。
ゆっくり走りたければ静かにゆったり走れるし踏めば加速も刺激的。高速クルーズは燃費が良いですし乗り心地もぜんぜん悪くありません。
コーナーリング性能は、十分高いレベルにあります。どこかのサーキットでは最終モデルならBMW M3やアウディTTSと互角に戦えるし人気北米誌『Motor Trend』の2018年のテストデータだとFigure 8と呼ばれる8の字コースのラップタイム(1周分)だと
ポルシェ918:22.2秒(世界NO1タイム)
GTR R35 :22.9秒
LFA :23.4秒
IS F :24.8秒
RC F :24.9秒
WRX-STI :25.7秒
BR-Z :25.7秒
ランサーエボリューションX: 24.5秒
RX-8 : 26.0秒
M3 (E92) : 24.4秒
レースの世界や体感だと0.1秒の差は大きいですが、
IS-Fは優秀な方です。実は、コーナーリングも早いです。
このIS-Fを乗った後、所有していたマジェスタを運転すると壊れているぐらいの
ハンドリングとブレーキフィーリングになるくらい違います。
故障したなんて聞かないし信頼性抜群。
一度は所有する価値ありますよ。