
平手晃平と中嶋一貴は、GP2デビュー戦でいきなり洗礼を受けた。
平手はフォーメーションラップで、中嶋はスタートで、どちらもクラッチのフライバイワイアの誤作動でエンジンストールを喫したのだ。
GP2のエンジンから後ろの部分はプロストF1の2000年用マシンであるAPO3をそのまま使っているのだが、このフライbyワイア・システムは、現在のF1のような調整機構がついていないもの。
例えば、スタート練習をやるとクラッチが熱くなって切れなくなる。F1のシステムは、クラッチのバイクポイント(切れる位置)が、自動調整機構で同じ間隔に保たれるようになっているが、GP2のそれは、手動による調整しかできない。この古いシステムのため、2人の他に、フォーメーションラップとスタートで、6台が同じトラブルに泣いている。
レースはポールポジションのフィリッピが逃げ切り、上位にほとんど変動はない結果となったが、中嶋一貴は、そのトラブルで周回遅れになりながら、レース中にはぶっちぎりのベストラップを記録。7、8、9位のマシンを抜く場面に対して、「周回遅れなので遠慮せよ」、という警告を受けるスピードをみせ、平手もベストラップでは中嶋に次ぐ2番手。クラッチの癖を“勉強”した2人の明日のレースを楽しみにした。
一方、山本左近はそこをうまくこなしてしぶとく1台抜いて11位。まずまずのデビューレースを終えた。
(F1 Kinder Gartenより)
=====================================
結果、左近11位、一貴17位、平手18位。厳しいデビュー戦でしたが光明は見えたようですね。
注目のグロックは7番グリッドから追い上げて2位、ブルーノ・セナは4位だそうです。
本日の第二戦ではフライバイワイアの誤作動を克服して光るところを見せて欲しいものです。
明日のF1ドライバーを育てるこのGP2、今期もフジテレビ739で放映されると思うのですが、出来れば全戦のカバーをお願いしたい。マシンの運搬経費が掛かるので難しいことは百も承知してますが、日本にも遠征してくれればF1観戦の楽しみが増すってものなんですが…
Posted at 2007/04/15 12:02:17 | |
トラックバック(0) |
2007年F-1シーズン | クルマ