
今月号のCAR GRAPHICで、特集『今、改めて燃費について考える』を特集しているのをご覧になられた方も多いのではないか。
私も30数年CGの愛読者をやっているが、CGという雑誌の性格上エコについてはもっともっと取り上げる必要があると思う。
この中のトヨタ・プリウスを評価する文面で、“トヨタがエコ・ドライブを新しいドライビングプレジャーに変えてしまったことの偉大さを今更ながら再確認させられたのである”という一節がある。私にとってはとても説得力のある一文だった。
私のZ33は3.5リッター。街中だけを這いずり回れば燃費はすぐに6km台だ。これをエネルギーの法則を頭に叩き込みながら、如何に省燃費で運転するかが私のZ33を運転する最大の喜びだ。笑わないで欲しいが本当の話だ。
4月末にリセットした私のZ33のドライビングコンピューターの燃費計は今2桁を示している。
ならスポーツカーなんかに乗るなよ、と言われそうだが、スポーツカーで峠を速く走るよりも、10トンの大型トラックで山道をスピードを落とさずに速く走るほうが、フルサイズの大型観光バスで乗客にショックを与えずに街中を走るほうが、遥かに知的なゲームなんである。
30年近く前、私は大学の自動車部に在籍して大型免許を取得、実にいろんなクルマを運転させて頂いた。そして思ったね、クルマの運転って知的だなぁ、って。
さて、Z33の話。街中を普通に走っている限り、こんなつまらないクルマは無い。トルクが太いから何処からで踏み込むだけで思うだけの加速が得られる。余程馬鹿なスピードで走っていない限り、ハンドルを切るだけで必要なだけ曲がる。逆説的に言って、高性能スポーツカーほどつまらないクルマはないんである。
でも燃費となると話が違う。リッターカーで2桁の燃費を記録するのは容易いが、Z33で二桁燃費を保つのは自己抑制と慣性の法則を足して2で割って二乗する必要がある。速く走るより、ある意味よっぽど楽しいんである。
長文になってしまったが、書きたかった結論はコレだけ。
“エコ”は新しいドライビング・プレジャーだ!
Posted at 2007/06/09 16:02:32 | |
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