
『フェルナンド、ポーズはこうやって取るんだよ』
『お、おうっ!? こうか?』
『違うよ、親指を立てて、ニコッとしなくちゃ。顔がこわばってるじゃないか』
『おい、おまえやけにポーズが決まってるなぁ。優勝したのは俺なんだから、もちょっと遠慮しろぃ』
『遠慮なんかするもんか。次戦からは本気だからね。ドアは開けないし、少しでも油断しようものならアウトからぶち抜いてやるよ。』
『お、お前、俺よりちょっとばかり足が長いからと思って調子に乗りやがって。俺のほうが顔もでかいし、眉毛も濃いんだから少しは尊敬しろ!』
『??? 訳のわからないこと言わないでよ。ところで今度優勝した時のポーズは考えてるの?』
『おうっ、「ロンの“チーム戦略”に不満顔のハミルトン」ってヤツを考えてるんだ。』
『!! じゃ、僕は「スーパールーキーに追い立てられて焦心状態のダブルチャンピオン」ってヤツを演じて見せようか、次のカナダのポディウムの頂点でね♪♪』
『クソッ! じゃ俺は「勝てないくせにポイントトップを走る計算上手なルーキー」ってヤツだ』
『ムムム…、じゃあ僕は………』
こうして二人の関係はセナプロ状態に突入していくのであった…
Posted at 2007/06/01 06:42:23 | |
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