ユーザー車検
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
車検満了日の1ヶ月前からネットで検査の予約ができます。
ユーザー車検3回目ですが、前回から5年が経っておりまた施設が建て替えられたりしており、ちょっと戸惑うこともありました。
光軸の調整では事前対策をしていないとひっかかる率が高いので、まずは寝屋川テストセンターへ行きました。
大通りではなく裏道から入ります。
そのままピットに誘導され、「光軸の調整だけお願いします。」というだけで、すぐさまボンネットオープンとテスター機械が正面にきて整備の方が軸の長いドライバーで調整してくれます。ものの3分ほどでしょうか。ヘッドライトに紙を貼ってもらい¥1、300を払って終わりです。
この間、車から降りることもなくドライブスルー感覚でした。
1点テスト ¥1、300 フルコーステスト ¥2、800
(外車では ¥1,500 、 ¥3,500 となります。)
2
そして寝屋川陸運局へ。
昔はNTTのタワー寄り庁舎があったんですが、建て替えられて反対側に3棟建物があります。
写真右手奥のクリーム色の二階建て(C棟)が近畿陸運協会です。
A、B、C棟と分かれていますが、ユーザー車検受験者がまず足を運ぶのはC棟からです。
ABCの順だろうとA棟の窓口へ行ったら、そこは用紙を整えてから検査を申しこむとことでした。
3
まずはここの1番窓口で用紙(ワンセット¥50)を購入します。次回のためにも2セット購入しました。
右隣の2番窓口で検査費用の印紙 ¥1,800を払って用紙に貼ってもらいます。
次にその右隣の3番窓口で重量税の印紙 ¥24,600を払って、これも用紙に印紙を貼ってくれます。
右手にはさらに自賠責保険を取り扱うカウンターがありますが、これは事前にディーラーで済ませておいたのでパスします。
通路を挟んで奥には書類に記入するための長机があり、ボールペン、鉛筆(OCR用紙用)も備えてあります。
4
この立派な建物がA棟です。左隣にはB棟がありますが、ユーザー車検には関係ありません。
A棟に入ります。
5
ずらりと受付カウンターが並んでおり、ユーザー車検はどこに並ぶのか迷ってしまいます。
カウンター列の真ん中あたりにある緑色の看板、「9 ユーザー車検受付」が、書類を整えたものを提出し検査を受け付けてもらえるところです。
前回の車検の記入例を見ながら急いで記入したので、記入漏れがたくさんありましたが、係官が親切に代わって記入してくれました。
素人とプロが半々くらい並んでいたようです。
予約は午後13時からの分でしたが、11:30までに受け付けてもらえれば午前中の枠でも検査をやってもらえます。
ただし12時で検査官も食事休憩に入るので並んでいても13時までスタンバイになります。
ぎりぎり受け付けてもらって検査ラインへザクレロ号を持って行きます。
6
ユーザー車検の素人はプロの邪魔にならないようにしなければなりません。
1番コースがユーザー車検の人が薦められるラインです。
以前は3月車検だったのですが、この時期はディーラーの決算前で値引き幅も大きいのですが、車検場は混雑していました。
今回は空いていました。8台後ろくらいに付きました。
この標識のラインに沿ってUターンする格好で並びます。
検査ラインには11:50までと聞いていましたが数台前の車がもたもたしていたお陰で1台前で時間切れとなりました。
それでも12:05くらいまで検査していましたね。
並んだまま車を置いて昼飯へ。
正面を車道に出て南へ行くと交差点の南西に吉野屋を発見。
牛丼並とおしんこ味噌汁セット¥400で昼食を済ませました。
その向かい側にローソンもあるので持ち帰って車内で食べることもできます。
7
昼休み中の様子でラインは空っぽです。
13時ちょい前から検査開始してもらいました。
ラインは3つのパートに分かれています。
1) 灯火・外観・同一性検査
係官に「よろしくお願いします。」と書類一式を差し出すと、「よろしくお願いします。」と返ってきました。親切、丁寧です。
窓を開けておき、ヘッドライト、スモールライト、ハザード、方向指示機、バッくライトなど灯火類を指示に従って操作します。
ワイパー、ウインドウォシャーの操作指示につづいて、
「ボンネットを開けて支持棒で固定してください。」とあり、車を降りてボンネットを開けます。ここで車検証に記された車体番号の照合、ラジエータ液、ブレーキオイル、ウインドウォシャーノズルをチェック。
いつのまにかエキゾーストに検査プローブを突っ込んでいたのを係官が抜いていました。
(昔は最後の行程で自分でやったものでした。)
検査票に合格の打刻をしたものを返してくれます。
正面の天井からつり下がった電光掲示板に従って、次へ進みます。
2)下回り検査
下に検査官がもぐってスピーカーと電光掲示板の指示に従って、
ブレーキを掛ける、サイドブレーキを掛けるハンドルを左右に動かすなど操作します。
金槌で結構あちこちコンコン、カチカチやりますので、下の検査官に土が振りかからないように、検査前には下回りも洗車しておいた方がよいでしょう。また、この検査はオイル類のモレやにじみを目視で検査しますので、その意味でも下回りはできるだけ綺麗にしておく必要があります。
OKサインが出ると前に車を進めて停止し、右にある機械に検査票を差し込み合格印を打刻します。
ここで見落としていたのですが、この「下回り記録器」の左となりに一段背の低い機械があり、「車種選択スイッチ 再入場申告スイッチ」と表示がありました。
次のステップでのものだと思いますが、うっかり見落としてスイッチを押さずに車に乗り込み、つぎのサイドスリップ検査へ進めましたが、とくに注意されることもありませんでした。
8
3)サイドスリップ、 4)スピード・ヘッドライト・ブレーキ
写真はスピード・ヘッドライト・ブレーキを検査するステージですが、この手前にブルーの地に黄色・黒のラインが車2,3台分くらい伸びています。そこがタイヤの直進性を検査するところです。
(旧施設では外観検査の次にこれだったのでいきなり緊張したものです。)
下回り検査のところから、このローラーのところまでゆっくり直進します。
左手に湾曲鏡があるので、それも見ながらタイヤが乗ったことを確認します。
ここでも電光掲示板とマイクで指示がでます。
指示に従い、ヘッドライト、ハイビームをつけて、さらにハイビームの状態で光軸の検査です。
テスター屋さんで処置してもらわないと、ここで結構な率で落とされます。以前光軸のズレで落とされて、近くのガソリンスタンドで調整してもらった経験があります。また並び直すのでたいへん面倒でした。
速度計検査ではローラーに載ったタイヤを時速40kmまで回転させ、その時点でパッシングします。2回くらいやり直しをしましたが、コツはアクセルをじわっと踏んでゆっくりと加速していき40kmをキープできた時点でパッシングすることです。
分かってはいたのですが、なんせ久しぶりなのでパッシングは短くするのか電光掲示板に○がでるまでやるのか、迷いました。抵抗のある道路上ではなく、ローラーに車輪を載せた状態ではアクセルのちょっとの加減で40km前後に速度計がふらふらします。
ブレーキ検査ではアクセルを踏まず、ローラーが回った状態で「ブレーキ」の指示がでます。ここでのコツは急ブレーキの要領でぐっとブレーキを踏み込むことです。
「駐車ブレーキをゆっくりとふむ」という表示がいつの間に代わっており、フットブレーキをゆっくり踏みながら「アレレ」と思ううちに「駐車ブレーキ X」とやばい表示がでたではないですか。
係官が「サイドブレーキです」とマイクで言われて、ああ、と気づいた訳です。とまあ、3回目とはいえ久しぶりの車検ラインでは緊張していたんですね。
ここでもブレーキの効き具合を調べるわけですから、ぎゅっと引きたいところを、「ゆっくり」という注文がついているのでじわじわと引いたところ、「駐車ブレーキ ○」の表示が出て最後の関門を突破しました。
写真に「制御室」とあるブースの扉のようなのがありますが、ここはひっかけです。
ブースの先に打刻機が置いてあり、打刻すると「やれやれ終わったー」と行ってしまいましたが、A棟で提出すると「検査官の最終チェックのはんこをもらってきてください」と言われ、戻りました。
もどったら、柱に「制御室の検査官に書類を提出し最終合格判定を受けてください」と2枚も貼ってありました。ぜんぜん見ていませんでした。
打刻した後に戻って、ブースの小窓へ書類を出すというのは
だいたい導線がおかしいでしょ、と思うのは私だけでしょうか。
まあ、ここはすんなりやり直しができましたが。
検査ラインに入って出るまでは10分くらいだったでしょうか。
A棟に戻って緑の看板 「7 持ち込み検査更新受付・返付」に書類一式を提出してチェック後、晴れて新しい車検証と車検シールが交付されます。
自宅に戻って古い車検シールを剥がして新しいのを貼りました。
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