
本日の映画は
「告発のとき」です。
「クラッシュ」でアカデミー賞を受賞、「硫黄島」2部作、最近の「007」の脚本を手がけてきたポール・ハギスが脚本・監督を務めた作品。実話を基にした話で、社会派人間ドラマの映画ですね。
原題は「IN THE VALLEY OF ELAH」。
主演はトミー・リー・ジョーンズ。あとはシャーリーズ・セロンなど。
個人的評価(5天満点):星
★★★★4つですか。これはまた・・・
ストーリー
元軍人であるハンクに、軍人である息子マイクがイラクから帰国後に部隊からいなくなったと連絡がはいる。ハンクは何かを感じ、息子を探しに基地へ向かう。そして地元警察へ協力を願うが・・・
これはこれは、実話を基にしているだけに
たいへん深いです。。。
父親役のトミー・リー・ジョーンズは凄かったですね~。彼の思慮深い演技がまたこの映画にピッタリで。
息子の失踪と事件を自分で捜査し、犯人や事件の背景、そして自分の知らなかった息子のコトなどが次第に明らかになっていくんですが。。。
話の展開がまた良くできていました。
アメリカが隠そうとしている真実、そして苦悩。それを恐ろしいほどに直球で表現しています。
いろいろな要素が絡んでますが、最後もまた訴えてくるものありました。
昨日の映画もそうでしたが、脚本がイイとシーンの一つ一つの中に意味があるんですよね。これは特にそう感じました。その意味が大げさでなく、もちろん自然で。
因みに、原題の「IN THE VALLEY OF ELAH」は主人公が刑事の息子にする話の中にでてきますが、そのシーンがよかったですね。昔話ですが、今の話でもある。そしてそれは自分のようでもあり・・・
「告発のとき」という邦題は間違いじゃないけど(笑)ただの軍事裁判沙汰の一事件というイメージですよね。
この映画は戦争についての恐ろしさの一面をあらわしています。アメリカだけでない現代日本にも通じる、世界の一部を風刺しているものだったのではないでしょうか。
観てよかったです。
Posted at 2008/07/01 23:24:53 | |
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