タイロッドエンド交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
最近、わだち等で以前よりハンドルが取られやすくなりました。トー調整で少し良くなったのですが、それほど高い部品でもなかったため予防の意味でタイロッドエンドを交換しました。今回は、信頼のマイレ社製を9000円ほどで購入。
まずは、タイロッドエンドのトー調整固定用のナットを緩めます。
手前側のモンキーレンチのかかっているナットがそれです。奥側はのモンキーレンチはステアリングロッドにかけています。
2
次にステアリングナックル側の接続を外します。
E65では、ロッド類のテーパー角が大きくとられているため、昔のようにタイロッドエンドプーラーを使う必要はなく、ナットをある程度緩めるとナックルから自然と外れとっても楽です。
3
交換作業後のトー調整を楽にするためには、タイロッドエンドを同じ位置で固定する必要があります。そこで、トー調整固定用のナットを一番端まで回したのち、写真のようにタイロッドエンドの淵に沿ってステアリングロッド側にテープを貼って目印を付けておきます。
この作業をするとしないとでは、後で大きな差がでますので忘れずに。
ちなみに、アライメントテスターを使える環境にある場合はここまでこだわらなくても大丈夫です。
4
次に、タイロッドエンド自体を回せば写真のように取り外し完了です。重要な部品の割りに、意外と簡単に取り外しができます。
5
新しいタイロッドエンドを取り付ける前に、ナックルと接続されるテーパー部周辺や、その他ネジ部分は全てクリーナーで清掃、脱脂をしておきます。
取り付けは、まずステアリングロッドへタイロッドエンドをテープの位置までねじ込みます。この時、タイロッドエンドの向きは気にせずテープの淵にピッタリ合わせる事を優先してください。ピッタリ合わせたら、テープをはがしてトー調整固定用のナットで固定してしまいます。これで、取り外し前とほぼ同じ位置に取り付けができました。
6
タイロッドエンドとステアリングナックルを新品のナット(ナットの再使用はNG)を使って固定します。
この時、タイロッドエンドの向きがあわない時は、ステアリングロッドを回して合わせればOKです。ステアリングロッドは、ボールエンドで接続されているので、何回転でも回すことができます。
これで、交換作業完了です。
慣れていれば、片側10分程度で交換が可能です。
7
最後にトー調整をして、全ての作業が完了となります。
試運転では、改善されたようにも感じましたが、少し距離を乗って様子を見ます。
私は、写真のような簡易的な計測器でトー調整してますが必要十分な性能です。
ただ、アライメントテスターのように測定しながらの調整は不可能なため、大きく外れているところから追い込むような場面では何度もジャッキアップが必要となり、ちょっと根気が必要です。
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