2012年12月25日
単等式というブルワーカー
ウインチを載せず、タイヤを750mm外径にしていると誠に具合が良かったのですが、鼻先に60kgの錘をつけ780mmの外径にするとくたびれたy60純正ダンパーではこれらの事による要求減衰力の増加に対して応じきれずまるでGQはうねりが大きな海を航行しているかの様な挙動を示しておりました。国道バイパスを真っ直ぐに走るだけなら時に気にもなりませんが田舎の継ぎ接ぎだらけの道を走ると舳先が大きく上下動し動きが良くなったリアとの相乗効果で賑やかな事この上なしであります。
いま現在フロントコイルは右4.1kg(y61・TD42用)左3.7kg(y60・TD42ウインチなし・LWB用)という組み合わせで左も4.1に交換したいのですが先日そのチャンスに体調を崩してしまい其のままにしてあります。本来のウインチ搭載車は両方とも3.9kgの設定になってますが、(4.1+3.7)÷2=3.9kgという事なので無理やり自分に大丈夫だと言い聞かせております(笑
さてこの大翻弄される乗り心地も気になるので試しにオモチャ箱でOH(予定)後祭登板を期しているビルシュタインの抑えのお手並み拝見と言うことに。ウインチ無しの状態ではダンパーそのものがヘタっていると言うのもありますがちょっとハードな感じで僕の好みには少し辛いです。鼻先に60kgの錘がつき要求減衰力が増えるならばこのハードさも少しは落ち着くのではないかと言う期待もあります。さてどうなる事やら試してガッテン(爆
毎回の事ですが、この高圧ガスダンパーの交換は決意がいります。何しろ強烈はガス圧に立ち向かう筋力が要求されますが、ことビルシュタインはプロコンプなどよりも血圧上昇が要求されるガス圧です。そこで少しは学習しようぜ!と言うことで今回は急がば回れ作戦と言う事でタイヤを外して交換する事にしました。本当ならばウマをかけて足を伸ばせば最高なのですが、ちょっと回り道でこれで勘弁願うことにしました。度々バネを交換したりしているので比較的簡単にネジは外れます。またネジ部分にもシャシブラックで封をしているので錆びは少ないと思います。
ビルシュタインが長く見えますが構造上ケース内部ではガス室が必要となるため有効ストロークでは純正が長いか殆ど変わらないと思います。一様0~2インチ程まで対応と海外サイトでも見ますが単に最大町が若干ガス室の為に長くなっているだけで有効ストロークが長いわけではないと思います。このダンパーも国内では絶版で海外でも少なくなってきております。3年前にエナペタルに問い合わせるとデータはまだ有るので製作は可能であるとの返答は確認しております。完全にゼロから作ると価格が上がりますが若干マシかなという感じです。その時の記憶ではリア2本で8万程でした。
さて此処からが勝負どころです。思いっきりダンパーを全体重を掛けて出来るだけ縮めトップ、ボトムと取り付けます。この時のスムーズな作業の運びがその後の血圧の上昇度合いを左右します。この際に経験上Y60の場合はトップマウント上部にはブッシュを予め載せておきダンパーを取り付ける祭にブッシュを貫通させた方が後々楽です。特に左側はバキュームラインの分岐ステーを止めるネジが下に飛び出しておりこれによりブッシュやナットが微妙な感じで入れられない事があります。その時はまたダンパー縮める必要が出てきてこの本の僅かな干渉にモチベーションが相当下がる事は間違えありません。もっともネジをぶった切ればそれまでですが(爆
今回は何とかスムーズに事が運び面倒でしたがタイヤを外した甲斐がありました。何ともヤル気がある眺めになりました。さくっとナットを取り付け作業完了。ほんとビルシュタインの取り付けは集中力と体力が要求されます(笑
雪が降り出したのでとりあえず工具を簡単に片付け近所のご町内を一周してまいります。毎度ながら走り出してすぐに判る単等式の独特の世界があります。とにかく余分な揺れが無くなり車高を落としたかのような感じがします。マンホールなど乗り越える際にも大きくうねっていたものがぴたっと収まります。道路の平坦度が上がったかのような感じです。ウインチが鼻先にありますがその重さから来る挙動のだるさは感じずウインチが無い時よりもクイックに感じるぐらいでさすがビルシュタインと言う所ですね。これはBJ44にカンサスPTOウインチ仕様の時も同様に感じました。本当に絞まった感じになりY60の船のような感じががらっと鳴りを潜めます。これは好き嫌いが出るところで僕ももう少し拘束力を緩めてあげて船のような感じを出したい気がしますが、言うなれば今時の乗用車的な感じでギャップでバネ下の重さから来る衝撃はありますが一発で収まり若干硬質な感じですがかと言ってがつがつ来る様な下品さは皆無で道路が平坦ならば滑るように走ります。なんかプリウスを運転しているような乗り心地です。
今後はフロントのビルシュタインはOHに出して乗り心地重視のセッティングにしてもらおうかと思ってます。それか調節式に改造しOHしてもらうかですね。リアはy61の伸び減推力が158kg→303kgに大幅にアップされたものにして見ようかと来年早々の抱負、あ!デフロックも勿論ですよ(笑
ブログ一覧 |
GQという名の漁船 | 日記
Posted at
2012/12/25 09:30:20
今、あなたにおすすめ