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2012年12月03日 イイね!

アクチュエーターを観察

ロディオ11さんよりご提供頂いた貴重な画像であります。これはくみちょうさんの弐号機についていたデフロックアクチュエーターで、それを修理の為に取り外した際の様子です。 本体横に溝がありそこで回転を止めシムで位置だしをしてロックナットで固定する構造です。ネジが切ってあるのはロックナット用ですからこれで取り付けの径が同じ事は確定です。ストンと入れて締め上げ、密閉はOリングで行なう構造です。スリーブを動かすシフトフォークも同じ品番ですので稼動部分に関してもこの感じを見ると同じでしょう。

 

ホーシングにはこの様に取り付けられます。この状態は解除時ですね。
 
 

純正デフロックで多いトラブルがこの様にアクチュエーターケースをぶつけて変形させダイヤフラムを破ったり、気密性が低下するケースと聞きます。言い換えるとこの様にケースを割って修正すると復活が可能ともいえます。

 

相当苦労したと聞きます。抜けとめのピンを抜き本体と内部のロッドを分離した状態です。これも貴重な画像だと思います。私のはこのロッドとケースとの当たりが強いのかこのロッドが直接センサー部分から押してもびくともしません。



この変形を修正しダイヤフラムの破れを修理してコーキングを用いて蓋をして復旧に成功していらっしゃいます。

Y61用のアクチュエーターは恐らくこのダイヤフラムケースがY60の物と異なるだけではないかとこれを見ていて想像できます。

Y61のアクチュエーター調べて頂くと値段が上がっておりまして。。。
¥43500円とy60の物と大して変わらない値段になっておりました(涙



Posted at 2012/12/03 18:21:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | GQという名の漁船 | 日記
2012年12月03日 イイね!

悶絶、葛藤、、、、アクチュエーターの互換性

ここ数日、非常に悩んでおります。アクチュエーターの発注に関してです。大人しくY60のを頼めば良いのですが、Y61のアクチュエーターも気になっております。本当に互換性が無いのか!? 少なくとも日産は当てにならない事ははっきりしました。今後の事を考えるとY61流用が可能ならばそれはありがたい事実です。しかしその答えは何処にもありません。設計サイドでは二つ返事で帰ってくるレベルの事でしょうが、私にはその道はありません。自分で調べるべし。気になる事項をリストアップして一つ一つ潰して最後に切腹覚悟で挑むのみですね。

y60のシャシ、フレームは基本的にy61に移行し細部が手直しされていると聞きます。ホーシングの基本構造は同じでデフキャリアも形式も同じH233Bです。原動機の仕様に応じてファイナルが異なりますがそれはY60とて同じ事。と言うことはホーシングの構造を大きく変える必要性は無いと想像しております。

デフロックアクチュエーターの変更事項は何処か?決定的な違いの有無が有るのかが一番の争点です。Y61系の新型車解説書のデフロック、デフキャリアの説明が有るともっと判り易いのですがこれも無いので手持ちの資料と情報で考えてみることにします。

一番気になるのは寸法、取り付け方法の問題でこれは決定的事項です。ホーシング毎交換するしか解決方法がありません。そこで内部寸法、外部寸法を知るすべは無いものかと。身近にY61のデフロック装着車が無いのでy61の寸法は知りえません。先日ありがたいことにロディオ11さんがy61のデフロックの外観を画像として下さいました。氏はY60のデフロックアクチュエーターを先日分解して修理しているので僕よりはアクチュエーターとの親密度は高い筈であります。氏曰く見た感じバキュームの配管の曲がりが違う程度でそれ以外は同じに見えるとの重要な証言を得る事ができました。手持ちの画像見比べながら妄想しましょう。






【y60配管の具合】
 








【y61配管の具合】


両者の大きな違いは配管の曲がり具合です。y61は干渉を避ける目的なのか配管に角度がつけられ作動側は90°曲がっております。また金属の配管がアクチュエーターの近くまで走りゴムホースが短く改善されているようです。これは良い傾向です。次にデフケースの取り付け方を見てみることにします。






【y60の取り付け】







【y61の取り付け】


デフケースの取り付け位置はほぼ一緒に感じます。またケースに穴を開けスリーブのような物を溶接している感じも同じようです。正確に寸法を測定するともっと確度は上がりますね。外観からの想像では同じでは無いだろうかと想像できます。 ちなみにY60系のデフロックの断面図を見てみます。デフケースにアクチュエーターを取り付ける外からも見えるスリーブが溶接され其処にアクチュエーターは固定されます。位置決めは内側から調節シムを介してロックナットで止める構造ですからロックナット等内部の部品が共通であるとアクチュエーターの径に関しては共通である事が特定できます。




次に検討する点は内部構造の差異です。先にも書きましたが問題となるのは取り付け径と長さ、それとデフキャリアとの関係です。共通部品が多いほど同じで有る可能性は高くなると考えてます。そこでy60とy61のデフロック内部構成部品の品番をつき合わせる事にしました。部品図はY61のものです。 Y60との違いはアクチュエーターのOリングがY60はバラで品番がありますが、y61はセットになっている点です。

 

そこでつき合わせた品番は以下物のです。

●38154x:シム、アジャストアクチュエーター
●38215x:ワッシャー、ロック アクチュエーター
●38216x:ナット、ロック アクチュエーター
●32805x:フォーク、シフト デファレンシァル ロック
●08911-04200:ナット、ヘクサゴン
●08921-33000:ピン、スプリット コッター
●32606x:スリーブ、スライディング デファレンシャル ロック

結果はy60の物は後対応品番で全てY61の物と一致しました! ロックナットとが同じ、調節シムの同じ厚さのものが3種類設定されている、と言う点から取り付け寸法に関しては同じではないか。フォーク、スリーブが同じ事からデフの部分に関しても同じでないかと言う気がします。また下の図を見てもシフトフォークのストロークがy60とY61で共通部品を用いて大きく違うと言う事も考えにくい気もします。




あと最終確認はY61の整備要領書でデフロック取り付け時のシム調節の調節時の寸法が同じであれば長さに関する点は同じと言う事になります。y60は取り付け時に長さ90mmほどのL字型の物を作りそれを外側から差し込んでシムの厚み決めた筈です。Y61も同様であればビンゴ!と言うことになりますが、ここまでの時点で僕がいま現在持ちうる情報の全てです。

ああぁ・・・悶絶しておりまする(爆
Posted at 2012/12/03 10:18:39 | コメント(3) | トラックバック(0) | GQという名の漁船 | 日記

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