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月明かりの国道9号をひた走り何時もの道の駅で今日の走行を終える事にします。出発時に入れた燃料もようやく減ってきてあと100㎞弱で1000ｋｍに到達です。これまでは予定があり、今日の米子の約束までが今回のメインプロジェクトでしたからこれからの時間がぶらり旅という事です。

BJ時代は到着すると寝床を作りごそごそしていましたが、ｙ60ハイルーフは既に寝床は出来ているのでウォークスルーで寝台へ移動し、カーテンを付け着替えると即宴会モードです。寝台の上で胡坐をかいても天井に頭は付きません。

普通に部屋にいるのと同じ感覚で過ごせます。

国道を走る大型車の音を聞きながら、地図を見て明日の予定を考えながら過ごす時間は何とも好きな時間です。

程よく気分がほぐれてくると流石に眠くなり布団にもぐり休みました。

目が覚めると朝5時でした。

工場長から頂いたナビが大活躍です。地図は古いですがライトマップルの最新版との組み合わせでこの手の放浪作戦には十分です。普段は取り外しており、この様な時だけ登場します。直射日光、賊対策に農協から頂いたタオルを被せております。最強のセキュリティーモードは僕のパンツか靴下を掛けておけばいいですね。(爆　学生時代富良野で買い物する際にドアを外したBJ44の勝手口には勿論パンツを掛けておきました。

丁度、ナビが示すあたりの景色です。以前はもう少し道が狭く轍が有りカーブが多かった記憶が有ります。BJ44とHZJ73で走りましたがひょこひょこ・ドスドスでした。BJ44にジープサービスを履き走った時は轍を駆け上り対向車線へ行こうとするのかなり怖かった記憶が有ります。北海道では本当に峠越えで死にそうになりました(笑　

どんどん車を進めます。この辺りは以前の雰囲気のままです。カメラでは見にくいですが対岸には岸壁が有り漁船等が着岸し独特の雰囲気が有り好きな景色です。陽が落ちるのが少し早くなり秋の気配を感じますが何とも言えない旅情感があります。

海岸沿いを走ったりこの様に集落の中を走ったりしながら国道は進みます。

画面中央に橋が架かっているのが判りますか？大型船の入港をに考慮しての設計だそうです。以前は有料でしたが、今は無料になってます。あの橋から見る景色が僕は好きなのです。




橋のすぐ手前の交差点で大型車が沢山曲がってきました。どうやら壱岐からのフェリーが到着したのでしょう。




この交差点からほどなくして先ほどの橋へと





折角景色を楽しみにしておりましたが、生憎塗装工事中でカバーが掛っておりました。メクラ撮影ですがその雰囲気だけでもお楽しみいただければと思います。AP60を４５kmhにセットして５番で走行しております。橋を下りだすと、正面奥に大山さんが見えていましたが、カメラでは露出がオーバーで見えません。

この様な感じです。





次第に帰宅する車が増えてきました。壱岐から来た大型車の流れに付いてのんびりと走ります。




大山さんが見えてきました。




米子駅近くの待ち合わせ場所に行き予定通り１９:００時頃までに落ち合うことが出来ました。これにて今回の予定をすべてクリアできました。今回米子で落ち合ったのは以前は取引先の営業としてお付き合いさせて頂いてましたが、その後彼は退社し実家に戻って家業を引き継いでいます。かれこれ５年以上ぶりですね。

彼の事務所で久しぶりに歓談し、折角なので夕食でも食べに行こうと市内の中華飯店に行きました。家族経営のお店でしょうか。非常にアットホームで笑顔が素敵なお店でした。手打ちの麺が非常に美味しく、これを堪能しながらお互いの近況を話し合っていました。いま彼は奥さんと二人で新たに新しい事にチャレンジしているとの事で、メーカーにいた時とまた違い自分たちで一歩一歩進んでいる状況にエールを送りました。こうやって米子で二人でノンアルコールだけどビールを飲みながら、ラーメンを食べこの様な会話をするなんて夢にも思っていなかったですね。でもなんかとてもいい時間でした。

帰り道古い木造の汽車が有りカメラに収めました。

　　

瀬戸内の島へ少し渡ったりと楽しんだのでこれから一路日本海を目指します。先ずは、国道２号へ復帰して尾道道を走ろうかと思います。というのは当初国道で上がろうと思ってましたが、尾道から松江まで全線開通されていないので無料区間が非常に長いのです。島を渡ったり遊んでいた分の時間も取り戻せます。北陸と違いじりじりする日差しの中をのんびりと。





尾道へは途中から国道のバイパスへ乗りそこそこのスピードで流れるのでAP60を設定しのんびりと走ります。段々と広島ナンバーや九州方面のナンバーの散見される中ｙ60は西へと走ります。何時もなら尾道へ立ち寄るのですが、今回は夕方に米子で待ちあわせの予定が有るので市内へ入るのと逆にハンドルを切り中国山地、三好方面へ走ります。尾道道は山陽道からだと直ぐに入れるのでしょうが、ぼ僕は国道からのアプローチなので暫く国道を走ります。中国山地へ向かうので延々とのぼりが続きますがジョンがいい仕事をしてくれるので景色を眺めながらのんびりと出来ます。暫く走ると尾道道の入り口が有り高い所を走る本線へ延々と勾配を上り合流します。写真はそのアプローチ路の様子です。





本線に入ると70ｋｍｈ制限ですので控えめに設定し燃料の無駄食いをしない様に走りました。まだ三好付近では自動車道は繋がっていないので一旦国道へ降り中国山地ののどかな国道を大型車に付き走りました。すっと走っていると止まりたくなくなるのですよ。昼食を食べ損ねてましたが、非常用にと買って置いたじゃがりこをカップホルダーにさしてこれをつまみ、ノンアルコールビールをクーラーバックからとりだし運転です。Ap60に甘えるようになると右足の脛の疲労は極端に無くなり、腰も容易に座り直せるので背中や腰の疲労がたまりません。これもあって連続走行ができるのですね。再び自動車道へ復帰ます。今度は松江自動車道となります。松江までおおよそここから100ｋｍ中国山地も半分ほど走った感じです。この様なだらだら勾配が続きますが、排気温度が僅かに上がり、過給も同様に少し掛る感じでエンジンは軽くハミングしながら登っていきます。




前方に島根ナンバーの大型車がいいペースメーカーになってくれました。後続から先を急ぐ車が来ても大型車が先を塞いでいるのでそのうち諦めて大人しくなります。僕にとっては無駄な油を使わなくて良いので有り難いですね。延々と上っていた道も日が少し陰るころから下りだします。排気温度計もどんどん下がり燃料がアイドリング値にカットされているのが判ります。折角の下りですからこの位置エネルギーをコンプレッサー駆動用のエネルギーとして利用しない手はありませんのでエアコンを入れガンガンにひやしました。





有料区間の手前で大型車たちとともに国道へ降ります。確かこの道は学生時代のGWにBJ44で走ったことが有ります。あのときは体力が有ったので無茶できましたが、今はのんびりと当時の事を思い出しながら走りました。暫く走ると国道９号線と宍道湖にぶつかり、右へ行くと松江、左へ行くと出雲となる宍道です。当時はまだ山陰自動車道やバイパスが無かったためにこの辺りは延々と渋滞していた記憶が有ります。




進路を東へ取りいよいよ北陸へ向かって漸く帰り始めるのです(笑　懐かしい景色が続きます。BJ44のクーラーがお盆の帰省の途中で壊れ３５度の炎天下の中この道を意識がもうろうとなりながら渋滞にはまり、BJの容赦ない突き上げの中走ったことも有りました。今では船の様な乗り心地の中エアコンを掛けヘッドレストに甘えながら左手の指で速度調整しながら走っております。何たる堕落ぶり(爆　でもこれが日頃の僕の研究成果でぐらい堂的ｙ60の安楽化であります。





いよいよ松江に入りました。宍道湖の横に車を止め出雲方面を眺めて久しぶりに車らおりました。いやぁ遥々と来たものです。まだ出発時の燃料で残量に余裕があります。






こちらの方向が出雲大社の方です。





こちらが松江市街地方面です。






僕の寝台車です。