漸く会議疲れも取れたので眠前作業に戻りました(笑 降錆(こうさ)、楚々対策で段ボールと新聞紙のオムツをしてから執刀開始です。 退縮海馬対策で記録用に意味なく大量の画像を貼り付けました。
8mmだったかな?大きなヘキサゴンでフリーハブの固定ボルトを外していきます。この状態ではクルクル回るトルクで締めつけてあるのでハブボルトにバールを通してこれを支点に緩めました。
俺のより汚いなぁ(爆 23万キロ整備なしで居るとこんな感じになります。そうそうY60の中期あたりからこのフリーハブとハブ間のOリングが廃止になってます。コストダウンだろうなぁ。。。。
簡単に掃除して様子を伺います。ハブの内側が軽く面取りしてありますが、あそこに以前はOリングが入ったのですね。
陸船時代から愛用のKTCのスナップリング・プライア―で先端が平らな物です。これが一番イライラする陸船のスナップリングを簡単に外せます。サファリでも活躍してくれました。
ドライブシャフトの軸方向のエンドプレイを調節する為に内側から銅・鉄・スナップリングの順でシムが入ってます。こういった僅かなガタの調整がシール類の傷み防止につながるのですね。
RD28ETI時代はまだY60と同じ穴数のロックプレートが使われてましたが、ZDの頃から材質・穴数の減少と明らかにがっかりのコストダウンが見られます。まだこの辺りはy60の雰囲気がありますね。しかしこのロックナットの方式はランクルの爪を曲げるタイプに比べると非常に作業性が良く気に入っている点です。国内最終型の76等だとこの方式になっているのかな?
ロックプレートはグリス等で貼り付いているだけなのでマイナスドライバーで引っ張りだしました。
これがロックワッシャーです。ステンレスぽい材質でZDのは確か生鉄ぽい感じで穴数も減ってます。
以前豪州から輸入したロックナット用のSSTです。作れそうな簡単な構造ですが比較的安価に売っていたので輸入しました。外す時はいいのですが締め込む時に有った方が気分的にいいですね。というか本来はプレロードとはトルク管理が必要ですけど(笑
ロックナットを緩めます。工具用の切欠きは12.7mmのサイズです。
貼り付けたまま摘出します。
汚いグリスだ(爆 だんだんと眠前作業にはスリリングな状況になってきましたよ。もう一回風呂入らないといけないじゃんかよぅ。
簡単に拭き掃除をしておきました。ここまでの作業は慣れていると5分ほどで出来る簡単な作業です。今後の目標は3分ですね(笑
ここまで来るとハブとローターASSYが外せます。アウターベアリングのアウターレースを落っことさない様に気を付けましょう。さもないと寝ながらMP2グリースの香り共に寝る事になります(爆
絶句!(爆
グリスが汚い事は予想してましたが、この錆は堪りませんなぁ。バックプレートとこのグリスキャッチャーと言うカバーを新調する必要が有ります。この辺りからy60とのコストダウンの差を感じだします。
お疲れの23万キロのグリスです。このハブベアリングのグリスは定期交換指定になっており4万キロごとに詰め替えが必要です。皆さん交換してくださいよ。特に重いタイアを履いたりマイナスオフセットのホイルの方は要交換ですよ。
綺麗な褐色のグリスが見るも無残な色になってます。これを灯油を入れた容器で洗った後にグリスを詰め替えてあげましょう。インナー側はグリスシールを外して行う必要が有りそれだけ部品を発注しなければなりません。僕は毎年車検ごとにこの作業は行います。(以前はやってたけど最近はお願いしてます)。
この錆具合を見るとこの個体は一回もハブ回りはなおしてませんね。もしバラシテいて、普通の整備の感覚の持ち主で有ればこうなる前に軽く色を塗ったり、交換しているはずです。雪国の方や泥水に水没させる方はたまにハブを抜いてここの清掃、点検をしてあげてやってくださいまし。ここのボルトは10mmの六角に+ねじが有るタイプでしたが、ボルトの錆も酷かったので六角のソケットを叩き込んで外しました。
しかし酷いねぇ。。。
見えない部分とはいえちょっとこれはぐらい堂的には不可であります。要交換です。これは単なるプレスの鉄板ですがY60はダストシールの様な物が付いてます。見た感じで何でここまでしているの?という感じですが、Y61は有る意味普通の感じですね。
これがABSセンサーのピックアップです。しかし嫌になってしまう錆具合です。見ていると気分が悪いですね。さっさと撤去しましょう!
幸いだまし油をかけて回すと簡単に緩んでくれて助かりました。このボルトも交換ですね。
サビサビのバックプレートとお別れです。
やっと現場が明るくなりました(爆
ABSセンサーを外そうと思ったのですが、錆で太っているのか外れないので後にします。
スピンドルを軽くプラハンマーで叩いて外します。
スピンドルの内側でここはY60と同じ凝ったつくりのままでした。オイルシールにニードルベアリングと念の入れようです。こう行ったことがCVから先のシャフトの振動を減らし結果長持ちするのでしょうね。
ドライブシャフトを引き抜きます。切欠きを上にすると抜けるようですが、微妙な色のグリスですね。元々のグリスが何か調べる必要が有ります。MP2であれば白濁している感じで。ただこの時点でどろっとデフオイルとグリスが混和されたものが出てこないので一番奥のオイルシールは然程傷んでいないのでしょう。ただドライブシャフトを引き抜こうとしていくと内部からデフオイルがどんどん出てきます。流石にこれは不味いのでシャフトを元に戻すことにしました。
スピンドルを外した間に行ったのがABSセンサーの取り外しです。ソケットを利用して叩きだしてやりました(笑 外した後デフオイルがこぼれるのを防ぐためにスピンドルも仮止めで付けておきました。
ABSセンサーです。あれ?配線が無いぞ(爆
組んであった(取り外した)順に左から並べました。ハブはインナー・アウターベアリング、グリスシール、ブレーキローターと分解できます。
細かい部品はサンプル入れの袋に入れてだまし油を充填しておきました(笑
錆びているこれ等は交換なので
ポイとゴミ箱へ!
本日はこれにて終了です。
5.4Lのデフオイルを回収する為に大型の廃油パックが必要ですが、どうやってデフオイルを抜くかが問題です。サファリのデフオイルドレインはナットでなく四角形のソケットを差し込みタイプでそれを調べる必要が有ります。 また持ち上げるのは厳しいのでシャフトを抜いてサイドを持ち上げて流し出す方法をとれば良いのか。少し作戦を練らねば。
Posted at 2015/04/28 11:03:30 | |
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