遠野カッパ淵

カッパ淵（カッパぶち）は、岩手県遠野市にあるカッパ（河童）の伝承地。
かつてカッパが多く住み、人々を驚かしたという伝説がのこる場所。
全国唯一のカッパ狛犬で知られる常堅寺の裏手を流れる小川の淵をいう。
淵の水辺にはカッパの神を祀った小さな祠が建っている。
ウィキペディアより転載

新屋という家があった。ある日、淵へ馬を冷やしに行き、馬曳きの子が遊びにいった間に、河童がその馬を引き込もうとしたが、逆に馬に引きずれて厩の前まできて馬槽に隠れた。
家の者は馬槽が伏せてあるのを怪しみ、少し開けてみると河童の手が出てきた。
村中の者が集まり殺そうか許そうか評議を行った結果、今後は村中の馬に悪戯をしないという堅い約束をさせ放してやった。
その河童は今、村を去り相沢の滝の淵に住んでいるという。
遠野物語より

柳田国男氏の遠野物語は、どうも読みづらいが井上ひさし氏の新釈遠野物語は、読みやすく最後の大どんでん返しに大笑い。