
※この話はフィクションです。実際の運転では交通安全に勤めましょう。
時々、仕事帰りが遅くなってしまうときがある。
まぁ、家に着くのは遅くなってちょっとばかり不運だなって感じはするけど、そんなときはドライブを楽しむ事にしている。
何時もとは帰りの進路を反対に向けて、車を走らせる。
この時期は空気が澄んでいてとても気分が良い。
下り線は割りと空いているため、止まることも余り無く実に快適である。
信号から少し脇道にそれて見ると、良い感じのワインディングがある。
コーナーを一つ一つ愉しむ。
フルハーネスによる車との一体感を味わうのも中々に乙なモノ。
その時、前方に一台…。
後方から様子を伺って居ると…。
「おかしい…。入る速度が明らかに違う。これはっ!」
こちらがスロットルを開けていくと同タイミングで前方車両にもスイッチが入った。
前方車両は此処ではかなり慣れている様子で、キレの鋭いコーナーリングを魅せる。
だが、こっちもそのまま黙って見ているわけにはいかない!
終始付かず離れずで終点の交差点に差し掛かったところで、スッと速度を緩める。
お互い無言では在るが、車で自分の哲学を語り合った。
行き先が別なので此処でお別れ。
刺すような空気が心地よい。
そんな夜の出来事…。
Posted at 2013/11/26 22:11:00 | |
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