元・上司の焼香に行ってきました

7月8日に、かつての上司が急逝していたことを知り、上司の高校のときの同級生の方にも連絡して一緒に焼香に行ってきました。このお方とは仕事を離れてもお互いに車が好きで、価値観が近かったこともあり、親しくさせていただいていたつもりです。死因は心不全とのこと。私の身の回りだと、この13年間で心不全で亡くなったのは4人目です。最若年が39歳、高齢でも52歳という働き盛り。このお方も弊社を退職なさってから某通信機器メーカに転職なさって活躍し、この4月に某PCメーカに転職されて5月下旬に弊社に挨拶がてらお越しいただいたばかりでした。

実質9ヶ月くらいしか一緒に仕事をしませんでしたが、私が社会に出てからお会いしたひとの中では指折りの印象の強いお方でした。おそらくは社会に出た頃は能力もほとんど一緒だったと思っているのですが、どこかの時点で何か思うところがあって、そこから差がついたのだろうと思っています。健在なときにこの話をしたことがありますが、タネ明かしはしてもらえず、結局わからずじまいです。しかし高校生の頃から大人を詰問したりすることがあったとかで、今の片鱗はあったようです。
またご家族からお聞きすることは、自分の知っている姿とは随分違うものでした。四人兄弟の長兄として、また父として威厳をもって家族と接していたとは。。
そして家では仕事の話はほとんどせず、売上げのプレッシャにも耐えていたこと、20代半ばでは英語もたいして出来なかったがテレビや映画を英語で聞いて勉強したこと、飲んで帰宅するとまっすぐ歩けず、廊下をぶつかりながらふらふらになっていたこと、仕事が好きで、定年退職後もリタイヤせずに人材紹介業をやるような話をしていたこと(その割にはカナダに住むようなことも聞いたことがありますが)等々。。。

最期はどういう思いだったのか、思いを馳せてしまいます。この上司が弊社から転職した先の会社で、部下が心不全で亡くなったと聞いておりまして、ご本人はご自分が同じ目に遭うとは思いもよらなかったのだろう、などとも考えたりしました。そういえば残された遺族も「普通に帰ってくるような気がしている」とおっしゃっていました。

ところで弊社に縁のあったお方が、この１年半くらいで既に3人も亡くなっています。3人とも異なる理由で逝去なさっているのですが、今回は特に自分の残り時間というのを改めて考えさせられる出来事でした。