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無事に研修が終わり、研修会場の片付けも終わると最後はパブでの宴会。総合計で60人近かったので、バスを仕立てての移動です。私はアメリカ人、ベルギー人、フィンランド人が座るテーブルに居ました。

[フィンランドの四方山話]
フィンランド支店の人の話です。
・未舗装路は一杯ある。
・ユハカンクネンと会ったことがある。
・家の近くにヘンリトイボネンの実家のお店がある。
・ノキア製のラリータイヤが買える。
・9歳くらいの息子が居るが、赤のレーシングスーツを着てカートに乗っていて速い。本人はライコネンになると言って聞かない(写真も見せてくれた)。
・愛車は緑の旧型ミニ。LSDも組んである。現在はダンドラキャブレタ仕様だがスーパーチャージャも用意してある。アンダーガードは付けていない。
・私が「かつては165/80-13タイヤを使っていた」と言ったらこれは標準的なサイズだよね、とのこと。日本じゃもう入手できないのに、フィンランドは事情が違うんだねぇ。

そしてオクトーバーフェストに行った方は分かると思うのですが、
・皆で歌う
・「アイン・プロージット(Ein Prosit)」っていう乾杯の歌が出るたびに乾杯
・途中で電車ごっこが始まり、卓の隙間を練り歩く。しかも時々、進行方向が逆転、という忙しさ。

ちなみにウェイトレスさんは衣装も含めてかわいかったです。昨年はちゃんと写真を撮影したのですが今年は忘れてしまいました。

宴会開始は20:00過ぎ、ホテルへの第一便は22時過ぎに出ました。前回は第二便(最終便)に乗った私ですが今回は明日のこともあり第一便で帰着。第二便は24:30頃戻ってきて、さらに何人かはホテルのパブでまた飲んでましたとさ。

ようやく4日間の研修が終わりました。参加者が皆さん元気で、それにお付合いするとすぐ24時を過ぎてしまいます。そんな訳?でblogを書くことができませんでした。そして事前に予想したとおり、日中は眠いのです。「リポビタンD」を持参したので、木曜金曜土曜と1本ずつ服用してしまった。

今回の研修は北米南米欧州そして豪州シンガポール台湾から来ていたのですが、皆さん英語がそこそこ上手で、私が一番ヘタでした。特にスカンジナビア3国とドイツとスイスとブラジルは英語がすごい上手です。いわゆる先進国で英語が通じないのは日本だけ、ということを痛感しました。もっと精進しないと＜私
短いセンテンスを聞くのは大丈夫なのですが、長いプレゼンを聞いていると疲れてしまい、途中で意味が分からなくなってしまいます。おそらくは頭の中で翻訳しているからだと思うんですが、聞いたままに理解する必要がありそうです。そして「英語耳」というか英語の発音を聞き取るのに慣れる必要がありそうです。うまく説明できないのですが、もし同じ文章を目で読む場合、各々の単語は全て分かるし文法も理解できるのですがそれを耳で聞く場合は、短いセンテンスなら分かるのですが長いと少し前の文を忘れちゃったり、覚えていても記憶容量を占有する感じになり新しい情報を受け付けません。この傾向は1対1で話す場合はあまり問題にならないのですが(自分のしゃべる能力は別として)、プレゼンテーションを聞く場合は顕著に出てしまいます。今後の課題と認識しました。

そして発音。私は今までずっと「Multi(マルチ)」が「モォルティ」とか「Cable(ケーブル)」を「ケイボォ」とか「Protocol(プロトコル)」を「プロトコール」なんて発音しているのを聞いていて、英語圏のひとでも発音が難しいんだろうと思っていたのですが、それは日本語の発音を基準に考えるからそう思うのであって英語圏ではこれらの単語は発音しやすいような気がしてきました。結局英会話は「英語の音の響きに慣れて識別しやすくなるように訓練する」のと「日本語の発音を基準にせず英語の発音を習得する」というのが必要なんですね、きっと。生粋の日本人(多分英語ではJapanese capitalized "J"かな?)な私はそう思ったのであります。

明日は待望?の、ドイツ博物館に行けそうです。投宿しているホテルの最寄のレングリースの駅からミュンヘン駅まで1時間チョイらしいので、6時半頃に起きて準備して7時過ぎにチェックアウトすれば、ドイツ博物館の開館時刻に間に合うと思っています。ようやくBf109とMe262に会えます！そして上掲の写真はドイツの白ビール、ドイツ語でヴァイスビアなのでした。日本と違ってキンキンに冷えている、ということはありません。ちなみに黒ビールはシュバルツビヤとか言うらしいです。さてシャワー浴びて寝るか、既に01:45AMだけど。

[スイスについて]
スイス人が教えてくれたのですが、スイスでの乾杯は、お互いの目を見ながら、お互いの名前を呼び合ってグラスを当てるのだそうです。スイスはドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏、そして少ないながら旧スイス語圏があるとか。公用語が4つもある国があるとは知りませんでした。

[ダッチライオン]
オランダ支店のひとがライオンのアイコンが付いたシャツを着ていたので聞いたところ、「ダッチライオン」というものだそうで。オランダ国民なら誰でも知っているようなものなんだそうです。ドイツ・バイエルン州もライオンの絵が多くあります。欧州の王家はライオンが好きなのかな。欧州にはライオンが居なかったはずなのに、ね。ライオンが「百獣の王」と言われるのは、この慣習が輸入されているような気がします。

[フィリピンについて]
フィリピンではお金が全てで、お金を払って刑務所(留置場)を出たのだがその後お金が無くなったらまた収監されたという話とか、警察官と友人になり、泥棒に入られたら教えてくれと言われてそうしたら、その警察官が泥棒で入ってきた、とか。友人がたまたま警察官という場合は全く事情が変わり、色々面倒を看てくれるらしいです。
あと、失せモノは返ってこないとか。携帯電話を忘れて、自分の携帯電話に電話すると拾ったひとが出てくれますが、「幾らくれる？」と聞くとか。これは拾った人のものだから、お金をくれなければ返さない、ということらしいです。

フィリピンは関税が安いそうで、部材を輸入して組立てて輸出するには良いと言ってました。ガソリンは日本より高価らしく、日産のZとポルシェ(型を忘れました)の金額がほぼ同額らしいのですが保守費用は日産のほうが安く、速度も同じくらい出るとか。ちなみにガソリンは日本より高そうでした。
そしてカトリックの熱心な信者が多く、何かのお祭りの際に手のひらに釘を打ち付けちゃうひととかが居たり(メキシコでも同様なことがあるらしい)、道行く人に鞭で叩いてもらいたがる人が居たり等タイヘンらしいです。宗教上の理由で避妊しないせいか父親が居ない子供が多く、貧富の差も激しいが富裕層は貧困層が社会構造に不満を持って欲しくないので教育に不熱心だ、とか。

[タイについて]
現フミポン国王は皆に好かれているが今や病院に入っていてとても国政を執ることはできない。王妃はあまり国民に好かれておらず、皇太子は女性に目がないので子どもがたくさん。フミポンで王朝は終わりと思っているひともいる。

[プレゼンテーション]
何か面白い話があれば話すように、と事前に通知があったので今年もなんとか原稿を作成。昨年はパワーポイントの紙芝居は作ったものの、話す内容をまとめていなかったので惨憺たる結果でしたので、今年は話す内容を全部打ち込んで、それを読みながら、のプレゼンとなりました。昨年よりはマシでしたがホメられた出来ではありません。声も張り上げてみたのですが普段から大声で話す経験が少ないので聞こえたかどうか。そして、精一杯姿勢をよくしてやってみたのですが、まだまだ猫背です。
欧米の人は皆姿勢がよく、そしてアガるひとも少なく、普通に話す感じでプレゼンが出来るひとばかりで、その訓練をもっとやるべきだなと思ったものです。ま、昨年もそう思ったんですが、ね。

研修は昨年同様ドイツ・バイエルン州のレングリースという町で実施しまして、4/27(水曜)～5/1(土曜)までほぼホテルにずっと居ました。内容は新製品の研修であり、受講者は各国の支店から集まってきています。ホテル自体はちゃんとしたものであり、食事も「如何にもドイツ料理」というのは白ソーセージくらいですが、料理は皆おいしい。味付けは塩味ですが飽きません。

[魚料理もゴハンも出た]
困ったのは野菜がほとんど出ないこと。生野菜は出るのですが、火が入っていないと量を食べられません。10日程度の滞在だったので問題はないのですが、月単位の滞在であればナニか野菜を摂る方法を考えないと....などと思いました。
生魚の切り身みたいなのも出て来ます。マスの切り身みたいなものだったような。初日の晩のパーティでも「肉料理か魚料理か」が選択できました。ドイツで魚料理も一般的に食べるもの、というのは意外でした。
更に意外だったのはライスまで出たこと。これがまたパサパサしていて、どう食べていいのか難しいのですが、味はイケます。寿司すら出ましたが....

[ビール]
いわゆる白ビールが一般的ですが黒ビールも飲めました。昨年も思ったのですが適度に冷えていて、日本みたいにすごく冷やしてあることは無かったです。そういえばドラフトビールもあったな。

[やっぱり添加剤]
寝床が違うとしばらくは熟睡できない手合いなので、その状態で研修すると寝不足状態になります。眠気醒ましにはコーヒーしかないので昨年往生したものですから、今年はリポビタンDを持込みました。同室のシンガポール支店の人が、それ見て笑ってました。コーヒーといえばミルクを入れないで飲むひとが少ないような気がしました。

[エレベータ]
扉の開閉し始めるまでの所要時間が随分遅いです。日本人がよくやるように小刻みに"閉じる"ボタンを押すのはマナーに反するようでした。

[インターネット環境]
それなりに整っているのですが、日本のWEBサイトに接続するには時間がかかります。っていうか、無線LAN(54Mbps)で2000年初頭発売のノートPCであるTP600XでVPNを張って使うと相当重い。日本語変換で随分待つ状態になります。海外出張に行くことも非常に少ないのですが、そういう場合は5年落ち程度の「新しい中古PC」を手配したほうが良さそうだなと思いました。
ところで他国の支店から来た人で、ThinkPad持参者は私だけでした。不人気なんですねぇ。高価なのかな。私はThinkPad以外のノートPCのキーボードの使い勝手に慣れないので、次もThinkPadを考えています。

[英語ネタ]
その1
アメリカ人に「イシュー(issue)とマター(matter)の違い」を聞いてみました。マターは"What's the matter?"って使うよ、と軽く冗談を振られた後に教えてくれまして、
・イシューはアメリカ人に限って言えば何か悪いことに繋がる場合が多い
・マターは良いこと悪いことに関係なく使う

とのことでした。話したアメリカ人が「10歳くらいの女の子が、I have a issueって言うんだよ」と笑いながら言ってたのが印象的でした。これ、10年以上前から不思議なことだったので分かって良かった。次は「エリア(area)とゾーン(zone)とクライテリア(criteria)」の違いだ。これも10年以上分かりません。

その2
YoshiとJoshが同じように聞こえてしまいます。綴りを見ると間違えようが無いのですが...

（現地時刻06:50AM、14:50JST)
無事到着。詳細は後ほど。
(5月4日深夜追記載)
4月23日のBlogに書いた件は翌4月24日にKLMオランダ航空に電話したところ、ちゃんと名前を変更出来ていることが確認できました。そして朝までいろいろやって、搭乗30時間前になった頃にインターネットチェックインを済ませます。無事、通路(isle)側席に変更することができました。で翌日曜に仕事を少しやっつけて、発車オーライネットで成田空港までのリムジンバスをWeb予約してローソンで支払い。
そしてようやく荷造りを始めたのが月曜早朝3時。でいろいろやっつけていたらすっかり明るくなり寝る間もなく出発して某リムジンバスに搭乗しました。そこからは例によって熟睡の末、成田空港に10:30AM頃に到着。飛行機搭乗開始までは2.5時間くらい余裕がありますので一安心。まずKLMオランダ航空の搭乗カウンタを探してチェックイン。ここで、インターネットチェックイン済みであれば並ぶ列も違うので早くチェックイン処理を終えられます。で飛行機が予定より10分早く出ることを知ります。遅れることがあるのは知っていましたが、そういう事もあるんですね。
それから(有線接続で)インターネット接続が出来る場所を探してウロウロ。結局出国手続き後でないとダメなことが分かり、取敢えず「ユーロに両替」および「ノートPC用の欧州電源プラグ変換アダプタ」を購入して出国手続きを終えます。スーツケース内にリポビタンDを5本入れたのですが、液体でもスーツケースなら格納可能なんですね。手荷物として機内持込時には「1本なら100ml以下に限りチャック付きの透明袋に入れれば可」らしいです。
でインターネット接続可能な場所を探して右往左往して、結局Eメールのチェックだけしかできずバタバタと機に搭乗します。そして離陸した後10分くらいで就寝。約12時間後に乗換え空港であるアムステルダム・スキポール空港に到着したのであります。途中3回ほど目がさめて、機内食を2回摂ることができましたが、どうもスープまたはアイスクリームも出たらしいです。ちょっと損した気分。

取敢えず「食べて寝て」を繰り返してアムステルダム・スキポール空港に到着。そこでミュンヘン空港行きチケットを発行して出発ゲート番号を確認。私はてっきり、単なる乗換えだからそのままゲートに行けるものかと思っていたら、なんと通関する必要がありました。そこで入国目的を聞かれ「?」と思いながらも無事通関終了。で上掲写真のサイネージで再度ゲート等を再確認。ここには、ゲートまでの所要時間まで書いてありました。ところでスキポール空港って小さい飛行機用の出発ゲートは通路の下の階にあり、妙に狭いのです。他のゲートとハッキリ分かれているのはいいのですが、押し込まれるような感がありました。

そして、まるで国内便みたいな飛行機に搭乗。ここでも熟睡。クッキーみたいなのが出ましたが3時間くらいだからそんなもんでしょうかね。で、無事にミュンヘン空港に着いたらほぼ22時！で、荷物が出てくるまでに入国手続きの通関の場所を探したのですが見当たらないのです。で出口から出てしまい、初めて「EU圏内は通関不要。だからスキポールで乗換えした時に入国通関手続きがあったんだ！」とようやく気付きました。でも一度出てしまうと荷物が出てくる場所まで戻れないらしく、空港係員と多少やりとりをして荷物を引取ることができました。

そしてドイツ支店のひとに拾ってもらうことができまして、そのお方がメルセデスで200km/h以上出すのにビックリしながら(しかも姿勢が安定してます)、無事ホテルまで到着したのであります。目的地のレングリースは寒いかと思っていましたが、明日の気温は20度とか聞かされて、防寒着を持ち込み過ぎたと思ったのでありました。でもそれは私だけじゃなくて同室のシンガポール支店のお方は防寒用靴まで用意してましたとさ。
ドイツ研修 @April 26th, 2010[移動日]
ドイツ研修 @April 26th, 2010[移動日]#2