
この記事は、
運転練習会参加してきました。と、
検証 バランススロットル 51と、、
バランススロットル とりあえず帰還と、、
勉強会から帰還(^^;について書いています。
練習は3班に分かれて走行。練習メニューとして午前中は「スラロームおよび制動」と「定常円旋回」の2コースが用意されていて、私の班はまず前者を練習します。
[スラロームその1]
以下の2種類を体感しながらパイロン6本のスラローム運転。
#1. 転舵=>舵角保持=>逆方向に転舵
競技でよく見掛けるものです。ハンドルを切り込んで少しずつGを発生させ、パイロンの真横で最大横Gが出る。そして収束。横Gの大きさ、そして方向も変化するイメージ。ハンドル操作は「切る=>そのまま待つ=>戻す」という断続的な印象です。アクセルもハンドル操作に合わせて踏み戻しします。歯を食いしばって運転する印象もあります。
#2.アクセル開度一定でハンドルを常に緩やかに切り続けながら転舵
かっちサンのエッセ後席で国政さんのこの運転を体験。横Gの量は一定、Gの方向は緩やかに変わっていきます。変化は滑らか。速く感じないのですが、国政さんが言うには#2.が速いんだそうです。G変化を体感しながら。。がポイント。しかし難しくて出来ません。出来ないけど努力し続ければ何か見えてくるのかもしれません。。
[制動]
直線上に引いてあるライン3本を使って制動の練習。手前のラインで制動開始、中央のラインで停車。オーバーランしてしまった場合は最後のラインで停車します。踏力を一定にすることが重要。
(1) どんな速度からでも予想した場所(中央のライン)で停止する(競技速度でもなくて可)
手前で停車してしまう場合の踏み過ぎ感、オーバーランしてしまう時の踏まな過ぎ感を養います。一般道で制動する際に「ぶつからないかな?」と思いながら前ばかりみる人が居ますが、これが出来るようになると前を見ながらの踏力の加減も不要になり、後続車の様子も見る余裕が出るそうです。
(2) 踏力を一定にして、停止直前に踏力を緩める
これが出来るようになると同乗者の不快感が減ります、例えば信号の直前で踏力緩和するとか。
こんなことに注意してやってみましたが、毎回うまく行きません。50km/hからの制動も試してみました。停止直前に車が左回頭するのですが、これは1名乗車で左右の重量比が違うからだと思います。そういえばカペラカーゴバンで1名乗車で急制動時には、いつも左回頭してた気がします。
ブレーキといえば前の会社で1991年頃に社用車として
ET170Vコロナバンと
GV6Vカペラカーゴバンを使っていまして、空荷状態で急制動すると、ET170Vはまず荷重が移動し、その間はブレーキロックしないのですがその後で後輪がロックしやすくなりました。GV6Vはさらに顕著で荷重移動後は簡単に後輪ブレーキロックしました。その差異は足回りに起因するものと思っていますが、急制動でも初期は思い切り踏んで、その後で緩めていくものだと未だに思っています。
[定常円旋回]
半径10m弱の定常円を「一定舵角で」旋回。私の車だとクロスM/Tの3速で回れる程度の円ですが2速でも回れます。周回タイムを測定し、前周回より速い/同一/遅いをコース脇のオフィシャルが旗の上げ下げ角度で示します。なるべく速く周回するための舵角(どこまで行くと切り過ぎなのか、手応えも体感する)そしてアクセルの開け方も学習するのが狙い。舵角を切り過ぎると遅くなるのが認識できました。車速を上げても速く旋回できるとは限りません。あとはタイヤのスキール音(音量および音質)の変化とタイムとの関連も分かります。これを10周ずつ行うのですが、10周が自分では数えられず、オフィシャルから指示をもらって順番待ち行列に戻ります。これを30分ずつ2回。私は最初ハンドルを散々操作していたら国政さんの奥サンに声を掛けられ、MさんのFD3Sの横に乗せていただけることになって、やっと練習の意味を理解しました。そして
ユーロデザインさんの
NA6CEにも同乗させていただきました。操作がスムーズで感心。なお国政さんはハンドルの最上部に白くマークを付けることを推奨されていました。
詳細は文字より
めろん♂サンの
動画をご覧なさると、より分かりやすいです。
参照URL:
舵角の加減を定常円で知る方法
ある一定以上はハンドルを切っても無駄、という話その1
ある一定以上はハンドルを切っても無駄、という話その2
そして昼食。お弁当とお茶、そしておはぎのサービスです、ごちそう様でした。昼の間も国政さんは参加者とお話しをいろいろして下さいます。全日本ダートラのシリーズチャンピオンというと雲上のひと、と思っていたのですがごく普通の運転の話も聞いてくださいます。
そして午後。
[4つのライン取り]舵角は一定?
国政さんはコーナリングラインは4種類あり、全てのコーナのいずれもこの応用で最適に曲がれる、と考えています。曲率が一定か変化するか、またその曲率の大きさにより、「最短時間のラインはどれか」が決まります。また進入速度によりラインの選択「肢」が決まります。ラインを選択することで進入速度の上限も決まることになります。進入速度を決めるのは制動、つまりブレーキの使い方が最も重要。という事になります。進入速度を誤るとライン取りの選択「肢」が減ることになる、という話。
ライン#1
前半に姿勢を変える。「アウト・イン・アウト」。
ライン#2
後半に姿勢を変える。奥がさらに曲がっている複合コーナのイメージ。進入速度が速すぎて曲がりきれずにハンドルをさらにこじって、ようやく曲がるときはこのライン。私は進入速度を上げると毎回コレに陥ってしまいます。
ライン#3
インベタのライン。最短距離の「近道」を通るイメージ。F-1車に代表される軽量ハイパワー車はこのラインを通る。進入時は著しく減速するので旋回時の速度は最も遅い。舵角は最も大きくなる。
ライン#4
バランススロットルのライン。コーナリングラインは一番長い。操作は一番早く始める。舵角は最も少なくなる。低出力の車はこのラインが適。旋回速度は最も高い。
今回は楕円のコースを反時計回りで走ります。まず直線路で速度を乗せ、最初の左コーナを任意に曲がってからまた直線になり、次の左コーナ以降で各ラインを2回ずつ回り、4.5周して終了。最後に直線路は右ウインカーを出して軌道から離脱、というメニュー。
これが格段に難しい。ライン#1のつもりがライン#2になってしまいます。ライン#4のはずが違うラインになっていたように思います。『「走ろうと思っているライン」と「実際にトレースしているライン」の違い』が分かりません。
その前に、4つのラインを走り分けられません。この練習会でも以前そういう人が居たとかで、その対策として
(1) 低速でライン取りのみ練習
(2) 高所作業車から車両軌跡を撮影して運転者に提示
をやったそうです。「車速を上げると失敗する=>失敗のイメージだけが残る」というのを回避するには低速でラインのトレースをするほうがいい、という話でした。
私もGPSで軌跡を追う方法も考えましたが、
After 5 Clashさんの話だと
一般利用可能なGPS受信機ではそこまでの精度は出ないとか。他に何かいい練習方法があるのかな。例えばグランツーリスモとかの車のゲームは、ライン取りの練習には役に立つのかもしれません。試してみるかな。ちなみに手元にあるのはセガサターン & セガラリー、しかもゲームが苦手な私は買って3回くらいしかやっていない代物です。
参照URL:
旋回中で減速から加速に変わる時の認識
ヘアピンは攻め過ぎ、高速コーナは攻めな過ぎ
4つのラインに関して
#1、#2および#3に関して
#3、#4に関して
[スラロームその2]
数本のパイロンをスラロームして180度方向転換(折り返し)し、3本おむすびを時計方向に360度回って、パイロン2本の脇を通過してゴールするコース。
ゴールしたら運転者はタイムを申告。実際のタイムと比較することで「体内時計の正確さ/曖昧さ」を認識。タイムダウンが2回続いたら終了。
これは、単に走っただけになってしまい、連続タイムダウンとなって3回だか4回だか走って終了となりました。
最後に4つのラインの模範走行。それも走行軌跡が確認できるように、消石灰を踏んで走行。FC3SのTサンとHNR32の
泥んこねこサンが、それなりの速度に乗せて走り分けてくれました。素人としては4つのラインの軌跡を重ねて見ることができたのが収穫。その後はパイロン回収、テント格納、私物格納を実施。部屋割りなどを決めて宿「
タケゲン」に向かいました。ここは妙高高原スキー場の宿らしく、玄関が2F、大広間は1F、客室は3Fより上になっていますが実感としては2Fという感じです。
(Nov 05th, 2011追記)
ユーロデザイン今村さんの
Blogに
第一回および
第二回(?)に関しての記述があります、私は参考になりました。
Posted at 2011/11/03 22:30:15 | |
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