「モノより思い出」ってコピーのCMがありましたけど
わたしはもっぱら、モノこそ思い出。
子どもをディズニーランドに連れて行くのもいいけれど
そのお金があったら、自転車でも買おう、ってクチ。
そんなこと言ってるから、末っ子の幼稚園の娘に
「ねえ、ディズニーランドってなに?」
なんて訊かれるんだ(チョットヤバイ)。
ともあれ、まん中の娘に、先週自転車を買った。
菜種梅雨が続いてたけど、日曜日、ようやく晴れたので
ふたりで発表試乗会に出かけたのであります。
桜はだいぶ散っていて、少し残念。
今年は天気と休みの足並みが揃わなくって
花見もろくにできなかった。
でもまあ、桜だけが花ってわけでもないし。
散って朽ちかけても花は花だし。
自動車のこない裏道を選んで走る。
目的地は、市内にある美術館。
そこには小さな喫茶店が併設されているのであります。
30分くらい走って、目的地に着いた。
喫茶店は、美術館の一階ロビーの隅にあって
何度が来たことがあるお気に入りのばしょ。
静かで、小洒落ていて、メニューはいろいろと旨い。
彼女はプリンを食べて、私はサンドイッチを食べる。
旨し。
美術館ではあるけれど
展示作品にはあんまり興味がないので、碌に見学したことがない。
きっと大したものはなさそうな気がする。
気がする、なんてとっても失礼な物言いだけど。
子どもたちの絵が何遍か展示されたことがあって
それを見たことがあるくらい。
さて、帰り道は、さらに路地裏を探検だ。
裏道をゆくと、いろいろ古い建物があったりします。
田舎だからか、城下町だからなのか、そのへんは良くわからないけど
古い床屋とか、料亭とかがあります。
途中の草むらには、小さな花が咲いていたり
トカゲがいたりもします。
たまにはいいね、こういうのも。
こもりがちな休日を、外に引っ張り出してくれる
子供らは、日曜日よりの使者だ。
今回の美術館の喫茶店は
彼女とのふたりのヒミツの場所ということにした。
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実は、長男との間にも「ヒミツの場所」があって
そこは車で小一時間ほど走った先にあるラーメン屋なんだけど
彼とだけ行くことにしてる。
カプチーノのオイル交換の度ごとに立ち寄る店で
だから、2カ月にいっぺん、彼は私のクルマに同乗する。
家族の間では、「秘密のラーメン屋」で通っている。
外出は、家族・きょうだいで集団行動することが多いし
それはそれで大切なんだけれど
それぞれの子のキャラクターもあるわけで。
その特色にあわせた、ふたりだけの時間と場所があっても
いいのかもな、って思うのですよ。
さて、末の娘との「ヒミツの場所」は、どこにしようかな。
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♪ 日曜日よりの使者 THE HIGH-LOWS
Posted at 2015/04/19 08:19:14 | |
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