私の地元、佐倉には、おおきな風車がある。
風車っていっても観光風車で
粉をひいたり電気を作ったり
そんな労働をしているわけじゃないんだけど。
この日の自転車乗りのスタートは
その風車のある広場から。
風車の後ろに日が昇ってきて
それはまあ、きれいでした。
風車は印旛沼の脇に建っていて
印旛沼の周囲はぐるりとサイクリングロードがある。
佐倉って都市の、沼畔の路をぶらりと流す。
佐倉流しだ。
キンキンに冷えた空気のなか
沼の脇道を走っていたら、ボート乗り場を見つけた。
カメラ趣味のひとが、何人もいる。
ああ、そうか。
ここから撮ると、沼越しの日の出が撮れるのか。
自動車道に面しているボート乗り場だから
アクセスもし易いんだな。
沼は鏡みたいにシンとしていて
陸にはカメラを担いたオジサンがうろうろしていて
その対比が面白かった。
みんな、すごい機材持ってるんだなあ。
ここから先に進むと、沼はだんだん細くなっていく。
前のブログで、印旛沼を胃袋に喩えたけれど
さしずめ、胃と腸との境目に向かっていくイメージ。
このサイクリングロードには、ずっと桜が植えられてる。
きっと春には壮観だろうな。
舞う花びらの下、チャリチャリ走れる。
ほんとうの「桜流し」だ。
立派な路を整備して頂いて、ありがたいことです。
自転車に乗らなかったら、知らずに終わってた。
風車から6キロほど走って、サイクリングロードの終点に着いた。
いや、ここが起点なんだ。
「0」の表示がある。
赤い橋がかかってるここは、もうお隣の市だ。
帰り道、ロードバイクに抜かれたり
日傘をさして走る女性を抜いたりして
また6キロ走った。
この人たちもきっと、桜の季節を楽しみにしてる。
今年は殊のほか、春になるのが楽しみだ。
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♪ 桜流し 宇多田ヒカル
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Posted at
2015/01/15 22:53:33