964用純正スポーツシートのリペア

本格的リペア施工前の状態です。

これでもサイドサポートについては座面側、背面側共に販売店にてリペアペイント実施済みです。

フラッシュをたいていないにも関わらず、テカリと深いシワが生じています。

特に、座面側サイドサポートのシワは着座すると更に深くなり、いずれは皮革が切れてしまいそうです。

入念に施工して頂けるショップを検討し、ここで無理なら仕方がないという1軒に相談しました。
現状確認と施工方法の検討、リスクに関する説明など数ヶ月間の相談を経て、リペアを実施しています。

ウレタンの劣化により深いシワになっているのでないかという点から、表皮を剥がしてウレタンも修復し、リペアした表皮を戻すという工程になりました。

また、シートヒーターが内蔵されているため、シートの脱着に伴い故障する可能性を鑑み脱着についてはPJにお願いしています。

結果、1週間の作業期間を経て戻ってきました。
分解の結果、深いシワの原因はウレタンの劣化ではなく、シートヒーターがずれて端が折り畳まれたような状態になっていたという事でした。

テカリも消え、年式相応の自然な状態にリペアしていただいております。写真はコントラストをあげて撮影していますので、実際にはシワはほとんど目立たなくなりました。

リペアしようとすればどこまででも出来るようですが、オリジナルを維持しながら経年での変化を味わうのも重要というアドバイスに従い、今回はこの状態で完成としています。

仕上がりはとても満足です！